ウェブマスター日記 2012/5-6

Diary 兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブ 関西学院ヨット部 エルシノア
感想をいただけるとありがたいです→webmaster

2012/6/25
日曜日は、姉夫婦に誘われて有馬温泉に行ってきました。有馬温泉といっても、目的は湯治ではなく、六甲山トレッキングです。腰に爆弾を抱える兄の腰の調子が悪くなり、2ヶ月半ぶりの有馬です。兄は、有馬の家を拠点に六甲を歩き出し、腰の調子が良くなりましたが、久しぶりに重くなったようです。回復したので、山歩き復活です。
家内の実家は、両親はもう亡くなりましたがとにかく仲が良く、姉妹も何かと連絡を取り合っています。温和な兄で、僕らが結婚する前から姉夫婦の家に行ったりしていました。子供たちの年齢が近く、2家族キャンプやスキー・ぶどう狩りなど、ホントお世話になりました。というより、こんな義理の兄弟を持てて僕の人生はとてもいい歩みになっています。
5時に起きたのに、アレをゴソゴソ、これをゴソゴソしていたのですぐに6時です。ここからリュックの用意して、お腹が減りすぎたのでパンを1枚食べ、朝のお勤めをしたら、6:45です。家内はもう着替え済みになっており、大慌てで着替えます。姉のとこに持っていく荷物を載せるのを忘れており、またバタバタで車を用意し出発しました。
宝塚からR176・r51有馬街道で有馬温泉へ。到着少し前に、車から姉に連絡し、7:30着と同時にマンション前からバイキングに向かいます。いつもの東急・有馬六彩です。1500円朝食バイキングなのですが、種類が多く美味しいです。品切れになってもすぐに食材が追加され、終時間に行っても残念な感じがしません。
しっかり食べて、エネルギーを充実させました。マンションに戻り、車からリュックなどを出します。姉夫婦は部屋に上がり準備中、家内が「かんぽの宿」に行ってる間道を眺めています。まだ10時前なのに、六甲山山頂方面から下りて来られた風の中高年男性2人連れが下って行かれます。芦屋側から山頂を経由しての六甲横断ルートの終点だから、5時ぐらいに芦屋から上がったのだろうか?健脚だなあ。続いて、学生風男子ペアが走って下って行きます。最近流行ってるトレイルランでしょう。これまたスゴイな。
4人揃って出発です。いつもは山頂目指して登り出すのですが、ロープウェイ有馬駅を目指します。1週間前復帰した兄ですが、しばらく山歩きしなかったので体力低下を感じ、先週トレッキングシューズの底が剥がれ、おニューシューズの投入だからです。今朝箱から出して紐を通したそうです。
ロープウェイは9時半始発で、ちょうど観光バスのお客さんが大量に下りたとこで混んでました。「こりゃ、1回待ちだな」と思ったのですが、団体さんは次の便のようで、最後の6人の中にギリギリ入れて待たずに乗れました。片道大人980円です。
満員なので、西側しか見れません。緑濃い山や谷を越えて山頂駅まで一気に上がります。楽ちん。トイレを済ませ、2セットポールを伸ばして用意し歩き出します。お題は、「紅葉道」です。兄は、僕等がいる時に新しいルートを開拓します。何かあっても人数が多いと安心だからだそうです。六甲山の主要ルートなので、適当に人が歩いてるから平気だろうに・・・。僕らは「紅葉道」と六甲縦走路の別れるところまで歩いたことがあるので先導します。
車道を歩けば下りばかりですが、登山道の方は、登ったり下ったりで、「極楽茶屋跡」で車道と出合います。西宮・大阪湾方面の展望を眺めますが、霞んで見通しが良くないです。車道を渡り、登山道はすぐに分岐です。左は、「小川谷経由・神戸電鉄有馬口」へと、「湯槽谷・灰形山・落葉山経由有馬温泉」の尾根道への入り口です。六甲山に慣れたら、難易度の高い尾根道にチャレンジしてみたい。右の「紅葉道コース」に入ります。分岐に詳しい案内板が立っているので、迷わないです。
ここから、地図によると1時間のロープウェイ有馬温泉駅までの紅葉道です。休憩を含めて1.5時間でしょう。森の中の道です。1つ目の案内板「極楽茶屋0.3km・有馬温泉3.2km」。すぐに、なだらかな「魚屋道」と違う急な道になりました。しかも雨が降ると川になるのだろう石のゴロゴロしたガレ場道です。まあ適当に整備されているので、危険はないです。
