-ウェブマスター日記 2017/1-2

Diary 兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブ 関西学院ヨット部 エルシノア
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2017/2/26
今月に入り、雨・2週連続のヨット活動だったので、久しぶりの家内とのデートです。僕は家内のストーカー気味なので、学生時代同様、未だにこのデートが待ち遠しくてたまらない。楽しみすぎて、3時前に目を覚ましてしまいました。あまりに早いので二度寝したが、次起きたらまだ5時前でした。
しばらくゴソゴソし、準備します。本日のお題は、『京都に行き、アマゾンプライムドラマ「福家堂本舗」ロケ地巡りをする』というもの。機動力のある通勤リード110でタンデムします。
朝ごはんを食べ、下はオーバーパンツ・上はコミネ冬用ジャケットで、寒さに備えます。7時前に、家内の用意が整い、家内の「せっかく京都にいくのだから、ちょっとお洒落に・・・」の服装を見て、「風通るじゃん、寒いよ」とトレッキング用カッパを着せました。
JR北伊丹駅に家内を下ろし、僕はR171・西国街道でひたすら京都を目指します。朝なのに、まだ渋滞しているところはなく、スムーズに京都市街地に入りました。JRは1時間あれば京都に着くが、高速道路を使えないので、1.5時間を予定し、8:30にJR京都駅・バス案内所待ち合わせにしていました。案内所は外より暖かなので冬場の待ち合わせには最適です。
R171から西大路通りに左折します。待ち合わせ時間に早く、京都駅でお化粧直しなどすると言っていたので、「どうするかな?」と思っていたら、「西大路八条」にお宮が見えてきました。寄り道しましょう。
8:04「若一神社」。「平清盛公・西八条殿跡」の石碑が建っています。「平家物語」に出てくる清盛の八条の住まいはここだったんだ。JR京都駅から2kmも離れていません。『772年、唐から渡来し天王寺に居住した威光上人が、紀州熊野を詣でた際、迷い苦しむ人々を救おうと、御分霊若一王子の御神体を背負って旅立ち、当地の古堂で一夜を明かしたといころご信託を授かり、堂中に安置した。その後荒廃したが、平清盛公が六波羅に在住していた頃、当地は浅水の森と称し、風光明媚な土地として名を馳せており、清盛公は当地に「西八条御所」と称される別邸を造営した。1166年、清盛公が熊野詣をされた際、「土中に隠れた御神体、世に出し奉斉せよ」のご神託を授かった。帰京後邸内を探すと、東方の築山が夜光を放っており、自ら三尺ほど掘ったところ、土中より若一王子の御神体が現れ、当地に社殿を造営し鎮守した。清盛が御神体に開運出世を祈ったところ、翌年1167年2月10日太政大臣に任ぜられたことから、開運出世の神様として尊崇されている。神前の楠の御神木は、清盛によって植樹された』
「大阪天王寺から、紀州に南下する旅なのに、何故一旦北上して京都に入ったのか」など、はてな?な部分はあれど、謂れ板を読みながら、いろいろ想像してみた。境内は狭いが、平相国・平清盛像があり、御神水の蛇口があったり、摂社の松尾大社の祠があったり、雰囲気の良い謂れがありそうな物がコンパクトに詰め込まれていた。
ここはもう梅小路なので、整備された「梅小路機関車館」を見に行ってみる。大阪の鉄道博物館が廃止され、こちらに併合され「京都鉄道博物館」としてリニューアルオープンされた。8:21、以前3両のSLが並んでいた玄関脇スペースに、SL・電車・100系新幹線が並んでいた。
京都タワー前の横断歩道を、エンジンを切り歩行者に変身してバイクを押して渡り、近隣観光地図の横にバイクを停めた。家内に電話しようと電源を入れている時、大きな旅行ケースをガラガラ押しながらの東南アジアからと思われる観光客女性2人組が、地図を指で触りながら話している。「May I help you?」と声を掛けると、ちょうどさっき前を通った「京都アパホテル」に行きたいようでしたので、地図をなぞりながら行き方を教えてあげた。たどり着けただろうか?電話しても家内は出ない・・・トイレにでも行ってるのかな?と思ったが、バイクをそこに置き、走ってバス案内所に入ると、「おとうさん」と座っていた家内から声を掛けられた。電話した旨伝えると、電話を取り出し「あ〜、ホントだ〜」。家内にまたカッパを着せ、JR京都駅・北東角から北に伸びる「烏丸通」を北上開始。東本願寺横を抜け、五条交差点を通過し、「松原通」を左折する。
8:49、「和菓子・末富」。ドラマのエンドロールの始めに店名が出てきます。ドラマに出てくる和菓子を監修・製造・提供しているのでしょう。店内もドラマに使われたようで、和菓子購入ついでに見たかったのですが、日曜定休だって。観光客相手ではなく、寺社がメインのお客さんなのでしょう。
水が張られた防火用の赤いバケツを3つ店先の道路に綺麗に並べられいるのが印象的でした。このお店の、京都のこの界隈の習わしなのかもしれない。うちの庭に勧請した僕の遠い祖先の「美作・三穂神社」にも、必ず防火用のバケツが数個、水を張られ社殿前に置かれていた。
「松原通」を西進し、南北を走る「堀川通」に出て右折し、堀川筋を北上します。東西を走る「四条通」を渡り、8:57「御池通」交差点にある消防署で、はしご車が出て、長いはしごを空に伸ばし動かしていた。日常整備点検なのでしょう。バイクの気軽さで路肩に止めパシャリ。
「堀川通」を更に北上すると、すぐ「二条城」があった。それを横目に更に北上すると、対抗する南下車線の東側に堀川が流れている。その堀川を覗きたいのだが、数車線ある堀川筋なので無理です。川向うに細めの道路があるのが見えたので、目的地を一旦通り過ぎ、細い道にチェンジして南下する作戦にする。
「丸太町通」を渡り、目的の「堀川下立売」を通り過ぎる。京都の道は、碁盤の目状に走り、東西に走る通りと南北に走る通りに特徴ある名前がついているので、割合わかりやすい。「堀川通」と「下立売通」の交差点が、「堀川下立売」。
次の交差点で右折し、堀川の東を走る道に入り南下する。堀川の川底は、親水公園のようになっている。大雨が降れば増水して、親水公園は水没するが、日頃は子供たちの歓声が飛び交っていそうな設計がされている。
9:07「堀川下立売」。ここもロケ地で、印象的なシーンに使われた。2人で親水公園に降り、「ここだね」「うん」と。ここに掛かる橋は、「堀川第一橋」だそうだ。その横を「水道橋?」が渡っている。ワンちゃんを連れたお父さんが、親水公園を歩いている。陸上は交通量の多い堀川通が走るのに、ここは静かでした。そのまま南下し、「丸太町通」に出て西進開始。「妙心寺」横を北上し、r29・「世界遺産通り」に出て仁和寺・駐車場を見つけたが、バイクは仁和寺山門前に置くそうだ。ここの交差点は、交通量が多いのに赤・黄色点滅信号で、事故が起きそうだ。9:33「仁和寺」。山門脇に小さな駐輪場があり、そこに入れる。ここの五重塔前もロケに使われました。
以前に来たことがあると思っていましたが、山門をくぐると記憶にない景色です。初めてかも・・・京都は毎年何度も来ており、あちこち虫食い式に観ているので、もうわけがわかんなくなってる。見どころが多すぎ。お隣の金閣寺や龍安寺は、5回ぐらい訪問しているはずなのに、同じく国宝・世界遺産でメジャーでありながら、歴史好きの僕にとっては更に上の門跡寺院という格を持っているのに初めてだったとは・・・。天皇の王子や公家・藤原氏の高い位の子が仏門に入る門跡寺院故、治外法権があり、時の政権とて安易に入れない。だから平家物語などで、何度も重要な役割を持って登場する。
山門の阿吽の仁王像が素敵です。入ってすぐ左に、「御殿」入口があり、そちらの拝観は拝観料が要る。霊宝館にも入れるような感じだったので、500円×2を払う。『山門・仁王門は、1637〜1644年にかけて建立されたもので、左右に二王を安置し、建築形式は平安時代伝統の和様で統一されている』
『真言宗・御室派総本山で、1994年に世界遺産登録された。平安時代前期、光孝天皇が創建に着手し、888年宇多天皇が完成させ、仁和寺と命名。宇多天皇は退位後出家し、仁和寺内に僧坊を営み、30余年修行に専心したため、法王が御座する室(僧坊)ということから「御室」が、後に周辺の地名となった。以降明治維新まで約1000年、皇子・皇孫が門跡として法灯を伝えた。現伽藍は、江戸時代初期に徳川家光の協力を得て再建されたもので、御所の紫宸殿を移した金堂(国宝)はじめ、御影堂・観音堂・鐘楼・五重塔・経蔵・二王門(いずれも重要文化財)などは、当時の建物である。西門から成就山山麓にかけて、四国八十八ヶ所霊場を縮小した「御室八十八ヶ所巡り霊場」があり、中門左手には、遅咲きの桜の名所として有名な「御室桜」(名勝)が見られる』
ここに来る手前、家内が「オムロン創業の地」という看板を見つけて、僕に無線で報告をくれていた。「オムロンは立石電機だよね、ここの地名「御室」に因んで名前を付けたんじゃないのかな?」というと、「え〜そうなのかなあ?」。帰宅後、立石電機のウェブサイトで調べると、ビンゴだった。
桜の芽は硬いものの、春を待っているようだった。「御殿」に入る「勅使門」が立派です。天皇の勅使のみ使う門なので当然閉まっていますが、年に何回開門するのだろう?元門跡寺院でも、数年に一度なのかな?彫刻が見事です。
「中門」には、毘沙門天がいた。邪鬼を踏みつけている定番スタイルです。中門を入ると右手に五重塔が見えてきた。左手は、「御室桜」の庭になっている。ソメイヨシノより背が低く、目の前に花をつけるようだ。『御室桜は、遅咲きの桜として有名で、その数200本。江戸時代初期にはすでに現在地に植えられていたようです。江戸時代中期には、観桜の名所として知られ、丈が低く根本から枝を張る御室桜と、その満開の花を愛でる人々の風景が、「都名所図会」にも紹介されている。大正13年・1924、国の名勝に指定される』
五重塔に回ってみましょう。『1644年建立・総高36.18m。東寺の五重塔同様、上層から下層にかけ、角層の幅にあまり差がない姿が特徴。初層正面に、大日如来を意味する額が掛けられ、内部に大日如来、その四方にも仏が安置される。また心柱を、それを囲むように4本の天柱が塔を支えている。柱や壁面には、仏や真言八祖誅が描かれる』
真言宗なので、その第一の仏・大日如来を本尊としており、柱や壁面に描かれるのは、東寺の五重塔にも観られたように思う。歴史を感じさせるものでした。仁和寺の五重塔も特別拝観日があるのかな?
経蔵、『寛永〜正保年間に建立。建物は禅宗様式で統一される。内部は釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩などが安置され、壁面には菩薩や羅漢などが描かれている。内部中央に八面体の回転式書架(輪蔵)を設け、各面に96箱・総計768の経箱を備える。経箱には天台宗の学匠・天海による「一切経」が収められている』
この天海は、家康の懐刀だった天海ですよね。江戸時代、家光の協力で再建したということだから、家光時代まで生きた天海なら、ここに収めるのも難問ではなかったろう。
『国宝「金堂」は、慶長18年・1613造営の御所内裏紫宸殿を寛永年間(1624〜44)に移築したもので、現存する最古の紫宸殿であり、当時の宮殿建築を伝える建築物として国宝に指定されている。仁和寺本尊・阿弥陀如来と、脇侍・観音菩薩を勢至菩薩を安置する』
五重塔の方がよっぽど見栄えが良いが、なぜ江戸時代建築物なのに国宝指定されているかというと、やはり元内裏紫宸殿ということだろう。紫宸殿は、もとは内裏内で天皇が私生活を送る建物だったが、正殿である大極殿が焼けてしまってからこちらが正殿になり、天皇元服・立太子・即位の礼など、重要な政に使われた。屋根に翁瓦が載っていた。
鐘楼・御影堂を巡る。御影堂は、檜皮葺が綺麗で、お洒落な建物に見えた。他の建物と建築年代は同じですが、最近リニューアルされたのかな?西門から、先行のおじいさんおばあさん4人組が出ていった。「八十八ヶ所巡り・巡拝2時間・3kmと石碑に刻まれていた。パス。
帰りに、ドラマのロケで使われた五重塔を正面に見る場所から見た。そのシーンが思い出される。2組のカップルが、僕の前で写真を写している。ご同輩かな?『観音堂 寛永18〜正保元年にかけて建立。千手観音菩薩を本尊とし、脇侍として不動明王・降三世明王、周囲に二十八武将を安置する。須弥壇の背後や壁面・柱などには、極彩色で仏・高僧が描かれる。現在も仁和寺に伝わる法流の相承などに使用される』
とても魅力的で内部を覗いてみたいが、リニューアル中のようでした。通常なら拝観できるのかな?中門を出て、霊宝殿に向かいましょう。金剛華菩薩像があった。謂れ板に、「花は慈悲より生ずる」と大日経に説かれているように、仏様の本誓であり、慈悲と愛と和の象徴であると書かれていました。仁和寺門跡を家元とする御室流華道門人の心の拠り所として、花の仏様である金剛華菩薩薩を祀っているという。家内も華道免許皆伝者なので、興味深そうに見ています。霊宝殿に入ろうと思ったが、門が閉じられたままでした。未公開期間だったのかも、残念。
10:14、二王門をくぐってから1時間経ってしまった。これからメインの「御殿」に入ります。唐破風の玄関で靴を脱ぎます。正面に「御室流」の立て札が立つ活け盆栽。畳の上に「仕切り絵」。満開の花をつけた梅の生花は、凛としている。前に正座し、「これいいね」と言うと、家内は「菜の花黄色を小さくあしらっているのがいいわ」と、さすが免許皆伝者ゆえの評論をする。
順路がわかりやすく示されている。縁側から手入れされたお庭が見え、素敵なお住いです。勅使門と白砂の大庭が見えてきた。屋根が檜皮葺で落ち着いた美を感じる。書院は、「松に鶴」の襖絵に囲まれている。観光客もちょうど良い感じで、ゆっくりマイペースで巡れる。
屋根付きの高床の渡り廊下で建物が繋がり、お庭と一体化されて気持ちが良い。売店の部屋があった。「瓦奉納5000円」は、御殿でたった1つのこの建物の瓦に使われるのかな?だろう。建物に囲まれた小さめのお庭それぞれにテーマがあるようで飽きない。一流の庭師の監修・管理だと思う。満開の小さな梅の木を、お年頃の女性2人が、目の前の縁側に座って楽しんでいた。「梅にメジロ」より、こちらの方が僕の目に麗しい。
小ぶりの笹賀テーマと思われる小庭がある。1mほどの背丈なので、すぐに伸びる竹だから、この管理・植え替えの手入れは手間が掛かりそう。板襖に描かれた絵も素敵で、写真の枚数が増える。一応、入る時写真撮影OKかどうか聞いている。「カメラはダメ」看板を、よく見落とすからね。
更に奥の建物に進むと、縁側から池が見えてきた。借景として五重塔が見えている。「素敵ねえ」と家内。着物が似合う首の長い華奢な日本風美人で、お茶お華をそつなくこなす家内は、こういう所にいる方が似合ってるように見える。僕に財力があれば・・・。
一番奥の「宸殿」という建物から見える池のあるお庭が、最も気に入った。『明治42年(1909)着工、大正3年(1914)完成。化粧材は全て木曽御用林産のヒノキで、明治以降木造建築としては、設計・施工ともに最高のものの1つ。内部の絵画は全て、大正2年(1913)原在泉画伯によって描かれたもので、上段の間の床「遠山流水」・襖「春の桜花」、中段の間には「夏の葵祭之図」・「秋の大堰川三船之図」、下段の間の襖「冬の鷹野行幸図(大阪・交野)」が描かれている』
縁側廊下から池を眺めていると、お若い女性がスマホを構えて写真を撮っていた。風景に女性が入ると、更に良いね。女性はほんと見栄えが良い。「上段の間」の天井が、折上格子天井になっていた。他の部屋より高位に当たる形式なので、より高位の方がご使用になったようだ。説明にあった「春の桜花」が見事に描かれている。
「霊明殿」という仏間があり、仁和寺歴代門跡の位牌をお祀りしているようだ。本尊の薬師如来像は秘仏であったが、調査により貴重なものとわかり、国宝指定されている。縁側廊下の庭に向かって小さく囲った場所があった。「閼伽棚・あかだな 仏様のお供えを作る所」。春を告げるお水取り法会で有名な東大寺二月堂の前にある井戸も、「閼伽井・あかい」と名付けられていた。法会で使うお水を汲む井戸で、若狭国・神宮寺の遠敷川(おにゅうがわ)鵜の瀬に繋がっていると謂れ板に書かれており、後日「鵜ノ瀬」まで見に行った。
閼伽棚の横に木蓋のされた方形井戸があり、綱に繋がっら丸アルミバケツが横長にひしゃげられていた。
大満足で「御殿」見学を終えた。家内も「良かったわ」の連発でした。r29・世界遺産通を東進し、龍安寺・金閣寺前を通過。金閣寺はまだしも、有名な世界遺産「龍安寺の庭」は期待はずれの方が多いと思います。枯山水ということですが、最近はあちらでもこちらでも見られる造作で、見慣れた人には特に感動するものではないように思う。僕も大いにガッカリした。立命館大学脇の細道にGPSが誘導するので入っていくと、「到着」と教えてくれたが、壁ばかりで入れないぞ。一旦引き返すと、植木に水やりをしていた男性が、「等持院ですか?」と声を掛けてくれ教えてくれました。ありがたや。
