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2017/6 「在日特権と犯罪」坂東忠信 青林堂 ★
2017/4 「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 角川文庫 ★★
発刊された頃読んで面白かった本の再読です。あまりの面白さで、同じく読書好きの長男に話したら、作者とこの小説に関するおもしろ情報を得ることが出来た。長男は大阪の大学ライフル射撃部のキャプテンでしたが、同じく射撃部仲間として交流していた京都のK大学ライフル射撃部に、森見さんも所属していた。ライフル部の部日記に森見さんが書いていた文章が面白く、部内で評判になっていたそうだ。それだけ文才があったということです。
森見さんは数学年上の方で、長男と同期のK大ライフル部に可愛い女性Lが入部した。その彼女こそ、この小説の主人公・部の先輩腐れ大学生Mが一目惚れしてして追いかけた女性です。
長男は、試合以外でも時々K大ライフル部にお邪魔し交流していた。そんな関係で、K大でも長男は有名人でした。次男がK大に入学した時、長男からの情報で、次男が入学した4月にKライフル部の新歓にお邪魔した時、大歓迎されたそうだ。Lさんはとてもチャーミングで、射撃の腕も良かったそうで、長男とも親しかったようです。
この小説は、Mが部の後輩として入部してきたLさんに一目惚れして、なんとかより親しく特別なお友達になるべく、京都の街を舞台に奮闘する物語で、ふんだんに京都実在のお店や通りなどが登場し、京都好きにはたまらない魅力を振りまく物語です。
京都好きの僕もこの世界にハマった口です。物語は、森見さん特有の言い回しで語られ、実に面白い。僕もかつては大学生で、可愛い女の子に惹かれて主人公同様「偶然の出会い」を演出したことも一度や二度ではない。
「お父さん、知ってる?この小説は、森見さんの実話やで。つまり壮大なラブレターなんや。こんなラブレターでプロポーズされたら、断れないやろ。そうなんや、森見さんの奥さんになってるのがLちゃんなんや」
と、長男から裏話を聞き、驚きました。
その文庫本は、この夫婦の後輩になった次男が、「お父さん借りるわ」と持っていったまま行方不明(次男が持ってるか、売っちゃったか)になり、今年映画化されるのを気にまた読みたくなり、文庫版を買いました。

2017/3 「変幻自在 スーチー女史は善人か」高山正之 新潮文庫 ★★★
2017/3 「変幻自在 サダム・フセインは偉かった」高山正之 新潮文庫 ★★★
2017/3 「福家堂本舗1〜7」遊知やよみ 集英社文庫 ★★
アマゾンプライム・ドラマで見て、とても気に入った原作漫画の文庫版。京都に450年間続く老舗和菓子屋「福家堂本舗」を舞台に、17代目女将の3人の娘が描かれている。美人でお淑やかな看板娘の長女・雛、男勝りですが最も和菓子が好きな次女・あられ、背が高くスレンダーな三女・ハナの3人が繰り広げる恋物語。
老舗和菓子屋の将来、京都人にしかわからない伝統文化の世界、閉鎖的なところもある京都の実業界を見せながら物語が進み、和菓子・お抹茶・お華・お着物・・・和風の世界が獣皇に広がり、良質な漫画です。
ただ、場面がよく飛び、時系列についていけない人もいるだろう。登場人物の髪の色が変わったりするので、混同する時もある。その点ドラマは、多少原作と違うところもあるが・・・というより、原作のわかりにくかった部分を時系列に整理し、煩雑なエピソードを種々選択し、キャラクターをしっかり分けているのでわかりやすい。
家内がお気に入りしたので、ドラマで使われたロケ地巡りまでしたが、家内がこの原作を読んだらこんがらがってしまっていたかもしれない。原作は★★だが、ドラマは文句なしの★★★だ。「ああ、京都に行きたい」と思ってしまうほど、京都の魅力満載に描かれている。