2日前まで大雨だったので、水が流れているところや、沢沿いの道のところでは何処が沢で何処が道かわからなくなっているところもあり、ちょっとアドベンチャーで楽しいです。勾配が緩くなり普通の山道になったところに、「百間滝」への分岐がありました。観に行きたいけど、いきなり急な細道です。ちょうどそこに中年女性4人・男性1人のグループが下りてきました。「こんにちは」「滝に行かないの?雨で水量が多く見事ですよ」「どれぐらい掛かりますか」「すぐですよ、30分ぐらいかな。往復で1時間」。事も無げに言われますが、トレッキング素人の僕らには十分ハードです。「次回、チャレンジします・ありがとうございます」「お気をつけて」。
もう難所は過ぎたかな?と思っていると、2つ目の案内板がありました。「有馬四十八滝」ことが書かれています。「極楽茶屋1.3km・有馬温泉2.2km」。だいぶ歩いたので半分は過ぎた感覚だったのですが、まだ1/3です。みんな驚いています。「この道を登るのはきついなあ」と兄が言っています。同感。
道が崩れているところがあり、建築現場の鉄パイプで階段が組まれ、迂回路が作られていました。砂防ダムが時々現れます。貯まった水はとても綺麗な透明グリーンです。更に下ると賑やかな所に出ました。広くなった沢で20人ぐらいの方が川遊びをしています。小さい子もたくさんおり、みんなここまで登ってきたんだな。増水でここも道が不確かになっています。石を伝って対岸に渡ります。
また山道を歩き始めたところで、お兄さんのカメラフードが行方不明になりました。「あれ〜」って言ってると、沢の水の中に落ちてます。それに気づいた沢遊びのお兄ちゃんが、「どうせ濡れるから着替え持ってきてるので」と言いながらザブザブと入って拾ってくれました。膝ぐらいの水深でした。「ありがとう」。
山ユリが咲いています。「有馬のお湯」の説明の載った3つ目の案内板がありました。「有馬温泉1.3km・極楽茶屋2.2km」。2/3地点です。「百間滝・七曲滝・白石滝などの滝は危険ですので、登山靴で行ってください。冬はアイゼンが必要です」の看板が立っています。
分岐に出ました。「筆屋道経由魚屋道」の看板が立っています。兄たちは、魚屋道からここに来たことがあるそうで、「ここからはわかるわ」と安心領域に入りました。なだらかな広めの山道で、ロープウェイ軌道が見えます。コンクリート舗装道になり、まもなくロープウェイ有馬温泉駅に到着しました。この駅の向こう側に、ニジマスの釣り池があるそうで、また釣りに来ましょう。
有馬駅到着の少し前に、姉が姪に電話をしていました。姪とその子供たちが有馬の家に遊びに来ました。お父さんが急ぎの仕事を家でやらねばならず、うるさくしたらあかんそうです。僕らが下山途中に有馬に着いたので、先にマンションに入っていました。これからみんなで昼食です。
みんなでワイワイ下り、「グリル六甲」という新しく出来たお店で食べます。13時に予約していましたが、少々遅れましたよ。ここは以前工事をしてて、その後テラス席のある雰囲気のいいレストランが出来ました。以前、ここで食事をしようかな?と思ったお店で、兄達は数回食べたことがあるそうです。
女性陣はレディースセット、僕はデミグラスソース・オムライス、そして兄はカレーです。姉が逆流性食道炎になってから刺激の強い料理が食べられなくなりました。カレーもしかりなので、自宅でカレーのメニューがなくなり、出先ではよくカレーを注文します。「こういうとこじゃないと、カレーを食べられないからね」って。
ここで姪から、息子たちの情報を得られました。ツイッターやフェイスブック仲間らしく、僕ら夫婦よりずっと詳しく近況を知っていました。次男がこの日、後輩のレースの応援で琵琶湖に来ているそうです。「え〜、なんで連絡して来ないの〜」と家内は言っていますが、いちいち親に連絡してくる方がおかしいでしょ。長男の学会のこともよく知っており、お嫁さんのフェイスブックも知ってました。チビの時遊んでた従兄弟同士次世代は、遠く離れてもちゃんと交流してるようです。従兄弟の最年長のこの姪が、上手に間に入ってるのかな?