10:57「萬年山・等持院」。『臨済宗・天龍寺派。元は仁和寺の一院であったが、南北朝時代の1341年、足利尊氏が夢想国師を開山として中興し、足利氏の菩提寺・中京区三条高倉「等持寺」の別院とした。1358年、尊氏がこの寺に葬られると、その法名を取り「等持院」と名を改め、その後本寺である等持寺を統合した。足利氏の菩提寺らしく、堂塔伽藍は衣笠山麓に威容を誇ったが、長禄年間(1457〜60年)以来、しばしば火災に遭って荒廃した。現在の建物は、江戸・文政年間(1818〜30年)建立である。方丈は、1616年福島正則が建立した妙心寺海福院の方丈を移築したもので、霊光殿には尊氏の念持仏と言われる利運地蔵像を安置し、左右の壇上には足利各将軍と徳川家康の木像を安置する。境内には、尊氏の墓とされる高さ5尺の宝篋印塔の他、夢窓国師の作庭と言われる東の心字池と扶養池を中心とした池泉回遊式庭園、足利義政が好んだ茶室「清蓮亭」等がある』
看板地図を見ると、嵐電・嵐山線の御室仁和寺駅・妙心寺駅・等持院駅・北野白梅町駅が並んでいる。息子一家と来る時は、嵐山に車を置き、各駅で降りて徒歩散策が良さそうだ。「マキノ省三」の像が立っていた。何処かで聞いた名だと思ったら、映画の父だった。マキノ・プロダクションや映画雑誌「マキノ旬報」など「マキノ」を冠する映画関係会社を思い出した。
瓦には足利の巴紋が入り、建物正面には同じくに「二つ引紋」が入ってる。玄関で靴を脱ぎ、拝観料500円×2を支払いながら、写真撮影のことを聞くと、霊光殿以外はOKとのこと。
廊下を歩いていくと、正面によく見る「だるまの絵」の衝立。天龍寺派・元館長の描かれて「祖師像」だそうです。黒・朱の色がはっきりし、斜め上方を睨む目も潔い。「方丈」のしつらえも掲げる絵も「だるまの絵」同様に鮮やかです。「霊光殿」は、歴代足利将軍木像と石清水八幡宮から移された家康42才木像が置かれている。
足利尊氏の墓が、縁側近くにあった。芙蓉池の向こうに茶室が見え、コンパクトながらこの景色が良い。庭側にサンダルが並べられており、お庭を散策できるようです。茶室も覗ける。このお庭を愛でながら、お抹茶を頂くことができるよう「お抹茶席」があった。ドラマでは、ここが使われていましたね。床の間の盆栽梅が、白い花を満開で綺麗。先客は、1組の年配ご夫婦だけなので、ここで休憩が落ち着いて良いと思ったが、前日の日経新聞で「北野天満宮梅林で、舞妓さんのお抹茶サービス」と書かれていたので、そちらに期待してパス。北野天満宮の梅林なのて超混雑してそうだから、本当に舞妓さんのサービスがあるのだろうか、半信半疑です。グッドタイミングで遭遇できたらラッキーです。「等持院」は、観光客が少なく、とても落ち着き気に入りました。
11:35、北野天満宮。菅原道真と言えば「梅鉢紋」で、ここの「梅苑」は観ておかなければ・・・とやって来ましたが、駐車場待ちの車が列を成し、予想通り大入りです。参道にテキ屋が出て、お祭り気分を盛り上げています。ヤクザさんとの繋がりで、テキ屋排除の機運が強いですが、僕は肯定的です。子供の頃は、伊丹市内の昆陽寺では、毎日曜日テキ屋がでており、行くのが楽しみでした。近所の公園の盆踊りは、テキ屋が人を呼び、お面買ったり刀買ったり、金魚すくい・綿菓子・・・楽しみでした。現在、町内会でテキ屋を締め出し、町内会売店にしたので、何かいまいちです。家内も盆踊り担当になった年は頑張って売り子さんをしていますが、昔の盛大さを知ってる僕には、イマイチ感が拭えません。
境内の梅が満開です。お参りはパスし、「梅苑」に直行。700円×2で、お抹茶+和菓子なので、舞妓さんサービスがあったら、元を取ってお釣りが来ます。お茶席に直行すると、大きめの茶店風で、入口で家内が小さなお茶碗受けと「菅公焼」と小さな袋を頂いてくる。「あれっ、お抹茶は?」。奥の調理場かな?と思って半券を持って、「お抹茶はここで頂くのですか?」と聞くと、「はいここです、2つで1400円です」・・・「お抹茶は別料金なのですか?」「はい」「じゃあ、いいです」。
あまりに安いと思いました。舞妓さんなんていないし・・・。毛氈が敷かれた席に座り、頂いた小さな袋を見ると、梅茶の粉末のようです。席には、湯のみ茶碗と保温瓶が置いてある。湯のみ茶碗に梅茶末を入れ湯を注ぎ、菅公焼を食べる。コストパフォーマンス的には、これが妥当ですね。等持院で、お抹茶を注文し、ゆっくりお庭を愛でたら良かった。
梅苑を巡ります。北野神社は西側に南北に「紙屋川」が流れています。その土手に上ると、「史跡・豊太閤築造・御土居」の案内板がありました。「おお〜、こんな所に」。天下を手にした豊富秀吉は、大阪城を本拠に、京都に別宅・聚楽第を築き、京都市街地全体を土塁で囲み、守りに弱い京都の防御力を高めます。東西3.5km・南北8.5kmの土塁で囲むという巨大土木工事の跡は、ほとんど消失しています。見たいなと思っていたので、ラッキーでした。一気に梅苑入場料700円を取り戻しました。案内板によると、東は鴨川・加茂川を水掘として御所の東に土塁を築き、西は紙屋川を水掘にしたここのようです。天正17年に設計し、19年に完成したそうです。紙屋川の土手の上に高さ2.5m・幅12.6m土塁を積み上げ、高低差は10m以上ありそうです。
紙屋川に降りて大土居を見上げると、土手は遥か上で、狙い撃ちです。よじ登って攻め上がるには、相当な覚悟と守勢に10倍する寄せ手が必要だと思われます。太鼓橋の鶯橋を渡って対岸を歩きます。地元の衣笠小学校の社会勉強の一環か、小学生の字でホタルが飛ぶエリアが図示されています。まさにここです。梅を桜の木が植えられ、桜の季節も素敵な感じがします。ただ、梅苑は梅の季節限定で開放されているので、桜の季節は観れるのかな?
梅苑を出ると、お着物姿の3人の女性が社殿をカメラに収めています。女性の着物姿は良いねえ。
鳥居横に停めたバイクに戻ると、横断歩道を渡ったお店に行列ができています。帰宅して調べると「京菓子司おふく軒」さんかも知れません。和菓子のお買い物でしょうか?店内喫茶なのでしょうか?
暑くなってきたので、セーターを脱ぎます。家内もトレッキング用カッパを脱いでいます。すぐ近くの花街筋・上七軒に入り、ゆっくり進みます。瓦屋さんがあります。「上七軒・ふた葉」という麺類のお店の隣が、ドラマの主人公の和菓子屋さんの店舗です。売却物件になっていました。主人公の姉・雛さんが花嫁御寮で歩かれていた道です。
「千本通」に出て北上し、「北山通」を経て、13:00「平野神社」。名物「あぶり餅」のお店が軒を連ね、客引きの声が姦しい。南側の正面に回り、朱色が美しい神門から境内に入ります。神門より南に向かって、長い参道があり、その先に鳥居が見えています。神紋「重ね松」が鮮やかに神門を飾っています。
境内に入ると、ちょうど花嫁御寮が本殿の方からこちらに向かって来ました。白無垢のお着物と綿帽子が美しく、次男の結婚式を思い出します。長男はホテルでキリスト教結婚式を選択し、次男は旧薩摩藩邸の結婚式場で神前を選択しました。僕もキリスト教式でしたが、日本人として歳を重ねると、白無垢・綿帽子のお着物を美しいと感じてしまいます。お日柄が良いのでしょう。神前結婚式に遭遇です。
この境内は、何度もドラマに登場しました。老舗京和菓子の跡取りの話でもありますが、三姉妹の恋のお話でもあるので、縁結びパワースポットは外せません。平野神社は、日本一の縁結びパワースポットかもしれません。
徳川5代将軍・綱吉の母・桂昌院(幼名・お玉)は、ここ西陣の商家の娘でした。日頃から平野神社に詣り、門前を掃いたり奉仕していたそうです。器量良しの評判で、3代将軍・家光の側室「お万の方」に仕えるようになり、家光の乳母「春日局」の目に留まり部屋子に抜擢され、家光に見初められ側室となりました。町娘から将軍の母に大出世したお玉(玉の輿と呼ばれるようになる)のご利益に授かろうと、日本一の縁結び神社として大勢の妙齢の女性の参拝者が尽きません。別名:玉の輿神社と呼ばれています。
『お玉ノ井 元禄7年(1694)桂昌院(お玉の方)の寄進による。手水盤は、京都西町奉行・小出淡路守守里が寄進している』
『今宮神社 大己貴命(おおなむちのみこと・大国主命)・事代主命(ことしろぬしのみこと・大国主命の長男)・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと・素盞嗚命の妻)の3柱を祀る神社で、994年船岡山の上に創立された。疫病平易の神。一条天皇が疫病鎮めのため御霊会を修せられ、1001年初めてこの3柱を現地に勧請せられた。本殿は明治35年(1902)再建で、その西にある疫神社は、本社鎮座以前からあったと言われ、素盞嗚命を祀る。今宮の名は、この古い疫神社に対し、新しい宮を意味する。4月第2日曜、当社で行う「安良居祭」は桜の開花の頃に行う病鎮めの祭事で、京都の奇祭の1つ』
参道を南下し、石鳥居をくぐって、「北大路通」を東進、「堀川通」を北上して加茂川を渡り「上賀茂神社」。13:35、ドラマで使われた「小川を渡って社家に入る」場所を見る。
そのまま東進し、「大田神社」前を南下すると「府立植物園」前に出て、「北山通」を東進し、13:44「ノートルダム女子大」。学生時代、ヨット部のスキーツアー参加者を集めるために、パンフレットを配りに来ていました。「ダム女」からの参加者は、他の女子大より品が良い感じがし、部員に好評でした。「下鴨本通」を南下し、「下鴨神社」手前の「木下珈琲店」で昼食にしました。僕はカレーセット980円+家内はサンドイッチセット980円。
14:25、すぐ近くの下鴨神社駐車場にバイクを入れる。数台の荷物満載のロードバイクが置いてありました。日本一周でもしているのかな?ここは本殿すぐ西にあり、長い糺の森参道を歩かずに本殿に参れます。
「大炊殿(おおいどの)公開」看板があったので中を覗くと、「唐車」が見えます。地位の高い者が乗る牛車です。鮮やかで落ち着いたカラーリングで、日本人の感性に感心する。
『賀茂斎院御所旧跡・葵の庭(カリンの庭) 当神社には、賀茂斎院の制が設けられていた。初代斎王は、810年嵯峨天皇第8皇女・有智子内親王。賀茂斎院御所は、斎王が賀茂祭(葵祭)など、重要祭儀に御参向になり、期間中御滞在なさる御所。1212年、第35代礼子内親王がご退位になるまで400年間御在所となっていたが、文明の乱の兵火により焼失した』
上賀茂・下鴨神社の祭りである「葵祭」は、京都三大祭の1つです。疫病平易を願った天皇の勅使が詣り、平易成ったことから祭りが始まった。主役は今でも天皇の勅使ですが、圧倒的にスポットライトを浴びるのは艶やかに着飾った「斎王」です。斎王のいない現在は、「斎王代」が代役を務めます。
京都在住の未婚二十歳前後の美貌の一般女性から選ばれますが、その条件に財力も必要です。斎王代の関係費数千万円の負担が必要ですので、財力の有る家関係者に限られます。ですから、祖母・母・本人と3代「斎王代」ということもあります。これは男子より難しいのではないでしょうか。家督を継ぐ長男なら、それも容易かもしれないが、嫁ぎ先に財力や斎王代に選ばれる栄誉に対する考え方が必要です。最近は、京都在住にこだわらず、京都生まれでもOKのようです。いずれにしても、えびす神社の福娘とは格が違います。
本殿社務所には、女子ウケするカラーのお守り(500円)が多数並んでいました。「梅の季節限定」と書かれた梅色のが、目を引きました。「桃の節句・流し雛」大1000円・小500円は、加茂川に流すのでしょうか?
縁結びパワースポットでもあるので、お若い女性が多数「媛守」を物色していました。願ってばかりで自分磨きしないと良縁なんてやってきませんが、こういうことに関心を持つ女性に惹かれます。男性向け「彦守」も並んでいましたが、スペースは「媛守」に完敗です。
本殿境内に入ると、2組の花嫁さんがおられました。それぞれお仲間や職員が付き、記念写真を撮っています。方や白無垢、他方は色打掛で、どちらも素敵です。ですが2人の花嫁さんが近くにいるのは、どうなんだろう。「友引」なので、結婚式ラッシュなのかもしれません。
ドラマのオープニングに使われた摂社「相生社」。『京の七不思議 連理の賢木(れんりのさかき) 縁結びのご神木 この御神木は、縁結びの神「相生社」のお力によって、2本の木が1本に結ばれたと言い伝えられています。縁結び・安産子育て・家内安全の御神徳の現れであり、謡曲などで「相生」と謳われ、京の七不思議として有名です。この御神木は4代目であり、代を次いで境内糺の森の神域に生まれるのが不思議です』
『賀茂御祖神社(下鴨神社) 東本殿:玉依姫命(たまよりひめのみこと)西本殿:賀茂建角身命(かもたけつぬのみこと) 賀茂建角身命は、日本書紀・古事記では金鶏八咫烏(きんしゃやたがらす)として、農耕を広め民主の安定に努められた功績を伝えるところから、五穀豊穣・殖産興業・病難方厄除けなど多方面に御神徳を顕す。子神の玉依姫命は、風土記・山城国逸文に婦道の守護神・縁結び・安産・育児、更に水を司る神として御神威を伝える。
日本書紀・神武天皇2年(BC567頃)条に、当神社のご祭神・賀茂建角身命を奉斎したことが記されている。また当神社最古の祭・御生神事(みあれしんじ・現在の御陰祭)がBC581年頃始められたこと、崇神天皇7年(BC90頃)瑞籬の造営、垂仁天皇7年(BC29頃)御神宝が奉じられたこと、成務天皇の頃(131頃)神官に鴨県主の姓を賜るなどの伝により2000年以前に創始されたとされる。
正式名称「賀茂御祖神社」の「かも」は、古代の国名で、「鴨」の他様々に用いられたが、大豊年間(700年頃)から「賀茂」となった。地勢的に鴨川の下流に祀られていることから、「下鴨神社」と通称でよばれるようになった。
社殿・境内全域が、世界遺産登録されている。本殿2棟は国宝、幣殿・出雲井於神社など53棟が重要文化財ほか主要社殿19棟。境内・糺の森12万平方メートルは国指定史跡』
天孫降臨したニニギと木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の間にホヲリ(山幸彦)が生まれた。兄の海幸彦の釣り針を探しに海底の綿津見宮(竜宮城伝説)にやってきた山幸彦は、綿津見の2人の娘と出会った。姉・豊玉姫は山幸彦と結ばれ、地上でワニ(サメ)の姿に戻って子を産んでいる所を山幸彦に見られ(鶴の恩返しなどの伝説)、海底に里帰りしてしまう。
子を育てられず困った山幸彦を助けたのが、豊玉姫の妹・「玉依姫命」で、ウガヤフキアエズを育てその后になり、神武天皇を産んだ。古事記の中で、「海幸彦・山幸彦伝説」に始まり、童話にもなっている有名な一連の伝説を生む場面に登場する好きな女神です。僕は物語として「古事記」が好きです。
「下鴨本通」を南下し、賀茂川を「河原町通」を南下する。最近何かとTVニュースを賑わしている「京都府立医大」横を通り、「丸太町通」を東進し鴨川を渡り、平安神宮をグルリとまわり、岡崎公園・京都動物園・京都市美術館・国立近代美術館という芸術の殿堂地区を通って、白川沿いの小道に入る。
琵琶湖疏水〜インクライン・蹴上を経た透き通った琵琶湖の水が流れ、鴨が楽しそうに浮いている。京都市街地なのに、「哲学の道」や先ほどの「北野天満宮」でホタルが舞い、清流が流れる白川など、京都は自然と共生した素晴らしい都市です。
白川沿いにバイクをゆっくり走らせ、15:09ドラマのロケ地「白川知恩院前」。幼馴染の歌舞伎役者さんに結婚を迫られ、既に婚約した後なのでお断りする雛さんのシーンを思い出して、家内とあれこれ。家内が、白川を渡る細い石橋を渡ろうとするが、細くて怖いらしくてワーワー騒いでる。
『一本橋(行者橋) 比叡山・阿闍梨修行で千日回峰行を終えた行者が、粟田口の尊勝院の元三大師に報告し、京の町に入洛する時最初に渡る橋で、行者橋とも阿闍梨橋とも言われる。江戸時代、この橋を粟田祭の剣鉾が差して渡る「曲渡り・曲差し」が呼びものであった』
「東大路通」を南下し、「八坂神社」前を右折し、「四条通」を西進し鴨川を渡る。「河原町通」手前の「木屋町通」を南下し、15:23「Kawa Cafe Kyoto」。ドラマで、主人公カップルが和菓子をメニューに加えてもらい、鴨川の床でデートしたお店です。この日のデートの最後はココと決めていました。
間口2mほどのうなぎの寝床のように通路の先にお店が見える。2F席もあるようでしたが、1Fの鴨川に面した席に案内される。それほど寒くないので、ドラマのように床でカフェしたかったが、川床解禁日前のようで、ガラス越しに床を見る。メニューに和菓子を期待したがなく、抹茶ロール・グレープフルーツジュース・カフェオレで1700円。抹茶ロールが美味しく、いつものように半分個する。ジュースもシェアしようとしたが、「冷えるからいいわ」だって。「本日のランチ」「丼」「カレーライス」もメニューにありました。夜はバーになるようです。
JR京都駅まで南下し、16:00京都タワーの見える交差点で家内を下ろして解散。僕は九条まで下り、「九条通」を西進し、「東寺」横を通り、道なりにR171に入り、一気に伊丹を目指します。
17:30、北伊丹駅近くまで帰ってきて、買い物してから帰宅すると言ってた家内に電話したら、既に最寄りバス停に降りたそうで、お迎えは不要でした。
家内に遅れて帰宅し、まだ見ていないドラマ「福家堂本舗」最後の2話(全11話)を見てコンプリートしました。どうしてもハッピーエンドになって欲しい家内に、満足なエピローグでエンドロールになり喜んでいました。とても楽しい1日になりました。