2017/2 「空母いぶき1〜5」かわぐちかいじ 小学館 ★★
20XX年、尖閣諸島沖で海上自衛隊と中国海軍が衝突した。きっかけは、民間人を装った中国兵の偽装遭難で、海上保安庁の救助を拒否し、中国側の救助を待ったこと。戦闘に至らなかったが、より防衛能力を高めるため、自衛隊初の空母「いぶき」を就役させ、最新鋭戦闘機を搭載した空母機動部隊を編成した。艦長には、航空自衛隊出身の秋津一佐。
最初の領土奪取作戦に失敗した中国軍は、突如先島諸島に上陸し、島民全員が拘束され、陸上自衛隊駐屯地も制圧された。これを受け、空母いぶき機動部隊に初の実戦出撃命令が下った。
空母いぶき機動部隊に対する中国空母「広東」から、最新鋭戦闘機「殲20」が発艦した。海上自衛隊が誇るイージス護衛艦と、空母いぶきから発艦する航空自衛隊戦闘機F35JB。海面下では、空母いぶき機動部隊のさらなる接近を阻もうと、中国潜水艦が防御網を張っている。それに対応するのが、海上自衛隊最新鋭「そうりゅう級」潜水艦。
先島諸島に到着した空母いぶき機動部隊は、そのままイージス艦を進撃させ、移動式対空・対艦ミサイルを設置した多良間島を海上で守備する中国ミサイル艦船に接近する。一方、中国軍航空管制機を撃墜し、レーダー警戒範囲の広い上空レーダーを葬った。これで航空戦・海上戦ともに有利な状況が出来、島影を利用してこちらの動きを隠しながら、中国ミサイル艦船に近づき、艦砲射撃で対空・対艦ミサイル・魚雷発射装置をピンポイントで破壊した。
F35JB部隊は、多良間島の対空・対艦ミサイル発射装置の制圧に向かう。これが生きていれば、大規模な上陸奪還作戦が遂行できない。中国海軍艦2隻を沈黙させたイージス艦がそのまま島に近づき囮になり、対艦ミサイルの発射を誘う。それに乗った中国軍・島守備隊は、対艦ミサイルを発射する。それを見て、移動式ミサイル施設の在り処を知ったF35JBは、レーダーをかいくぐるために超低空で海上接近していた所から一旦上空に高度を取り、ミサイル発射装置にピンポイントミサイルを発射し破壊する。これで、上陸艦艇の安全は確保された。
続いて、夜陰に紛れ、高度5000mという高高度からの落下傘部隊の降下に成功した。中国軍哨戒兵を制圧したが、一瞬遅く隠密落下傘部隊の存在を知られてします。夜明けを待っての本格的な上陸作戦が、開始される。果たして、拘束された島民を開放できるのか?島の奪還は成功するのか?

2017/2 「誇れる祖国 日本復活への提言V 本当の日本の歴史 理論・近現代史」 藤誠志 ★★★
2017/2 「街道をゆく3 陸奥の道・肥薩の道ほか」 司馬遼太郎 朝日文庫 ★
2017/1 「大東亜戦争秘録 日本軍はこんなに強かった」 井上和彦 双葉社 ★★★
2017/1 「プーチンよ、悪は米国に学べ」 高山正之 新潮社 ★★

「何があっても大丈夫」 櫻井よしこ ★
女性ニュースキャスター第一号の方ではないだろうか?好きでよく見ていました。はぎれよく、ご自身の意見も少し入れながらのニュース報道には、好感が持てました。今でこそ、ニュース番組アンカーウーマンが数人おられますが、最初はいろんなところで苦労なさったのだろうと思う。
この本は、櫻井さんの自叙伝です。ベトナムで生まれ、父親の海外での商売、敗戦によ全てを失っての引き上げ。父親は、仕事で東京に出て行き、やがてハワイでレストラン経営。ご自身のことも含めて、かなり波乱万丈の生活をしてこられたが、それが故に個としての強さを身につけられた。
キャスター当時、そして今に続く、櫻井さんの強さを育てた土壌がわかりました。回り道することこそ人生が面白く、得るものが多いということがわかります。苦しい生活をどう感じるかで人生が全く違うものになることを知りました。その時の支えは、お金でも地位でもなく、「何があっても大丈夫」という櫻井さんの母親のいつも発しつづけている言葉にあるのだなあと思いました。
本当に言葉というものは、強い力を持っています。

「人生は最高の宝物」 マーク・フィッシャー ★

「こころのチキンスープ」 ジャック・キャンフィールド ダイヤモンド社 ★★★
このシリーズで多数の本が出ています。このシリーズは、講演家の著者が、全米各地で出会った市井の人のこころ温まるノンフィクションを集めたものです。人は誰でも1つは、そのような体験を持っているものです。あなたにもそして私にも。だからいくらでも本のネタは尽きないと思いますが、1人の貴重な温かい出来事を披露することで、多くの方の心に火を灯し、そして次の体験が出てくるし、そのように人に接するようになります。
随分前に、小さな少年が始めた親切運動が大きなうねりになった映画がありましたが、あれに似ているとも言えます。はっきり言って泣きます。感じる場所は様々でしょうが、誰でも心打つ物語にこの本で出会うでしょう。決して電車で読まないで下さい。私は涙の処理で難儀してしまいました。静かな所で1人でじっくり、感動を噛みしめてください。

「それでもなお人を愛しなさい」 ケント・M・キース 早川書房 ★★★
逆説の十箇条で有名ですが、その内容については、私の好きな言葉のページに載せています。ドロシー・ロー・ノルトさんの言葉は、親が子育てをする指針になりますが、この十箇条は、人との関係の指針でしょうか。
著者は、夏休みのキャンプリーダーをします。その時作って話したことが、キャンプに参加した子達に感動を与えますが、キャンプの目的とは少し違ったようで、惜しまれながらキャンプを去ることになってしまいます。時は経ち、友人からいい言葉があるよ。君にはきっとうまく理解できるはずだと、紹介されたのが、なんとあの時の自分の言葉でした。劇的な過去との出会いを機に、本になったのがこの本です。
ドロシーさんの「子は親の鏡」と同じような運命をたどった、「人生の意味を見つけるための逆説の十箇条」。生き方、人との接し方の根源に迫る本です。