小3お姉ちゃんと小1弟の2人の子供を育てていますが、「人参ちょうだい」など野菜をなんでも食べます。よくしゃべって、食欲もモリモリ。いいねえ。2人とも体操教室とサッカー教室に通っているようで、マンションとの行き帰りで、家内の手をとって走り回っています。お姉ちゃんは男の子の中にたった1人の女の子で楽しくやってるそうです。Jリーグ・ヴィッセル神戸のサッカー教室だそうで、将来の「なでしこジャパン」かな?
マンションに戻る途中、「湯泉神社」にお礼参りしました。有馬温泉に入り子宝祈願すると子宝に恵まれるそうで、ちょうど1年前に兄夫婦・僕ら・長男夫婦で寄りました。お嫁さんにプレッシャーになるとアレだから小さく手を合わせましたが、ご利益に恵まれました。「おおきに」のお礼と、「元気な男の子をお願いします」と新たなお願いをしました。姪の子達にもお賽銭を配り、ガランガランさせました。チビさんはほんまおもろいです。最高のおもちゃやね。
マンションに戻り、僕らはサイナラです。お中元のお買い物でデパートに行かなければなりません。r51・R176で帰宅し、そのままリード110にタンデムして川西阪急デパートに直行。駐車場など車は何かと不便です。
帰宅して、僕だけバイクセブンへ。日曜日の午後はいろんなバイクがやってくるので楽しいです。ひょっとすると原付二種グループのツーリング帰りに遭遇出来るかも?と期待しましたが、まあそれはないわな。ホームセンターに回り、庭用つっかけを買って帰りました。帰宅後は、買ってきた「るるぶ六甲山」を読みながら、家内とあ〜だこ〜だおしゃべりして21時前に寝てしまいました。あ〜楽しかった。

2012/6/18
日曜日は、舞鶴までツーリングしてきました。家内は、仕事で東京ビッグサイトまで出張で、また寂しく1人ぼっちです。ふふふ、ラッキー。まあ、家内が休みでもこの日はバイク優先予定でしたけどね。阿蘇でお世話になったMさんが、北海道豪華ツーリングに行くのに、大分から神戸までフェリーでやってきます。少しでもお返し出来たらと、伴走希望をリクエストしていました。
「明日、駅まで送ってくれる?」と土曜の夜、家内からリクエストがありました。新大阪発6:00始発新幹線に乗るそうです。新大阪まで送って行ったら、神戸出迎えに余裕がなくなるので、JR最寄り駅までで勘弁してもらいました。調べると5:30の電車に乗れば間に合うようなので、5:15駅まで送り届けました。
帰宅して言いつかった洗濯物干しをやっつけ、パンをお腹に入れて出発です。週半ばまでの予報では雨だったので、車で荷物運び伴走するかなと思っていたのですが、0-6時70%・以降20%という降水確率の曇り一時雨予報に好転したので、バイク出動できます。舞鶴までなので、招き猫CB400SBにカッパや工具などいつもの装備を載せます。
R171・R43で六甲アイランドに向かいます。7:15、フェリー乗り場に到着しましたがフェリーの姿はまだありません。船中のMさんに電話し、ガソリン補給してまた戻りました。
いつもの夏用プロテクターメッシュ上下+DAIWA釣り用防水スーツ上下で来ましたが、暑いです。メッシュ上下だけで走ることにしました。「フェリーさんふらわあ」が到着し、トラックが下船し出しました。続いて乗用車・・・あれ〜少ないなあ。バイクが2台下りてきて、すぐに僕を見つけてくれました。土曜夜乗船なのにガラガラだったそうです。同じ熊本のDさんCB1100とご一緒でした。Dさんもとても気さくな方で、熊本の人は良い人ばかりみたい。
僕の先導で、まずは朝食と・・・。R43を三宮〜R428で六甲越え、r86で神戸のバイク乗りさん達の溜まり場・呑吐ダムへ。ロードサイドのお店は早すぎて開店前が多く、結局朝食を食べられずでした。
呑吐ダム駐車場に入ると、横のCB750さんが「遠くから来られたのですね」と、熊本ナンバー2台に声を掛けてきてくれました。土曜の雨で、この日のグループツーリングがキャンセルになったようで、暇になったようです。CB750さんは、北海道にも九州にも長期ツーリングしたことがあるようで、話が弾みました。こういうのも旅の楽しみですね。熊本のお二人は人柄がいいから、北海道でもたくさんお友達を作られるでしょう。