2017/2/19
家内が仕事関係の婦人会で、劇団四季ミュージカル京都公演「美女と野獣」を観に行きます。「観劇後、役員会があるから帰りが遅くなると思うの。うどんぐらいだったら出来るけど、どこかで夕食食べてきてね」と言われました。
ツーリンググループの淡路島ツーリングがありましたが、参加人数が多いし、終日バイクツーリングはまだ寒いかなと思いパス。コーチしてる大学ヨット部の練習に参加することにしました。8時出艇です。
バイクで行く予定でいました。4時過ぎに目を覚まし、あれこれゴソゴソして、用意して5:30に階下に降り、着替えだしていると、「お餅、食べていく?」と家内から。「うん」、途中でバナナでも買い、いつものようにハーバーで朝食と思っていましたが出鼻をくじかれました。ゆったりモードになってしまい、TV見ながら焼き餅醤油と海苔で食べました。
6時になってしまった。バイク装束に着替えて、バイク出して・・・と考えていると、自然にカッパを着ていました。「楽な車で行こっと」。中国道に豊中ICから乗り、名神にチェンジし、桂PAでおトイレ。女子マネさんにお菓子のお土産と思っていたら、売店は開店前でした。
京都東ICで下車し、湖西道路に乗り「皇子山ランプ」下車。JR大津京駅横を通り、ハーバに着きました。艇庫前で、部員が艤装しています。キャプテンと状況を話します。課題として上げていた強風セイリングへの取り組みを聞き、毎朝10分のトレーニング方法を伝えることにしました。
女子マネさん達も全員揃い、良い雰囲気です。コーチボートに荷物を起き準備していると、女子マネさんがウォータークーラーを持ってやってきて、「温かいお茶です」とコップに注いでくれました。夏の冷たい麦茶にくわえ、寒い時期も暖かいものを積むようになったようです。
8時になリ、出艇前ブリーフィング。学生時代にやっていた腕立て伏せ・腹筋・サーキットトレーニング・握力増強トレーニングを伝えました。必ず、いつもやってるストレッチング・柔軟運動後にするように言う。ストレッチ係の1回生N君に先に教えていたので、見本をしてもらいました。時間のある時は、もも上げ・スクワット・背筋も加えます。短縮バージョン5分、ロングバージョンでも10分ですが、毎日やっていると相当筋力がつきます。
出艇すると、気持の良い湖面が広がり、大津プリンスホテル・大津港・比叡山・・・と見渡せます。白く見えるはずの比良山系は雲で隠れ残念です。スナイプ級を追いかけ、いろいろアドバイスします。スタート練習やショートコースのレース練習で成績をつけます。途中で、先週買ったまま車に入れっぱなしのアンカーのことを思い出し、コーチボートに乗っていた1回生・M君に「忘れると思うから、言ってね」と伝えます。
12時にハーバーバックし、午前中気付いたことをブリーフィングした後、合宿所に戻り、お昼ごはんです。とても美味い。再びハーバーに戻り、Mくんから「アンカーを・・・」と教えてもらい、車に取りに行きます。出艇前ブリーフィングで、新しいレスキューアンカーのことを話します。
昨年の琵琶湖周航で、北湖で使った時根掛かりして、どうしても外せず、あえなく湖底の露と消えました。それから、緊急用のでかいアンカーを使っているのですが、重すぎて女子マネ1人では上がりません。コーチング活動が低下するので気になっていました。あ〜また持ち出しだ。まあ、学生が貧乏が通り相場なので、僕もOBから「ゴチ」していたので順繰りです。
午後の練習は、風速が上がり、N・6〜8m/sで楽しそう。比良山系も白い山容を見せ、湖東の向こうに見える鈴鹿山系も白い。琵琶湖大橋の右向こうに見えるのは伊吹山かも知れない。澄んだ冬の空気なので、遠くまで見通せ、琵琶湖大橋のはるか向こうに湖北の山までかすかに見えます。みんな白くて、素敵です。
午後は、470チームを追いかけます。次男に続きクラブ2人目のジュニアヨット出身者の1回生・I君のセイルセッティングが、ナイスでした。僕の強風セイリング・セッティングに似ています。きっと速いだろうと見ていると、3回生エースを凌駕するスピードと登り角度で、集団から抜け出ていきます。
ドライブする女子マネさんをもっと接近するよう促し、別の女子マネさんにビデオに撮るよう言います。バウ(舳先)に行き、ビデオの横でセッティングポイントと、ハンドリングポイントを解説します。合宿所でゆっくり見てもらおう。明らかにメインセイルのリーチをきつく張り、他艇とシルエットが違います。何度も口酸っぱく「強風はバングをきつく」とアドバイスしているのに、みんな甘かったです。
しかし、バングがキツイままランニングレグに入ったので、風が抜けていません。ボートからマイクで「バング抜いた?」。ランニングでバングを緩め、クローズで入れることをアドバイスする。この風ではパンピングOKフラッグが上がるのに、みんな何もせずに走っている。ボートから「パンピングせよ」とアドバイスし、俄然やり始める。今は闇雲にやって、効果的なパンピングのタイミングを掴んでもらおう。これは感覚なので、自分で体得する以外に方法がありません。
強風のクローズホールドは、ブームセンターとメインセイルリーチをきつく張ることです。あとはマストプラーのコントロール。フルセイル・フルハイクアウトで走れる間は、マストプラーを極限まで入れ、マスト下部が曲がらないようにします。バングのテンションがマストトップに集中し、メインセイル上部だけ、リーチが開きます。
次々にターゲットを変え、真後ろについてアドバイスします。1艇強風セッティング出来ない艇があり、腕の問題ではなくマテリアルの問題でスピードについていけません。後半は、じっくり経験するだけなので、ただ後ろについてプッシュするだけで、無言の圧力を掛けます。僕は飛沫の掛からないドライバーの横に入り見ているだけです。ドライブする1回生女子マネさんは、最初怖くて近づけなかったのですが、慣れてきたのか果敢に接近戦に挑んでいます。
16:30にハーバーバックします。470各艇ペアにアドバイスします。強風セッティングできない船に、システム変更した方が良いとアドバイスし、上回生にも伝えます。「早稲田が強風下でも、メインリーチの上だけを開いて楽にセイリングしているのは何故か?」の質問がありました。マストのプリベンド・バング・ブライダル・マストプラーの話をしました。
車に戻ります。柳ヶ崎ヨットハーバー7:18〜17:18・650円−ハーバー利用値引き350円=300円。合宿所に戻り、ミーティングで出すポイントをプレートに書きます。船を片付けて戻ってくる部員達とどうでも良い話で笑い合い、18時からミーティング。いろいろ気付いたことを話し、部員に共有させます。
ミーテング後、夕食です。三色ご飯と肉じゃがが美味い。男子部員達の親も喜んでいるでしょう。19時を回り、帰路につきます。湖西道路〜名神〜中国道で、20:30頃帰宅。玄関に電気が点いており、家内が帰宅しているようです。
「夕食、食べた?」「うん、女子マネさんの美味しい夕食を食べてきた」。着替え・片付けを終えてダイニングに行くと、テーブルの上にいちごが載っており、家内はヨーグルトを食べながら、お互いの「今日の出来事」を話します。
家内は、昼前にJR京都駅で女性部会・観劇者が集合し、JR京都駅ビル・ホテルグランヴィア京都15F「ラ・フルール」でフランス料理を食べたそうです。軽いコースだったけど安かったみたいよとのこと。ウェブサイトで調べると、「2800円ランチコース」と思われる。
同じビルにある「京都劇場」に移動し、劇団四季・京都公演・13:00開演ミュージカル「美女と野獣」を楽しみ、その後役員だけで歩いて5分ほどの「カフェダイニング「fleur」京都駅前店」に行ったそうです。3段のパンケーキがふわふわで、アイスクリームやシロップなどがついて、お腹いっぱいになったそうです。でも混んでおり、待ち時間トータル1.5時間だったとか、「お父さんなら、絶対帰るわ。私だって帰るけど、今まで食べた中でダントツNo1の美味しさだったわ」と興奮気味です。
21時になリ、家内がおやすみで、僕は風呂に入りおやすみしました。

