2001年 OP級世界選手権レポート(中国:青島)No.2      by.webmaster:神谷
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今回のワールド観戦の私個人の目的は、
@何処のセールメーカーのどんなカットにどんな子が乗っているのか
Aセールのセッティング
B変ったマテリアル
C速い選手のセーリングスタイル
D世界選手権の雰囲気
E強い国のサポート体制
を見て感じてくることでした。

@Olimpic sailが70〜80%、特にミディアム(ターゲット45〜50kg)が多い、乗ってる子も見たが明らかにターゲットよりも小さい子・大きい子も乗っている。次いでQuantum(Tonitio)、その他少数
Bなし
Dもっとピリピリしていると思ったが、フレンドリー
Eミニレポート

C風速3m/s波なし海面。タックが早い、早く船を回して失速を減らすように心がけている。体を使ってロールを大きく入れている、反対タックになってヒールを戻す時予想通り早く急激に戻している、その時アンヒールまで一旦戻し過ぎ、さらにヒール、そして通常ヒールと、ロール+小さいあおりを入れて、自ら風を起こしている。
外から見ていると、動作が大きく大胆でダイナミック。

A全体を見て回ったが、特にアルゼンチン・ブラジル・クロアチア・イタリアの最近強い国とその時点のトップのマレーシア・ラヒム艇をよく見た。ラフ・フット共にマスト・ブームに沿ってまっすぐセットしている。特にオリンピックはラフローチが大きいがそれをマストに沿ってまっすぐラフをセットすることで、ドラフトを深く適正位置にすることでセールのパワーをフルに引き出そうとしていると思われる。強風でどのようにセッティングが変るのか見たかったが吹かなかったので残念。
ラフテンションはきつからず緩からずで、私の好きな(息子がよくしていた)ラフの固さより少しテンションが入っている。


ブームとフットの間隔・マストとラフの間隔は等間隔  ピーク・タック・クリューのセット、あけずにキッチリセットしている。他の部分の細いガラミも含めて2巻してセットしている艇が多い。スプリットの所のしわに注目、当然海上でスプリットもセットしなおすだろうが、陸上でも自分のフィーリングに合うようにセットするものだ、小さなしわが入るくらいにスプリットを上げている艇が多いと感じた、多分レース中もこの位で走っているのではと想像できる。

ブームブロックをかなり下までリードして、メインシートを短くして出し入れのストロークを小さくしている
フットのガラミ、タックからクリューまで等間隔、約5mm

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