CB4台(CB223・400・750・1100)で、r85を西進し、r38を東進して「道の駅・淡河」まで来ました。バイクが10台ぐらいいます。ここで750さんと別れ、10:00開店したばかりのお店で朝食です。僕はいつもの朝のイチローカレーです。
舞鶴の出発時間が24:00だそうで時間がたっぷり有り、高速じゃなく下道希望です。と言っても前日の睡眠がフェリーなのでお疲れのはず。14:00舞鶴到着目標で北上します。交通量の少ないR428を中国道まで北上。快適道のr17を中国道に沿って西進。r75・r313・r311・r141の快適田舎道を縫って北上。快適国道R372を東進して篠山にアプローチ。「古市」から仕方なくR176を少々走り、「丹波大山」から快適県道r97に乗ります。
R9に出るまでGSがなさそうなので、ガソリン残量を聞きましたが、あと100kmは走れるとのこと。CB233は燃費42km/Lだそうです。僕のVTRと同じホンダ250ラインなのに、シングルとツインの差で10kmも違うのに驚きです。CB1100は20km/Lちょっとだそうですが、燃料タンクが僕のVTR13Lより1L多いだけで、航続距離が少ないのが玉に瑕とか。
12:00、「谷中の分水嶺」で休憩しました。晴れており、日陰もないとこですが、ここまでノンストップだったからね。ここで舞鶴までの行程の半分ぐらいでしょうか。r97の南側の田んぼの水は篠山川・加古川経由で瀬戸内海に注ぎます。でも北側の田んぼの水は日本海側へ。昔からここの水の取り合いで下流の集落で揉め事が多かったそうです。
R9側に下り、R9・r59・R173で綾部。ここまでは信号&交通量少の快適道でしたが、R27はそうでもありません。舞鶴市に入り、交通量が増えてきたのでコンビニ休憩。喉が渇きました。
時刻は14:00で、お腹が空いたかなと思いましたがそうでもないみたい。「とれとれ市場」で腹ごしらえを予定していましたが、西舞鶴・R175との交差点を右折しR27で東舞鶴に向かいました。目的はレンガ倉庫群と海上自衛隊艦船見学です。
「海上自衛隊・航空隊」という道標を見つけ左折。トンネルを抜けると、舞鶴湾が前方に広がり、航空隊正門がありました。ゆっくり近づくと、「14:00〜15:00見学OK」の看板。門兵さんに聞くと見学可能だとか・・・海上自衛隊の真っ白い制服の隊員さんに誘導されて所定の場所に駐車し、僕だけ見学受付に行きます。名前・住所・電話番号などを記入し、パンフレットと見学者カードを渡されます。首からぶら下げるようです。
格納庫内に対潜水艦ヘリコプターが公開されていました。隊員さんに「これ、なんですか?」なんて説明を求め、激写しまくり。小さい子を連れた家族が楽しそう。僕もヘリに乗ってご機嫌。ヘリ内部は激写禁止だって。でも緩い規制でしょうね。格納庫前の滑走路にスタンバイヘリが3機。その向こうの湾には、自衛艦が数隻もやわれています。ここはイージス艦基地ですが、イージス艦にしては小さい感じがするけど・・・。
R27に戻り東進。海上自衛隊基地本体桟橋に、自衛艦がたくさん係留されています。正門前で止まりましたが、「本日は見学できません」だって。ガックリ。続いてレンガ倉庫群の駐車場に止めて、「赤れんが博物館」300円に入場。ざっと見て、僕だけレンガ倉庫群を徘徊しにいきました。倉庫内部は、舞鶴市の文化施設として利用され、展示会やホールになっていました。喫茶店もありました。天井が高く気持ちよさそう。
博物館に戻り、椅子のとこで3人でウダ〜っとしてました。16:00前に「とれとれ市場」に食事しに行きました。寿司屋さんがあり、海鮮丼上980円にしました。ここでも、あ〜だこ〜だ喋り僕だけ帰路につきました。もう一人高知から参加の方は、19:00頃舞鶴着だそうです。