2017/2/12
コーチしている大学ヨット部員とのクルージング日です。キャプテンに1回生部員優先で参加者を募ってもらいました。当初9時出艇予定でしたが、女子マネージャーさんが寮の門限(8時以降でないと外出禁止)の関係で参加できない事がわかり、1時間遅らせました。
夜明け前に起き、いつものようにゴソゴソし、8時過ぎに家内を駅まで送りました。その足でハーバーに向かいます。R171を西に走り、8:40にJR西宮駅北口で学生を待ちます。集合時間9:20前に全員集まり、ハーバーに向かいます。
ハーバーに着くと、バスでやってきた3回生・T君がいました。3回生2名・1回生6名の参加です。桟橋を渡り、船に乗り込みます。邪魔なドジャーを外してバースを離れます。天気で晴れ、風が弱いです。西出口からハーバーを出て、セイルアップします。W・3m/sほどの風で赤白灯台を出ると、大阪沖のレース海面でクルーザーレースをしているようです。
灯台を過ぎる頃から西風が強くなり、6m/sを越え白波が出てきます。ヘルムスマンを交代し、学生たちに大きなヨットの操船を体験してもらいます。ヒールも入り、楽しいクローズホールドで神戸港を目指します。
神戸空港大橋手前で12時を回ってしまいました。出艇時間が1時間遅れたので、このままでは神戸港到着が13時を回ります。クローズホールドまで登り切って走っていなかったので、時間が押してしまいました。エンジンを掛けて、まっすぐ大橋を狙っても良かったのですが、神戸港を諦め、帰路につきました。神戸沖埋立地のコンテナ桟橋〜六甲アイランドを走りました。
風が落ちてしまい、エンジンとの併用で西宮港内に入り、自衛隊阪神基地で掃海艇を海から見学しました。一般見学しているようで、掃海艇の上には民間人も乗っていました。旧海軍から伝統の旭日旗がかっこいい。
北風が入ってきて、クローズホールドでハーバーバックします。レーザーとOPが練習していました。ジェノアをファーリングし、メインセイルを下ろし、ドジャーをセットします。芦屋ヨットハーバーに入り、桟橋付き住宅を見ます。新西宮ヨットハーバーのバースに戻ります。
ドジャーが視界の邪魔になり、桟橋が定位置から視認できず、1回目は失敗しました。北風なので、桟橋から風で離されるので、ちょっと難しいがあまりに情けない。バックで一旦出て再チャレンジ、今度はデッキの上に立ち、桟橋を直接見て着けました。
このドジャーというものは、風を防いでくれていいのですが、視界を遮るから嫌いです。先輩とならない時は、いつも外します。ヘルムスマンの上の日よけサンブレラも、マストトップの風見が見えないから嫌いです。
船を片付け、ディンギーヤードに向かいます。来月は、大阪・神戸と合同で練習します。母校KGのレースに参戦するそうです。ここが初めての1回生は、設備の良さに羨ましがっています。
陸置きヤードに行くと、ドラゴンチームが整備をしています。うちのチームのOさんやHさんがおり、Oさんがオーニングを外してくれて、学生たちにドラゴン級ヨットに載せてくれます。
センターハウスに戻り、ノースセイルショップで、1週間前に注文していたアンカー一式を頂きます。フリアンディーズでお茶をします。クルージングヨットに乗った感想・・・恋愛事情・・・追い出しコンパ・・・新人勧誘・・・世代・・・いろんな話題に花が咲き、楽しい時間になりました。みんなを乗せ、JR西宮に下ろして解散しました。
時刻は17:30、ホンダドリームに車検を頼んでいたCB400SBの引き取りに行かないといけません。R171を東に走り、自宅で車から代車バイク・リード110に乗り換え、18:30にドリーム着。
「招き猫CB400SB」は、特に問題なく車検を取りました。12月中旬以来乗ったCBはとても気持ちが良い。帰宅し、夕食を食べながら「ダーウィンが来た」を見ます。「大河ドラマ」はパスし、家内とアマゾン・オリジナルドラマ「福家堂本舗」シーズン1・エピソード10を見ます。
ここで眠たくなり、家内は布団に潜り込みます。僕は風呂に入り、自室に戻りお休み。神戸港に行けなかったのが残念だけど、楽しい1日でした。