「天才たちの共通項」 小林正観 宝来社 ★★★
この本は、下のドロシーローノルトさんの言葉に出会ってから読んだ本です。この順番が逆になると、また違った印象になったと思いますが、こういう順番であったことは、私にとって幸運でした。
小林正観さんは、本職は旅行作家なのかもしれませんが、素敵な言葉、素敵な人当たりをなさる方です。生き方・人との接し方についての小規模の講演会をよくしておられ、この本の読後、200人ほどの講演会に参加したことがあります。どても感動する内容でした。
私は、長男に生まれ、親からの期待を一身に受けて育てられましたが、関東出身の親の言葉がきついからでしょうか、いつも反発ばかりしていました。「もっと早く一人前になるように」「もっと立派な独り立ちするひとになるように」と、きつい場面に放り込まれました。甘えん坊の私には荷が重く、できない私を叱る親が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
保育園で、蛇事件がありました。西宮の保育園に4歳から電車とバスを乗り継いで1人で通いました。保育園の方針で、最終バス停で親子が離れなければなりません。園に向かって歩き出したら、大きな蛇が階段にいて、怖くて泣いてしまいました。母親は、「行きなさい、怖くないから・・・」と下から見ているばかりで、どうしても蛇を避けていけません。そんな時、その様子を階段の上から見ていた女の子が下りてきて、私の手を引っ張ってくれました。それでやっと園に行くことが出来ました。
その事はもう忘れているのかもしれませんが、今でも彼女とは保育園の同窓会で交流があります。私の初恋ですが、素敵な女性になられ、お金持ちの家に嫁ぎ、3人のお子さんを立派に育てられ、ご自身も代表取締役として会社を経営しています。次男と同じ中高の1年下にお子さんが通われ、不思議な縁を感じます。
大学生の時に家内と出会い、「大丈夫よ、何とかなるからさ」という大きな言葉と、いつもニコニコしているところに惹かれ、1ヵ月後には彼女の家にお邪魔しました。彼女の母親は、うちの母親同様学のある方でしたが、一度も親に叱られたことがないと家内が言うほど、怒らなくて温和な方でした。こんな家庭に育った家内なら間違いないと思い、すぐに一生一緒に暮らしていくことにしました。
うちの子達は、家内に叱られたことはないでしょう。私も経験から、叱っても反発されるだけで何も得るものがないと知っていましたので、ほとんど叱ったことがありません。こんな育て方でいいのかと迷いましたが、叱られる辛さを思うと、どうしても子供を叱れませんでした。
「本当にこれでいいのか?」の答え捜しでこの手の本は、どれだけ読んだか分かりません。とうとう、世界中の方に支持されているドロシーさんの言葉に出会い、そして小林正観さんに出会いました。この本は、私の中では、ドロシーさんの言葉の実践編ともいえる位置付けです。叱るのではなくて、子供を信じる温かい言葉で育てられた内外の偉人について書いてあります。いろんな文献を調べたのでしょうが、エジソンから手塚治虫までの、幼年期・少年期の親、特に母親との関係を詳しく書かれています。

「子供が育つ魔法の言葉」 ドロシー・ロー・ノルト PHP文庫 ★★★
あまりに有名なこの言葉「子は親の鏡」、というかこの詩は、2005年皇太子妃さんの病気回復の記者会見で、披露された。皇太子妃さんの、「公務出来ない病」は、外交官の父を持ち、自身も外務省勤務していた延長で、より大きな意義のある仕事が出来ると思っていたが、皇室の仕来たりにスポイルされた結果なってしまったと私は考えている。
皇太子さんが、記者会見で異例とも言える詩の朗読をなさった背景には、この詩にどれだけ皇太子妃が助けられ、勇気をもらったかを伝えたかったのでしょう。多くの制限のある中で、精一杯の反発に見え、皇太子妃を守ろうとしていると感じました。
このドロシーさんの言葉は、随分前に発表されたものですが、子育ての真実、子育ての指標が書かれており、私の子供と接する時のバイブルになっています。この言葉は、ドロシーさんの手から離れ、アメリカ初め、ヨーロッパ、そしてアジアにも広がり、本人の知らない間に一人歩きしました。一人歩きしている自分の言葉に出会って、著書としてきちんとしたものになりました。
皇太子さんや皇太子妃さんは、北欧の国の教科書に載っていたこの詩を、披露なさいました。たとえ1次限でもこの詩に出会う機会を小学生の時に持てる子達は幸せだなあと思いました。それだけ値打ちのあるものです。
その内容のエッセンス部分は、好きな言葉のページに載せています。

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