2017/2/5
家内もお休みで、午前中は雨予報なので、先週日曜日に続き、アマゾン制作ドラマ「福家堂本舗」を一緒に楽しみたかったのですが、僕に用事がいろいろありました。散髪・来週のクルージングに向け船の点検・バイク3台の点検と車検です。いつものように夜明け前に起き、ゴソゴソ。散髪屋さんの開店・8時に合わせ、7:30にお風呂に入ります。時間のある時、朝風呂に入ると1日が気持ち良く始まります。温泉好きというわけではありませんが、お風呂好きです。1日家にいてたら、3回入るのが定番です。
朝から雨で、傘を差して8時に御用達・散髪屋さんに向かいます。歩いて数分ですが、少し前に着いたので開店を待ちます。斜め前に最近開店した韓国料理屋さんを眺め、その向こうの元僕の同級生の家の跡に建ったマンションを見上げ、彼女はてっぺん階に住んでいるのかな?なんて考えます。
店主さんがやってきたので、いつものように頭を整えてもらいます。韓国料理屋さんや僕の同級生のことを話します。彼女も僕と同じ中学受験組で、学年から10人私立中学に進学しました。模擬テストなどで、よく一緒になりました。彼女は女の子でお金持ちのお家だったから、お母さんと一緒にテスト会場に行っていたのかもしれないけど、僕はいつもバスと電車でした。
息子たちは、受験専門塾に通いましたが、僕の頃はそういうのがなく家庭教師の先生に教えてもらいました。先生は、現役公立小学校教師で、アルバイトで家庭教師をしておられました。きっと今は、兼業禁止になっていると思います。大学ヨット部のコンビを組んだ先輩もその先生で、同じ小学校でもあったので、小学校から大学まで学歴が一緒という縁の深い方です。
彼女とは、時々通学のバスで一緒になり、大学生の時はバスを待っている僕の前を自動車学校の教習車で通ったことがあります。恥ずかしそうにうつむいたのを覚えています。僕だって、別の自動車学校に通っている時でした。
彼女はお嬢様女子中高大学に通い、大学卒業後、お金持ちの僕のクラスメイトと結婚しました。その後離婚したということを噂で聞き、バス停で偶然一緒になったことがありました。以前なら、「やあやあ」と気楽に近況などを話せたのですが、会釈するだけで声を掛けませんでした。待っているお客さんが数人なので、気まずい数分でした。
散髪屋さんに、韓国料理店の繁盛を聞き、きっと彼女がやっているのだと思って喜んだのですが、どうやら何の関係もないそうです。彼女のお父さんの大きな家があった所なのに・・・大きなマンションも彼女には関係ないそうで、家賃収入で悠々自適だと思って喜んでいたのに、複雑な気持ちになりました。
9時過ぎに帰宅し、車に乗ってヨットハーバーに向かいます。家内も誘ったのですが、用事で市内中心部に出かけるそうで、別行動になりました。R171を走り、10時にハーバー着。カッパを着ていると、ワゴン車がやってきて、同じくカッパを着込んだ方々が車から降りてきます。如何にも「クルージングに出ますよ」という感じです。雨なのに・・・と思いました。
傘を差して、センターハウスを通り、カードキーでゲートを開け、桟橋を渡ります。船を点検し、エンジンを掛けます。一発点火しましたが、寒いのでエンジンストップしてしまいます。スロットルを開け気味にすると、エンジンが回り始めます。冷却水の排水も順調で問題なしです。
桟橋を戻り、「駐車場30分以内無料だな」と思いながらセンターハウスに入ります。「ああ、そうそう」と、ヨットショップ一点鐘に寄り道し、アンカーの在庫を聞きます。予想通り取り寄せのようで、お値段をカタログで拝見。必要な7kgだと、5000円ほどで予想よりずいぶん安い。
コーチしてる大学ヨット部のレスキュー艇のアンカーを失いました。根掛かりしてはずれず、止む終えず捨てたそうです。次に僕が練習に参加した時、二回りほど重いアンカーを使用しており、練習効率が悪くなっていました。何度か適当なアンカーを手配するように言いましたが、資金難で後回しになったままです。
車に戻ろうとセンターハウスを出ましたが、後戻りしノースショップの方でも聞いてみました。ここの店長は、母校ヨット部のライバル校ヨット部出身・K君で親しくさせてもらっています。「あのさあ・・・」と相談します。彼の母校のレスキュー艇より小ぶりであることと、琵琶湖南湖で使うことを伝えます。通常なら7kgか10kgだけど、琵琶湖南湖なら7kg+チェーンで十分でしょうと、シャックルも含め、取り寄せしてもらうことにしました。1週間後の日曜日に納期が間に合うそうなので、注文しちゃいました。あ〜、また持ち出しだ。以前僕が寄付したボートフックも、紛失してるんだよね〜。伸縮式だったから、2分解しちゃい浮力を失って、水面に落とした時、沈んでいったそうです。
彼の息子が、次男母校中学に合格したそうです。兵庫県のヨット乗りからは、うちの子が初めてその学校のヨット部員になったけど、今は常連になっています。昨年の高校420級チャンピオンも、次男がお世話になったジュニアヨットクラブの後輩です。彼のお父さんや顧問先生、次男を追いかけるように入学したK君の先輩にも勧められ、6年生の8月から受験勉強し、合格したそうです。
元々賢く、学校のテストは100点ばかり取ってくる子だったそうです。無謀なチャレンジに思えましたが、日能研に通いぐんぐん成績を上げ合格を勝ち得たそうです。次男のようにトップコースへの合格ではなかったそうですが、あの学校は学業成績によって、コースの入れ替えがあるので、入学後も頑張れば大学受験の時は選択肢が広がるでしょう。
K君も合格直後で嬉しいので長話になってしまいました。駐車場は、9:56〜12:16・2時間20分・500円。こちらも楽しい時間でした。R171で帰宅します。雨もほぼ止み、バイクを点検に出すのに好都合です。昼食を食べながら、あれやこれやお話します。家内は、ずっと家にいたそうで、「送っていって」とのこと。13:30になっているので、点検に出す通勤リード110にタンデムし、市中心部まで送りました。
その足で、ホンダドリームに向かいます。リードを置いて、代車リードを借りて自宅に戻ります。通勤リード110でホンダ・点検作業開始〜代車で帰宅〜里山VTR250に乗り換えホンダ・点検作業開始〜点検終了通勤リード110で帰宅〜招き猫CB400SBに乗り換えホンダ・車検作業のため預ける〜点検済里山VTR250で帰宅、という予定です。
ところがここで問題発生です。里山VTR250のバッテリーが上がって、セルが回りません。キーONすると点灯するので、空ではないがセルを回すほどの電力が残っていないようです。
VTRは、バイク便仕様になっており、タンデムシート上に丈夫なプロ仕様にバイク便キャリア&バイク便ボックスをセットしています。バッテリーへのアプローチが面倒です。あ〜・・・
ホンダドリームに電話すると、ドリームオーナーズカードで無料レッカーしてくれるそうで待ちます。「リードを積んできて、VTRとCB+僕をレッカーでお店に運び、VTR作業終了後乗って帰る」という流れに変更になりました。
「車検証と納税証明書をご用意ください」と言われ慌てました。用意していないし・・・。去年の8月から、ホンダさんからのDMがと届かなくなっており、車検案内ハガキが届かず、必要書類のことを失念していました。車の方は、トヨタから定期点検の案内などバッチリ届くので、車検の案内の時は、はがきに書いてある通りの書類を用意しています。
あなた任せをやってきたので、はがきが届かないと困っちゃうのです。今回もドリームさんから電話で車検案内や点検案内をもらい、じゃあこの日でと決めたので、いい加減なものです。車検切れの日も、PCにコピーして残している前回車検証を確認しました。去年夏の時、その旨を伝えたのですが、僕へのDM発送はどうなっちゃったのだろう。
レッカーに乗りドリームさんへ。作業待ち時間に、店長さんがDMのことを調べてくれますが、PC上では不備がないそうです。「司馬遼太郎・街道をゆくシリーズ」を読みながら待っていると、家族連れ(大人3人・幼児1人)の方が来られました。それぞれ椅子4脚のお客様テーブルが2つあるのですが、1つに僕、もう1つに女性の方が座っています。席がないので、私が相席に移動すると言い、テーブルを空けました。
お父さんがお正月DMを持っておられ、そこにお年玉番号が載っているようで、店長さんが「残念ながら当たっていませんね〜」なんて会話をしています。その後、僕のところにお父さんからそれを借りて持ってきて、「このDMに見覚えはありませんか?」と・・・やはり届いていないなあ・・・どうなっちゃったんだろう。まあ、届かないと絶対困るようなものじゃないので、いいのだけれど・・・
お父さんとお孫さん(1才・女の子)を残し、奥さんとお嬢さん(女の子のお母さん)が、「つかしん」に行ってしまいました。「可愛いですね」に始まり、あ〜だこ〜だお喋りしました。「2才前になると、こんなに髪が伸びるんですね。実がうちにも女の子が生まれ・・・」などど。
点検が終了し、車両状態の説明をメンテナンスの方がしてくれました。「通勤リード110」は、特に問題なしで、メンテナンスパックで先払いしているので、オイル交換費用のみで466円。「里山VTR250」は、大幅上昇したメンテナンスパック料金(2万円台から、4万円台になった)を敬遠したので、12ヶ月点検+オイル交換で12000円ほど。
VTRのバッテリーに、持ち込んだバッテリー充電ケーブルをセットし、ソケットを外に出してもらいました。これで、CB400SB同様に簡単に増し充電出来ます。もう、バッテリー上がりは起こさないでしょう。
バッテリーは、2時間充電で復活しましたが、最初のセルボタンプッシュでセルが回らなかったそうです。2度目以降はセルが回ったのですが、ボタンの接触不良を起こしていた可能性もあり、復活スプレーでメンテナンスしてくれたそうです。
2003年製で2008年に購入し、それから8年半なので、既に13年選手。いろいろ不具合が出ますね。
帰ろうと思ったら、雨がポツポツ落ちてきました。12月初旬以来のVTRです。軽くて気楽に乗れる良いバイクです。代車のリードはスクリーンなしで胸に直接風が当たり冷たかったのですが、フロントスクリーンのあるVTRは快適です。雨のポツポツも多少防いでくれ、フロントスクリーンの有無は、大きな差にです。
帰宅し、車検証を持って、再度ホンダさんへ。とんぼ返りして、やっと全予定を終えました。19時になっちゃいました。先週に続き、アマゾンビデオ「福家堂本舗」を一緒に見ます。PCとHDMIケーブルでTVに繋ぎ、TVで見ます。
僕は夕食を、家内はキットカットを持ってきて、あ〜だこ〜だ言いながら楽しみました。シーズン1・エピソード7〜9。面白い。京都の落ち着いた景色をバックに、時々「あそこだ」と2人で歩いた場所が現れます。台詞がゆっくりで気持ちよく、見入っている家内の横顔を見るのは喜びです。
20時半を過ぎたので、NHK大河ドラマは見ずに風呂に入り、寝てしまいました。

2017/1/29
夕方から雨が降る予報でしたが、気温は平年より高く、バイクに乗れるっと思っていましたが、家内から「お墓参りしよう」との提案がありました。親父の誕生日は2/1で、命日が2/14バレンタインデーです。「お父さんに・・・」と言われると、「うん」と答えざる終えません。実の僕がいいかげんなのに、家内は僕の両親のことも気遣ってくれます。仏壇の手入れも、ご飯やお水の入れ替えも、全て家内におんぶに抱っこされています。僕の大切な宝物です。
車に乗り、r12で北上し、「道の駅いながわ」でお花を買います。霊園事務所でも売っているのですが、事務所が建替え中で、駐車しにくくなっています。それに道の駅の方が種類が多いし・・・、お墓参りの季節ではないので、仏壇用のお花ばかりで、お墓用の枝の長いのがなかったけど、まあいいかと購入。
霊園の雪は消えていましたが、周りにはところどころ雪が残っていました。お花を差し、線香受けの掃除をします。萎れたお花は、霊園職員が処分してくれるので、いつも気持ちよく参れます。線香を上げ手を合わせ、家内は「お誕生日おめでとうございます」しています。お墓から下界の景色を眺め、帰路につきます。
午後からバイクに乗ろうかな?と思っていましたが、家内の自転車の荷台にセットしたままの子供キャリアを外し、籠をつけて欲しいと言われ、ホームセンターに寄ります。自転車用リア籠は小さすぎて、家内要望の荷物は載せられません。11:54「コーナン川西店」で、折りたたみコンテナ・1550円+ワッシャー・198円+ボルト・ナットセット100円×2=200円+取付金具478×2=956円を購入。家内・普段履きに「セーフティースニーカー・1980円」を買いました。
先月から探し始めた「すみれの種」を探しましたが、季節外れなのでありませんでした。そこで、我が家御用達の植木屋さんに向かいます。店員さんに探してもらいましたが、並んでいる種は今蒔く品種メインで、秋に蒔き冬に咲く「すみれ」の種はありませんでした。スミレ科の品種が花盛りで並んでおり、12:17「山中育樹園」で「すみれ花苗」2種258円+108円=366円を購入しました。
帰宅し、家内とドラマを見ることにしました。このドラマは、アマゾン制作のアマゾンプライム配信のドラマ「福家堂本舗」です。アマゾンで注文する時、無料でプライム会員になったことがあります。配達日が最速になるサービスですが、2年目から基本料金が掛かるので外れたことがあります。朝注文して夕方に配送されるような緊急を要する注文なんてしないので、必要ありませんでした。
そのプライムサービスが拡大され、既存映画やドラマ・TV番組まで無料視聴できるようになっています。コンテンツが増えているようで、TVでアマゾンプライムの宣伝まで始まり、コンテンツを調べてみました。その中に、アマゾン制作ドラマがあり、目についた「福家堂本舗」を少し見てみました。
舞台は京都で、老舗和菓子屋の三姉妹が、古いしきたり・老舗の伝統の中で織りなすラブストーリーです。着物・和菓子・お茶・お華・見知った京都ロケで、家内が好きそうなので、2人で見ようと思っていました。
自転車荷台改良を後回しにして、僕のPCを食卓に載せ、鑑賞しました。少女雑誌・週刊マーガレット連載中の少女漫画が原作ですが、浅野ゆう子・早見あかり・市原隼人・佐々木希など豪華俳優陣で、地上波ドラマに引けを取りません。シーズン1・全12話(1話30分)です。エピソード1から見始めると、予想通り家内は大喜びで、TVドラマよりずっといいねと、僕の株を上げることに成功したようです。エピソード4まで、2時間ぶっ続けで見てしまいました。
三姉妹の長女・佐々木希さんは、とても着物が似合います。以前ETVの趣味講座で着物着付け体験MCをしていた時、「めちゃ着物が似合う」と僕の中でモデルさんランキングが一気に上がりました。首が細く長く撫肩で華奢な感じが素敵です。家内の着物姿にとても似ています。
学生時代、初めて家内の家を訪問した時、見せてもらったアルバムの中から、1枚写真をもらいました。小学生4・5年生頃の写真で、着物を着てお茶のお手前をしています。背筋がピンと伸び、あどけない横顔ながら、とても小学生とは思えない凛としたものを感じました。その写真は、その日から僕の定期入れ財布の見開きに入り、未だにその場所に収まっています。今まで何人の人に「娘さんですか」と聞かれたことか、ロリコンと思われないよう「はい」と答えることもありますが、親しい人には「家内の子供の頃の写真です」と正直に答えています。
佐々木希さんの着物姿を見るだけでも値打ちがある「福家堂本舗」を2時間楽しみ、自転車作業に移ります。息子たちを後ろに乗せ、花火などに走った想い出のチャイルドシートを外し、荷物用コンテナをボルト・ナット・バーで、リアシートに固定します。ドリルで穴を開け、コンテナ内側に金属バーを通してボルト・ナットします。自転車リアシートを挟んで、下からも金属バーにボルト・ナットを通し固定します。
金属バーを2本しか買っていないことに気づき、通勤リード110でホームセンターに走り、15:26「取付金具478円×2=956円」購入。ついでに、コーナン2Fにある電気屋さんに上がります。店員さんに、「PCとTVをコード繋ぎ、PC画面をTV画面で見たいのですが・・・」と相談し、15:32「ジョーシン川西店」で、HDMIケーブル2m2786円を購入。
帰宅して作業を始めようとしたら、雨が落ちてきました。仕方なく、玄関屋根の下に荷台を入れ、ゴソゴソ作業し完成。「すみれ」の鉢植えは、まだ何処に植えるか決められず、後日回しにしました。孫娘・すみれちゃん・6ヶ月のためにも、「すみれ」を庭に咲かせなきゃ。「すみれ」は多種類あり、花の大きなパンジーや小ぶりなビオラの鉢植えホームセンターに並んでいました。植木屋さんには、10以上の品種が並び、ツートンの花を付けた2種類を購入しました。
植木屋さんによると、すみれは1年草なので、花期が終わり、種を採取して、秋にその種を蒔くのが良いそうです。僕にはその手入れが難しそうなので、自然に地面に落ち、翌年また咲いてくれたらいいなと願っています。
家内お気に入りの「モヤモヤさまーず」を見ていると、アマゾンプライムの宣伝が流れ、「1ヶ月間無料って言ってるよ。見れなくなったらダメだから早く見なくちゃ」と言うので、あと1時間・エピソード6まで見ました。ずっと見れるような気がするんだけどな・・・1年間会費払っても3000円ぐらいだったし・・・。
ドラマの中で、三女の「ハナ」さん・中学生に、「かわいいね」と言ってくるクラスメイトの男の子が登場します。僕も、其のたぐいのことを通学の電車の中で1度だけ言ったことがありましたが、好かれていなかったようで発展しませんでした。
家内の経験を聞くと、今まで決して話さなかったのに、少し話してくれました。中学生なのに、大人のような人から声を掛けられたこともあったし、家内の通っていた賢明女子の隣の淳心に通う男の子から声を掛けられ、彼の家にお邪魔したこともあったそうです。太宰治の話などする青年で、合わないと思い終わったそうです。美少女なので、山のように声を掛けられたと思いますが、「そんなことないよ」と微笑みながら吐露してくれるのを見ながら、「いい子だな」と思いました。
結婚前後に、僕の女性遍歴を迫られ、少し吐露したことがありますが、みるみる不機嫌になり、思いっきり後悔したことがあります。それ以来話さないようにしてきましたが、「また電車で声を掛けられた」などの家内のモテ話を聞くのは好きです。嫉妬心は全く起こらず、「そんな人が僕を選んでくれた」とむしろ光栄に感じてしまいます。元カレからのデートの誘いに、「行っといで」と言うくらいです。2人で歩いていて、前からやって来る男性の視線が家内を捉えると、「よっしゃ」と心の中でガッツポーズする僕は変なのかな?
ドラマを見終わると、「大河ドラマ・女城主」は終わっており、風呂に入り寝床の直行しました。

2017/1/22
家内もおやすみでしたが、僕が風邪気味になってしまい、アクティブな外出を控えることにしました。既に治りかけなのですが、大きく息を吸ったら肺の下部が痛みます。
目が覚めたのは、相変わらず4時台ですが、ゴソゴソしながら、8路を過ぎてから階下に下りました。そしたらすでに家内が着替えを済ませており、「体調どう?良かったら駅まで送っていってくれる?」との要望がありました。「明日は寝てた方が良いよ」と言ってたのに、人使いが荒いです。でも、もちろん即答でOKしました。咳も出ないし、熱もないもの、平気です。
あわてて朝食を食べ、着替えながら、「どこ行くの?」なんて聞いたら、「行ったことないので、ららぽーと甲子園に行く」と言う。「場所分かってるの?」と聞くと、「うん、阪神甲子園駅に行けばわかると思うの、書いてあるでしょ」と言う。
う〜ん、このパターンは怪しい。方向音痴甚だしい家内なので、「わかんなかった〜、だから・・に行ってきた」とか、「途中で・・に寄って帰ってきた」になりそう。明後日の方角に行ってしまい、自分が情けなくてシクシクしてたこともあった。
「僕も行ったことないから、一緒に行くわ」ということになりました。R171で武庫川河川敷に出て、土手道路を南下します。父が最期を迎えた三好病院が見えてきて、家内が懐かしいと言う。
R2に出て右折し、すぐに左折し、甲子園球場への道に乗り南下する。僕はJR甲子園口駅近くで生まれたので、地元です。落ち着いたこの町が好きで、ここに来ると毎回なんだかウキウキする。今では本当に歩いたのか考えられない距離だが、JR甲子園口から甲子園浜までが、幼児の僕の散歩コースだったという。
母によると、駅にSLがいると、吐き出す蒸気に興味津々で動かなくなったという。次に動かなくなるのが甲子園浜で、沖を走る白い帆を追いかけていたという。僕が3才で入園した保育園で、選んだマークがSL、高校生になって入部したのがヨット部で、それを報告すると母親に驚かれた。まさに「三つ子の魂、百までも」です。
甲子園球場横を通り、ほぼ向かいにある「ららぽーと甲子園」に入ります。屋上の駐車場に駐車し、ショッピングセンターに入ります。時刻は10時を回っていたのに、それほど混んでいない。伊丹のダイヤモンドシティの方が混んでいます。この手の巨大ショッピングセンターは、人が多いし、目的のお店までの距離があり苦手です。
インドア派の家内は、ウインドウショッピングが好きなので、あっちこっち覗きます。2Fは子供服のお店が多く、孫へのプレゼントを物色しているようです。目を肥やしておかないとね。中央の吹き抜けの左右に回廊があり、その外側に専門店が並んでいます。
吹き抜けを通して1Fに「Hollister」のお店を見つけました。お嫁さんが、働いていた時、アメリカ土産でよく買ってきてくれたカジュアル・ブランドです。モデルのようなお若い男性店員がおり、それ目当ての女性客も多いとか。それを聞いて、そういう戦略のお店もあるんだと驚きました。家内もホリスターの女性ブランド品をプレゼントしてもらったことがあります。
ここでお終いかな?と思ったとこはカーブになっており、今までの倍以上先が見えます。めちゃ大きい。全館閉店セール中で、プライスダウンが高率です。既に閉まっている店舗もあります。3月にリニューアルオープンだそうです。
1Fに降り、更に先に進みます。孫とのお遊びポイントとして「キッザニア」を見たかったが、まだやってないみたい。午後からなのかな?更に先に続きますが、疲れてきたのでUターンします。
11:01、「チキンラーメンひよこちゃん期間限定ショップ」で、キッズマグ864円×2・キッズ丸プレート1296円×2を購入。チキンラーメンのひよこマークが可愛い黄色いお皿とコップです。孫が来た時に使いましょう。喜んでくれるかな?
Hollisterのお店に入ります。西海岸カジュアルファッションのようで、男女両方あります。お嫁さんがプレゼントしてくれたのは、もっとも落ち着いたデザインのもののようです。甲子園のお店にはありませんでした。並んでいるのは、もっと若者向けで、僕がもらったデザインのものは、日本に入れてないのかも?吹き抜けから2Fを見上げ、家内が「あれっ、こっちにもスターバックスがあるよ」と言う・・・「それ、さっき前を通ったお店だよ、Uターンして来たよ」というと、「え〜」とひどく驚いている。「もう、どっちに帰ったらいいかわからない」と笑ってる。こういう時の家内の仕草がとてもかわいい。天然キャラというものでしょうか。仕事をしている家内とのギャップが凄いです。
キッチン専門店に寄り道し、「H&M」に寄り、2Fに上りスポーツ用品ショップに寄りました。百均で、家内が買い物し、車に戻りました。弟のお嫁さんお母校・武庫川女子大前を通り、ヨット仲間のジブショップ前を通り、R2を渡ります。ここの「旧甲子園ホテル」は素晴らしい。現在は、武庫川女子大・建築学科の建物だけど、この建築物はずっと遺して欲しい。庭では何か業者さんがやってたので、また映画などでロケに使われるのかな?この道は、僕が幼児の時歩いたはずです。
そのまま北上すると、遠い記憶に残っている小川の両側に道がある道になります。3歳までしかいなかったのですが、幼児の記憶として思い出せる道です。そんな話を家内に披露していたので、JR甲子園口の方に曲がります。僕の生まれた家付近を見せます。大学時代は、塀だけは昔のまま遺っていたのですが、すでに塀もなくなり、昔の我が家が特定できません。その塀も、遠い記憶に遺っています。
そこは父が勤めていた会社の寮で、親戚がやってた商社の大阪支店長をやっていました。寮の敷地内に、社長の大阪の家があり、社長が在阪中はその家におり、庭で遊んでいる僕は、社長の膝の上でTVを見ました。当時、TVは珍しかったはずで、記憶しているのは、戦艦大和が沈んでいく場面です。戦争映画をやっていたのでしょうか?
更に北上し、三好病院を見ながら土手道に戻り、北上してR171。家内が買い物をするということなので、伊丹市街地に家内を下ろし帰宅しました。
昼食を食べ、お風呂タイム。年賀状の当選をチェックすると、末等が2枚当たっていました。TV見たり、ウトウトしたりして風邪の回復に努めていて、目を覚ますと雨音がします。「ありゃ、こりゃまずい。家内は傘を持っていません。迎えに行かなきゃ」。携帯に電話すると、バスに乗ったとこのようで、最寄りのバス停まで迎えに行くことにしました。
バス停の反対車線の歩道に乗り上げて車で待っていると、バスがやってきて、家内が席を立つのが見えました。道路を渡ってくるだろうと思ってると、家内が来ない。「あれっ」っと思って、窓を開けると家の方に向かって歩いている。僕が顔を出したのに気づいて、Uターンしてきた。「お父さんの車に似てるなと思ったんだけど、違うかもと思って走って帰ろうと思ったの」。席を立つとき、こちらを見ていたのに・・・家内の行動が読めません。
家に戻り、2度目の風呂に入り、読書タイムしました。ぬくぬくになり、映画DVDを観ようと提案したら、旅番組があるというので、そちらを見ました。山形蔵王と金沢でした。「モヤモヤさま〜ず」まで空き時間が中途半端だったので、映画DVD鑑賞は止めました。「もやもや」を見て、NHK大河ドラマを見て、最後の風呂に入って寝ました。

2017/1/15
家内が神戸でお仕事の会合&新年会です。バイクで何処かへ・・・と思っていたのですが、土曜の夜に雪が降り、庭が雪化粧です。表に出ると、道も白くなっておりどこにも行けそうにありません。まずは風呂に入り、身体を温めます。
家内を駅に送ることも自重し、バス停に向かう家内を見送るだけでした。仕方なくバイク倉庫に行き、先日買った『スーパーナット・バイク用12Vバッテリー充電器 BC-GM12-V(12V用)・2980円』を、「招き猫CB400SB」に繋いで充電します。シートを外し、バッテリーの+−に付属していたケーブルを繋ぎます。そのケーブルをシート外に出し、そこに充電器を繋ぎます。バッテリーからのケーブルのソケット部は、水などが入らないようにしっかりしたカバーがついており、そのままにしておいても問題なしです。ケーブルを追加購入し、「里山VTR250」用にも繋いでおきましょう。
帰宅し、風呂に入り、昼食を食べます。雪が降ったり止んだりで、どこにも行けそうにありません。ヨットハーバーに行き、行方不明になってしまったクルージング艇のジブリーダーを物色メンテナンスしようと思っていたのですが、この状態ならデッキ上に雪が積もっていそうで止めにしました。
TVで「都道府県対抗女子駅伝」を見ます。雪が降る寒いコンディションの中、可愛いお嬢さんたちが頭の上に雪を載せたまま走っています。鉢巻も冷たそう。でもスポーツはいいね。僕自身体育会系だったからだろうが、「がんばれ〜」って力が入ってします。見知った京都の通りに多くの観客が取り巻き、素敵な世界を伝えてくれます。
全9区間で、1区間5kmが殆どで、8区・中学生区間が3kmで、最終9区が10kmでした。優勝争いが大接戦で、最終9区にバトンタッチする時点で、トップ4人がほぼ横並びでタスキが渡り、アンカー勝負になりました。地元・兵庫県が脱落し、第2グループにも差がつけられていた岡山県のリオ・オリンピック次点選手が猛然と追い上げ、トップ京都に2秒差まで肉薄しました。最後は、マイペースを守っていた京都がスパートし、逃げ切りました。
まだ雪が降っています。外出を諦め、風呂に入り昼寝します。ガチャ・・・物音で目を覚まし急いで階下に下りドアを開けようとしたら、一瞬家内の鍵の方が早く、「ただいま」と帰ってきました。
神戸異人館街にあるホテル(北野倶楽部かな?)での新年会だったそうで、坂道を三宮から歩いたそうです。レインブーツを履いていったのですが、滑らなかったそうで良かった。
夕食を食べながら、大河ドラマ「女城主・直虎」を見て、この日4度目の風呂に入り、自室に上がり寝る体制です。NHKで「ツキノワグマ〜母と子の知られざる物語」というドキュメンタリー物を見ました。
子育て中の母子に、オスが寄ってきます。「やばい、子供が殺される」と予想した通り、オスは子を狙い、母はオスを追っ払おうと対抗します。でも子はオスに噛み殺されてしまいます。厳しい自然の掟です。
自分で子孫を残せないオスは、自分の子を残そうとメスを探します。メスが子育て中(授乳中)なら、生理が起きません。そこでオスはまず、他所のオスの子を殺します。授乳しなくなったメスは、子を宿す準備が整うので、オスはそのメスに自分の子孫を宿してもらうのです。
子を失ったメスは、憎き我が子殺しのオスにも関わらず、子孫を残すという本能に従って、オスを受け入れ子を宿します。
この自然の摂理は、現京都大学総長・元京大霊長類研究所所長・山極さんの著書を読んで知っていました。ゴリラは、子殺し・妊娠・子育て・子殺し・・・の摂理そのままの生活をしているので、密林の王者であるにも関わらず、頭数が増えません。反対に言えば、適切なテリトリーを守るため、増えないようにしています。ゴリラは、1頭のオスを中心に数頭のメス・そのオスの遺伝子を持った数頭の子という単位で生活するので、より強いオスが出現すると子殺しも凄惨を極めます。
チンパンジーやニホンザルは、特定のオスの子とわかることで起きる悲劇を回避するため、主にメスの欲求から、子供の男親がわからないように集団生活・フリーセックスの生活に移行し、種内部の子殺し発生をなくしたことで、頭数を増やし種としての勢力拡大に成功しました。
樹上能力に劣る人間は、密林での餌場獲得闘いに負け、森からサバンナとの接続部に生活の場を移します。しかしサバンナには肉食獣が闊歩し、多種からの被害が増大し、種の存続が危ぶまれるようになりました。
ここで人間が取った肉体改造は、多産です。毎年子を宿す多産で、多死に対抗しました。1年で独り立ちする熊と違い、人間は1歳になっても親の庇護が必要です。とても今まで同様の「メスが子育て担当」ではやって行けず、メスは子育てにオスを参加させる作戦に出ます。集団生活内に親子関係が特定される家族単位を作り、オスに「我が子」を認識させます。これが霊長類の進化の歴史です。
ニュースで、「シングルマザー母子家庭にやってきた別の男が、前夫の子を虐待する」というのが流れますが、山極さんの本を読んで以降、オスの本能だなと理解できるようになりました。
このドキュメンタリーは、山極さん達が開発した霊長類研究方法の「餌付けではなく、適度な距離を保って自然に生活する姿を見守ることによる研究」同様、カメラマンが何日も何日も空振りを重ねながら、足尾の谷を粘り強く探し遠くから生体を見る手法で撮られた映像を重ねた番組でした。こういうことが出来るのがスポンサーに左右されないNHKだからこそ出来る番組作りだなと思いました。色々批判はありますが、このような放送局があっていいと思う。

2017/1/8
せっかくのお休みなのに雨です。お正月映画も、気になるのは観ちゃったし、バイクに乗る気にもなりません。
夜明け前に起きてゴソゴソし、家内の買い物で車を出し、用事のある家内を市内に置いて、帰宅しました。冷蔵庫に食材を片付け、風呂に入ってから午前中なのに昼寝です。
昼頃帰ってきた家内とお喋りし、昼食を食べてまた昼寝。怠惰な生活の典型です。こんな休日が、年に1日ぐらいあります。
夕方に起きて階下に降りると、家内が漢字の勉強をしています。「・・って、どんな字だったっけ?」の質問に答えられました。家内は、アメリカに住むようになった孫に負けないように、中学英語のドリルを始めてから、お勉強モードになっているようです。僕も、以前聞いていた英会話テープをまた聞き出そうかな?そう言えば、英語の読み書きソフトで、毎日10分ほど勉強していた時期もありました。PCを買い替え、OSが変わって動かなくなってから、勉強を止めてしまいました。
DVD「34丁目の奇跡」を2人で観ました。家内は初めてだったらしく、いたく感動していました。この映画は、りょうくん・3才が、4才になる今年のクリスマスプレゼントにしようと思っています。去年のクリスマスプレゼントとしても考えましたが、岩波子供の絵本シリーズの「ひとまねこざる」を3冊贈りました。
岩波子供の絵本は、僕が幼児の頃、母が買ってくれた本で、シリーズ本の殆どを読んでもらった。やがて自分で読めるようになり、愛読書第1号になった。息子たちが生まれた時も、新たに買い直し、毎日読み聞かせた。やがて長男は1冊丸暗記してしまい、幼児の記憶力の凄さに驚嘆した。孫にも買うようになり、既に10冊以上プレゼントしている。お正月に帰省した次男の第1子に、最初の1冊「ふしぎなたいこ」をプレゼントしたところです。
長男の第1子にプレゼントした「ひとまねこざる」は、アメリカの作家作だったので、アメリカのTV番組に出てきて大喜びしたということを聞いていた。そこで、「凧をあげるひとまねこざる」「ロケットこざる」「ひとまねこざると黄色い帽子」をプレゼントした。郵送料も1410円で高くなく、これからも気軽に贈れそうです。
「34丁目の奇跡」は、「サンタクロースは本当にいるよ」という映画ですが、なぜ「サンタクロースなんていない」と大人は言うのだろう?目に見えないものは、いないものなのかな?じゃあ、心に浮かぶ「こんな人になりたいな」という希望は否定されるものなの?「この人が好きだ、ずっと一緒にいたい」とドキドキする気持ちは何?
サンタクロースは明確に存在します。親から子へ、その子が親になり、更にその子へ・・・。サンタクロースは、親の心の中に生き続け、永遠に不滅です。
夕食を食べ、NHK「ダーウィンが来た」で、りょうくんが好きなティラノサウルスを見ました。来週は「丹波竜」だそうで、恐竜シリーズのようです。NHK新大河ドラマ「女城主」を見ました。井伊直虎の物語です。
数年前の信州ツーリングの時、明智光秀・森可成の生誕地・本拠地・城跡を巡った時寄った「岩村城」のことだと思っていたら、井伊家の本拠地の物語のようで、間違っていました。勝手に親近感を持っている好きな森可成が登場すると思っていたら、登場はないかもしれません。稀ではありますが、群雄割拠する戦国時代には女城主も複数存在しており、真田丸同様今後の展開が楽しみです。
その後、21時から民放の「幸せの記憶」を見た。家内からのおすすめで、好きな女優・北川景子も出演している。2時間の長編ドラマでしたが、とても楽しめました。いつもなら21時過ぎに寝てしまう家内が、楽しそうに見ているのを見て、ドラマの幸せな展開同様、僕の幸せも感じました。

2017/1/1
2017年が明けました。昨夜大晦日の夜は、久しぶりに紅白歌合戦を長時間見ました。夕食を取りながら「乃木坂46」から見始め、孫のりょうくん・3才が歌い踊ってくれた「RADIO FISH」を見ながら似てると笑い、同じく歌ってくれた「桐谷健太」さんの歌を聞き、これを歌ってたんだなと喜び、最も好きだという星野源さんの「恋」を見てから寝ました。星野源さんは、NHKコント「LIFE」で親しみのある俳優として認識していましたが、りょうくんの歌で歌手でもあるということを知りました。好きな新垣結衣さんとの共演ドラマのエンディングの「恋ダンス」がヒットし、大活躍の年でした。
大晦日に長男一家から届いたクリスマスカードに、メールで返事を送りました。「返事書いといてね」「はーい」と、家内からの指示・要望です。「RYO」と書かれたサインも書かれていました。プリスクールでアルファベットを勉強しており、自分の名前を書けるようになりました。今までは、ぐちゃぐちゃの線で書かれた絵だったのですが、成長しました。同年代の子達と保育園で遊びながら、ぐんぐんボキャブラリーを増しているそうです。
次男一家が、9:40着の飛行機で帰省するので、家内と迎えに行きました。9時に出発しようと、チャイルドシートをセットしだしたのですが、固定に手間取り9路を過ぎてしまいました。玄関を入り時計を見てびっくりし、家内に声をかけると、「今、何時〜」とのんきに迎える準備をしています。慌てて着替え、15分ほど過ぎてしまいました。でも10分ほどで空港に着くので問題ありません。
JAL到着ロビーに着くと、10分遅れの表示が出ていました。出雲や新潟など他地域からの便は、皆早めの到着に変更されているのに、羽田便は元旦でもお客さんが多いのでしょう。10時頃、次男一家が出てきて、7月に生まれたすみれちゃんと、10月の初宮参り以来の対面です。知恵がついて「人見知り」が始まっていたら、「ぼくは蚊帳の外だな」と思っていましたが、まだ始まっていませんでした。「人見知り」は、自然に備わった人への警戒反応なので誰にでも起きます。日常多くの時間接する母親に対しては起きませんが、たまにしか会えない僕らを警戒して当たり前です。りょうくんは、僕を再開してから1時間ぐらい人見知り警戒していました。両親が僕と親しく話すのを見て警戒を解き、それ以降は懐いてくれました。家内は女性だから、人見知りされませんでした。初対面だった次男のお嫁さん(当時フィアンセ)には、むしろ積極的に寄っていき、「こいつ、やるなあ」と思いました。我が家男子の伝統・女性好き遺伝子を、幼児の時から発揮していました。
空港駐車場・9:28〜10:10・210円。一旦帰宅し、カメラなどを持って、そのまま家内の実家のお墓参りに向かいます。宝塚ICから中国道に入り、山陽道に乗り換え、三木SAで休憩します。いつもなら、三木小野IC下車してお墓なのですが、そのまま西進し、福崎JCTで播但道に乗り換え、花田ICで下車し、姫路城に到着。お城に向かう車からもお城の白さが際立ちます。創建当時の材料を再現してのお色直しなので、まさに白鷺城という姿でした。
白塗りにお化粧直ししたリニューアル姫路城を初見学します。城東野駐車場に入れたので、南の大手門に向かます。途中で姫路城をバックにパシャリ。護国神社は、初詣の行列が境内から歩道にまで伸びていました。
内堀の橋を渡り、大手門から場内に入り、広場を経て入場門へ。元旦は入場料・1000円が無料なので、観光客が多いかと思いましたが、そうでもなく天守閣登城待ち30分でした。登城整理券が配られ、人数制限されているようです。
僕らは赤ん坊がいることもあり、人の多い登城はパスし、途中から列を離れ、天守閣前公園へ。次男の名前は、家内の生まれた播州を守護したこのお城の城主の名から拝借しました。「怪談・播州皿屋敷」で有名な「お菊井戸」を覗き城を出ます。屋根を白い漆喰で塗る作業現場や、明治・昭和・平成の鯱の展示なども見ました。13:31和菓子「玉椿10」1296円で購入し、帰宅後会う予定の弟一家との席用にします。11:54〜14:00・姫山駐車場600円。
姫路城で予定より1時間も長居してしまったので、時間が押してきました。昼食時間をカットし、コンビニでおにぎりなどを買って、車内食にします。
往路とは逆コースで、播但道〜山陽道で、「三木小野IC」下車し、15:01お墓参りします。すみれちゃんは、初めてのお墓です。ご先祖様に、「はじめまして」。中国道を一気に帰ります。元旦なので渋滞なしと予想していましたが、宝塚トンネル・5km渋滞が発生していました。宝塚渋滞は動くので、イライラする事もなく16時に帰宅。お墓で家内が弟のお嫁さんに電話した時は、我が家のお墓からの帰りで食事中ということだったので、すでに実家に着いているものと思っていたらいません。でも少し室内が変わっています。
電話なしに帰ることはないと思い待っていると、17時前にやってきました。中学生の姪のヘアスタイルが変わり、家内可愛くなっています。通学電車の中で、男の子に声を掛けられそうです。買い物に行っていたようで、お正月の挨拶を交わし、主役のすみれちゃんを囲んであ〜だこ〜だ。
家内が、和菓子とお茶を出し、おせんべい・洋菓子など食べながら、いつもの雑談です。弟夫婦に、アメリカの長男から送られてきた写真やビデオを見せます。僕が生まれた時に両親が買ってくれたベビーイスに、すみれちゃんを座らせます。私・弟の第1世代、長男・次男の第2世代、弟の長男・長女の第2.5世代、そして今第3世代である長男の2人の子と、次男の長女すみれちゃん・・・歴代のこの椅子の主の名前が、椅子の脚に書かれています。目立たく、次男が我が子の名前をマジックで記入します。
弟たちが帰宅し、そのまま実家でおでんを食べます。サラダやご飯・おかずでお腹いっぱいです。
明日、8時に出発し、淡路島に行くことにして解散しました。隣の我が家に戻ります。

2017/1/2
箱根駅伝のTVを見ながら、年賀状を整理します。長男や次男の年賀状が、いまだに我が家に数通届きます。アメリカ・東海岸・ニュージャージー州にいる長男のお嫁さんから1/1/11:10にメールが届いていました。時差の関係で、現地は12/31/21:10。年が明けるまで、あと3時間と書かれていました。
12/31にクリスマスカードが届いたとメールしたことへの返事です。12/18に発送したそうで、2週間掛かるようです。仕事もプリスクールも12/23に終わり、1/3まで10日間のお休みだそうです。クリスマスにニューヨーク1泊し、いったん帰宅した後、ワシントンDC1泊旅行に出たそうです。ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるプリンストンという町に住んでおり、両都市に車で1時間の距離です。フィラデルフィアからワシントンが200km程なので、自宅から高速道路で3時間ほどでしょう。
ニューヨーク・マンハッタンのクリスマスショーを観たそうで、ワシントンではリンカーンモニュメントとホワイトハウスを観たそうです。リンカーンが椅子に座ってる有名な巨大像ですね。
その他は、自宅近くのスケートリンクで、りょうくん・3才が初スケートに挑戦しましたが、号泣で終わったとか。プリンストン大学美術館など、プリンストンを楽しんだそうです。元旦は、プリンストン大学チャペルで開催されるコンサートに行くそうです。
8時に出発しました。次男宛の年賀状を渡し、私に届いたヨット関係の年賀状も見せます。次男のジュニアヨット時代のライバルの親からたくさん届いているので、懐かしそうです。
中国道〜山陽道〜阪神高速で明石海峡大橋を渡ります。お嫁さんは初めての明石大橋です。世界一の吊橋の大迫力に驚いています。橋を渡って、9:15「淡路SA」で休憩します。いつ見ても、明石海峡大橋は迫力があります。
東浦ICで降り、R28を南下し、10:19淡路七福神総本院・八浄寺。大黒天を祀っています。お坊さんのありがたいお話を聞き、おすすめの1000円で仏足祈願用紙に願い事を書きました。ここのお寺はお返しが豊富で、七福神の掛け軸を頂きました。次男夫婦も祈願し、書を頂いていました。僕が頂いた掛け軸は、我が家ではなく次男夫婦にプレゼントしました。我が子や孫の幸せな人生を願ったから、それでいいのです。次男たちは、お嫁さんのおばあちゃんの家が新築されたばかりだから、そのお祝いにすると言っていました。ちょうど良いのが出来ました。
東海岸沿いを走るR28を南下します。子どもたちを連れて何度も行った「ONOKORO愛ランド」、洲本に入ると、山のてっぺんに洲本城が見えます。学生時代、家内と海水浴に来た海水浴場の横を通ります。水着姿とともに、初めて手作りお弁当を食べました。「私は下手よ、お母さんに手伝ってもらったの」とはにかみながら、僕の「美味しい」の言葉を待っていたように思います。僕のために早起きして作ってくれたんだなと想像し、愛おしくなりました。
洲本からは、r76で海岸線を南下します。釣り好きな家内のお父さんと一緒に釣りに出た友ヶ島が見えてきます。出港した由良港横を通ります。アワイチ(サイクリングで淡路島一周)中と思われるロードバイクが、坂道で奮闘しています。怪しい「ナゾのパラダイス」を通過し、アワイチ最難関のアップダウンを抜け、淡路島南岸・紀伊水道側に出ます。日本列島最大の断層・大地溝帯に沿うので、独特な地形美があります。淡路島で一番好きな道を西に走り、12:01「モンキーセンター」着。ここで昼食にします。お猿さんが数匹降りてきており、モンキーセンター入口は賑やかです。
更にr76を走ると、12:57「灘黒岩水仙卿」。斜面に水仙が咲き、綺麗です。r76〜r25で、13:48「福浦港」。うずしおクルーズ日本丸2000円のチケットを購入。14:10の出発時間まで、お餅つきなどを見ます。ぜんざいが振る舞われるので期待していましたが、出港時間になるので諦めて船へ。
バウに女神が装飾された帆船タイプの大型船です。観潮は小型船の方が迫力あるけど、大型船のみのようです。正月なのに行列ができることがなく、昔よりずっと観光客が減っています。
かもめの餌があるようで、子どもたちが投げています。出港してもずっとついてくるかもめが、それを空中でナイスキャッチします。上手だな。途中で、もう一隻の観潮船・咸臨丸とすれ違います。
そして大鳴門大橋の下にやってきて、渦に突っ込みます。大型船なので揺れませんが、上から見る渦は大迫力です。鳴門渦潮が初めてのお嫁さんが、「すご〜い」とビックリしています。徳島側から小型船が数隻出てきており、あっちの方が揺れて楽しそう。僕が子供の頃は、細長い漁船だったから、渦に突っ込むと舵が取られ、渦に巻かれていくのを感じることが出来、歓声が上がっていました。左右の揺れも大きく、自分の側が下に傾くと恐怖さえ感じ、アトラクションでした。観潮船は、徳島側からが良さそう。
港に戻り、13:50「びわジャム」540円を購入。帰路につきます。R28〜r31で「西淡三原IC」から高速道路に乗ります。伊弉諾神社による予定でしたが、時間切れです。予想外で、津名一宮ICを過ぎると渋滞が発生していました。次の北淡ICを過ぎても続いており、時間を食っちゃいました。帰省自然渋滞かと思ったら、事故渋滞でした。17:20、淡路SAで休憩。次男は会社へのお土産を買っていました。観覧車に光が入りとても綺麗。
明石海峡大橋を渡り、電光掲示を見て思案です。山陽道〜中国道経由なら渋滞18km、阪神高速神戸線経由は不明。渋滞がないのは、阪神高速7号線〜有馬温泉経由だけど、ワインディングがお嫁さんや赤ちゃんには辛いかも。阪神高速7号線〜中国道なら渋滞は少なそうだけど、阪神高速神戸線がどれ位渋滞するのか知りたくて、神戸線を選択しました。
須磨出口で渋滞し、魚崎まで渋滞していました。休日の阪神高速神戸線を選択したらダメだね。R171も渋滞していそうなので、西宮ICで下りずに、尼崎西ICで下車し、R43を東進し、r13を北上し、地元伊丹市街地まで渋滞無しで帰ってきました。
家内オススメのイタリアン「グラツィエ」で、夕食です。パスタセットと一品を注文し、お互いの夫婦間でシェアします。長男夫婦もシェアしており、我が家の定番の食べ方です。酒蔵通り駐車場19:27〜20:43・200円。
そのまま帰宅し、明日の奈良観光を、お嫁さんが行ったことない神戸観光に変更して解散しました。

2017/1/3
昨日の箱根駅伝往路は、青山学院が優勝しました。でも2位・早稲田と30秒差なので、まだまだ総合優勝争いはわかりません。駅伝は、20kmほどでランナーが変わるので、ごぼう抜き選手が出て、1区間で2分ぐらい平気で逆転されるから、マラソンより面白いです。
8時半に出発します。R171を西進し、全国の恵比寿神社の総本社・西宮戎神社に寄り道します。お嫁さんはもちろん初めてですが、「福男レース」のことは知っていました。いつものように、隣の成田山円満寺駐車場に入れようと思ったら、ガードマンに駐められて、「円満寺にお参りしてから西宮戎に参ります」と正直に話したら、「成田山専用だからダメ」と言われてしまいました。
仕方なく、9:12西宮えびす神社正門西側の旧西国街道に駐車して、寝てしまったすみれちゃんとお留守番です。3人が入って行く直前に、猿回しのおさるさんが入っていきました。しばらくするとすみれちゃんが目を覚まし、おしゃべししてあげるとニコニコご機嫌です。5分ほど、指を握らせたりして遊びましたが、そろそろ寝ているのが限界そうで、抱っこしてあげました。「えべっさん」の方を向かせると、前を通る車を目で追います。信号手前でスピードダウンしていますが、目がついていけるようです。どこにも異常なしで、神様・仏様・ご先祖様に感謝です。
やがて3人が帰ってきました。猿回しをやっていたそうで、境内内や路上の露天が開店するタイミングで、まだ参拝客も多くなくナイスタイミングでした。
R43に出て西進します。神戸に入り、神戸港メリケン波止場・メリケンパーク着。駐車場に入れたら、なんとバス専用駐車場でした。すぐに出口の料金所にパーキングチケットを入れると無料でした。オリエンタルホテルの方に聞くと、駐車場はかなりバックする感じなので、路上駐車してまたお留守番です。と言っても20mほどで港なので、車を離れても見えてるからOKです。カワサキワールドに入りたかったのですが、1/3まで休館でした。
異人館街のある北野まで、適当に北上します。どうせ近くの駐車場は満車だろうから、家族を下ろし僕だけ駐車場まで行こうと思っていたら、意外に開いていました。「30分・500円、1日最大2500円」、高いけど足の便がいいので入れちゃいます。
「神戸シューズのお店」に入ろうとしたら、「NHK朝ドラ・べっぴんさん」のすみれちゃんラッピングの循環バスがやってきました。六甲牧場のソフトクリームを食べ、坂を上がって観光案内所のあるメイン広場へ。トランプ手品をしている人、占いの方、メイン広場では大道芸さんがパフォーマンスをしていました。ボールを使う芸で、3つ・4つ・5つのボールを器用に操ります。正面に座っていた中国人一家(夫婦と小さなお嬢さん)のお父さんが指名され、アシスタントとしてあれこれ。ダメ出しされた後、お嬢さんが上手にボールを入れ、みんな大笑い。
15分ほど楽しませてくれ、自己紹介されました。日本で唯一のサーカス学校の3回生で、4回生中にはボール7つを操るようにするそうです。ボール5つを高か〜い一輪車の上でくるくる操っていたので、もう十分プロとして食べて行けそうです。ハットに100円寄付しました。1000円札の方もおり、太っ腹です。気持の良い青年でした。サーカスでピエロの化粧をして舞台に立つのだろうな。
前回家内と「朝ドラロケ地巡り」で来た時、化粧直し中だった「萌黄の家」を見学します。「風見鶏の館」との両館見学券650円を買います。ワンルームが広く、天井も高く快適です。館内に、朝ドラのシーンの写真が飾られています。朝ドラのクランクインは、この館からだそうです。この館でロケをした、その他の映画の写真も飾られている。お嫁さんも、娘と同じ「すみれちゃん」が主人公の朝ドラを毎回見ているそうで、「明美さんが、おむつの作り方を教えていたところだ」と、すぐにそのシーンを蘇らせていました。結婚式の写真も飾られているので、ガーデンウェディングにも使われているのかもしれません。
次は、「旧トーマス邸・風見鶏の館」です。ここは、1977年朝ドラ「風見鶏」のロケ地で、平均視聴率40%・最高視聴率50%でした。観光案内所のトイレで、おむつを取り替えます。
東に向かってあるき出し、「うろこの館」目指して山を上がりますが、「オーストリアの家」に寄り道。デンマーク・オーストリア・オランダ各大使館がありました。気持の良いテラス席があり、お食事と思いましたが、喫茶程度でした。オランダ坂を下り、神戸北野美術館で食べようと思ったが、こちらも喫茶軽食という感じです。
異人館通りに戻り、西進し駐車場前の「ラ・テラス北野」で昼食にしました。家内とお嫁さんが、「神戸牛カレーセット・1200円」で、玉ねぎが入っているようで、微妙に甘くコクがあって美味しい。次男は「ハンバーグセット・1800円」で、僕は「パスタセット・1200円」。観光地のランチなので期待していませんでしたが、美味しくお腹いっぱいになりました。10:54〜13:28「Dパーキング北野町3丁目」2500円。2時間半も楽しんだかなと思うぐらい、あっという間でした。
R43〜R171で帰宅し、荷物を積んで新大阪駅まで送ろうとしたら、R171軍行橋で大渋滞しており、JR伊丹駅に送りました。電車の方が早いです。名残惜しいけど、楽しい3日間でした。


逆説の10カ条 ケント・M・キース 『それでもなお、人を愛しなさい』早川書房 より引用&モディファイ こんな風に生きたいな・・・
1.  人は不合理、わからず屋で、わがままだ。それでも、愛そうじゃないか。
2.  何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。それでも、良いことをしようじゃないか。
3.  もしあなたが成功すれば、偽者(にせもの)の友人そして本物の敵が現れる。それでも、成功しようじゃないか。
4.  今日、行った良いことは、明日には忘れられる。それでも、良いことをしようじゃないか。
5.  誠実で、そして正直であれば、あなたは傷つくかも知れない。それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。
6.  大きな理念を抱く大きな人は、小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。それでも大きな理念を抱こうじゃないか。
7.  人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。
8.  何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。それでも、築こうじゃないか。
9.  助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。それでも、助けようじゃないか。
10.  持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。それでも自分の最高のものを、世の中に与えようじゃないか。

子供が育つ魔法のことば ドロシー・ロー・ノルト
子は親の鏡

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

Full sail
2006年3月、大学ヨット部を卒業する次男から素晴らしいプレゼントをもらいました。それは、卒業記念誌Full sailに数十ページに渡って書かれた次男の思い出の、プロローグとエピローグに書かれていた言葉です。

1.今、一番言いたいこと
私は最高にラッキーな人間だと思う。父親のおかげで幼い頃からヨットができ、これまた教育熱心な両親のおかげでK大学に入ることができた。この2つが実を結んだ結果として、「K大ヨット部主将」になれた。しかも「第70代」という大きなおまけまでついてきた。
本当に幸せな奴だと自分でも思う。

「環境が人間を作る」とはよく言ったもので、今の自分はまさにこの「K大ヨット部主将」という環境が作ってくれた。自分の考えに過ちがあることを初めて知った。自分の非を認めることを初めてした。初めて、人に本気で教えた。本気で伝えたいと思った。他人の気持ちを理解しようとした。組織を動かすということはこんなにも難しいものか、と初めてわかった。すべてが自分の思い通りになるわけではなかった。自分だけではどうにもならないものの存在を初めて知った。その結果、人生で初めて頼れる仲間・頼るべき仲間ができた。その仲間たちは和気藹々と楽しくやっていて、しかしその真ん中には「全日本インカレ」という共通の目標が芯としてしっかり通っていた。そんな仲間ができた。素晴らしい4年間であった。
この経験は、K大ヨット部があったからこそできたこと。、ヨット部を作り、現在まで熟成させてきた、歴代のヨット部員の方々。そのヨット部をずっと支えてきたOB会の方々。ともに戦ってくれた先輩・同輩・後輩たち。私をここまで育ててくれた両親。この場を借りて感謝の意を表したい。ありがとう。

中略

最後に両親へ。
最後のインカレ予選を見に行っていいかと聞かれたとき、断ってしまったことを今でも悔やんでいます。最終日を前にして、もはや負けることは分かっていたので、最終日だけでもきてもらおうと思いましたが、「今呼んだら、自分の中で負けを覚悟したことになる」という思いから、素直になれませんでした。本当に悔やんでいます。息子の最後の雄姿を見て欲しかったです。今の自分は紛れもなくあなたたちのおかげで成り立っています。今後はどのような夢を追いかけるかわかりませんが、温かく見守って欲しいです。

日記の始まり
ウェブマスター神谷良成のヨット日記です。私はこのような経歴で育ちました。関西学院中学部でサッカー部に入りましたが虫垂炎で辞め帰宅部をしていました。高等部進学で今からでも一流になれるあまり人のしていないスポーツをしようと、馬術部とヨット部に絞りました。まずヨット部に行くとそこには、伊丹のキリスト教会で一緒だった先輩が3人もおられました。特に門脇さんとは小学校・中学校サッカー部も一緒で、馬術部部室に行く機会さえなく入部しました。門脇先輩とは大学ヨット部でコンビを組ませていただき、ヨットレースを教えてもらいました。温和な性格・ヨット理論・スピードアップのコツなど最も影響の受けた先輩です。
高校ヨット部入部当時、ヨットが速くなるためには毎日『ヨットノート』をつけることと、速い人の本を読むことが大事だと聞き、ヨットの神様ポール・エルブストロームの本を買いました。初めに「スポーツマンにたばこはいけない。肺活量が落ちる」と健康な体のことが書いてありました。そこでタバコは一生吸わないことに決めました。
ヨットノートは練習やレースでヨットに乗るたびに、アドバイスを受けたことや感じたことを書きました。たった1冊のノートから始まりましたが、大学4年でモスクワオリンピック強化選手に選ばれるまでになれた元になりました。その後次男が小学生でヨットを始めることになって再びレーシングの世界に戻り、コーチ・親の立場からヨットノートをつけ始めました。次男の海外遠征を機会に兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブのホームページを立ち上げ、その選手達のがんばりのおかげで、ジュニアヨット団体の日本OP協会の理事になりました。広報委員長を拝命し『Optiわくわく通信』(バックナンバー)を週に2本のペースで1年間会員さん中心に発信しました。別府ジュニアの『あらっヨット』(お母さんから見た子供のヨット日記)に刺激され、ウェブ日記を書くことにしました。
もう30年以上ヨットの世界を楽しんでいます。現在出身の関西学院ヨット部のウェブマスターもしています。

ジュニアヨットに対する基本的考え『学業とヨット』
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