17:00ジャストに、「とれとれ市場」出発。R27・R173を南下。「道の駅・瑞穂の里さらびき」で休憩。ちょうど閉店するところだったので、18:00かな?トイレ&水分補給して、さらに川西池田まで一気に南下しました。
バイクを乾拭きし、荷物の片付けし一段落して時計を見上げると、19:50。舞鶴から2時間で帰ってきたようです。舞鶴道・中国道利用とあまり変わりませんね。宝塚トンネル14km渋滞の電光掲示もあったから、確実に早かったでしょう。お二人からは、道がわからんとこ先導してもらってありがとうと言われたけど、僕の好きな田舎道ばかり走って、僕の方がおおきにでした。ああ、楽しかった。
風呂に入ってウトウトしてたら、22:00家内から電話が入りました。最寄り駅まで迎えに行きました。全国大会後、次男が設計した駅ナカエステショップを訪問したようで、女子力を磨いたようです。息子の仕事をミーハー出来るなんて幸せなことです。そしてこういう親ばかさんは好きだな。

2012/6/11
日曜日は、ドラゴンのポイントレースでした。梅雨入りしたとこなので雨かも?と思っていたのですが、いい塩梅の曇りでした。最近は上天気の晴れより、こんなくもり空がいいです。
いつものように早く目覚め、少々グズグズした後、近所の氏子の天満宮に夫婦でお参りしました。というのも、土曜の晩に嬉しい知らせを受けたからです。仕事から帰宅すると家内が、「お父さん、お父さん」って、長男のお嫁さんからの電話の内容を教えてくれました。
「5ヶ月なんだって」。ご懐妊・・・。「予定日は来年2月だって・・・お爺ちゃんになるかもね?」。一昨年秋に結婚しましたが、福島原発事故があり東京に住んでる長男たちは、1年間は様子を見ると言ってました。そして1年後のご懐妊です。
お嫁さんから、横に時差ボケでひっくり返ってるけど長男に代わりましょうか?と言われたそうですが、話すこともないのでお嫁さんと話しただけだそうです。またまたシカゴに出張してたそうです。よくシカゴに行ってるな。また学会なんだろうか?ちょっと海外勤務になるような予感がするんだけど・・・
長男の結婚を祝し、庭にハナミズキを植えたので、第一子誕生ではコブシでも植えるかな?それとも前々から考えていたお宮の建立かな?両親の実家の庭に、お宮がありました。父の方は農家らしく「お稲荷さん」が、母の方は忘れちゃったけどやはりお宮がありました。帰省したら仏壇に手を合わせ、次に庭のお宮に手を合わせるのが常でした。わが家にもそれを実現したくて、ちょこちょこと見たり調べたりしていました。先祖の縁でやっぱり菅原道真さんを祀るのがいいかな?お伊勢さんの近くに、良さ気な神棚を作るところがあるな見学したいな?土台は石屋さんかな?ブロックとコンクリートで自分で組んだら安上がりだな?覆い屋もいるなあ・・・なんてね。
朝晩の蛍光マリア様への祈りが復活しました。僕が保育園に行く前だから2〜3才の頃、母に連れられて通っていたカトリック教会で神父さんに駄々をこねていただいた蛍光マリア様です。マリア様が欲しかったというより、蛍光塗料の怪しい明るさが欲しかったのだと思います。
ずっと僕の勉強机の上で見守ってくれ、長男ご懐妊の時から、「男の子をお願いします」と祈り続けました。次男ご懐妊の時は、長男と2人で祈りました。また「元気な男の子をお願いします」と祈り始めます。家内は、仏様のチーンの横に置かれて・・・なんて言いますが、僕の守り神・蛍光マリア様はどんな環境でもいっぱいの愛を届けてくれるはずです。

家内は仕事関係の全国大会で京都に行きます。舞妓さんが来るので楽しみにしています。8時に一緒に家を出ました。僕はいつものように通勤リード110で、R171を一気に西宮へ。天気予報は曇りで、西から南に振ってくるけど中風止まりの予想です。
ハーバーに着き、陸置きヤードに入ると、メンバーのHさんが来られています。他艇メンバーも艤装を始めています。ジェノア上げて、シート通してメインをブームにセットし、Sさんもやってきて準備完了。J35に続き船を下ろしてもらいます。他艇メンバーとあ〜だこ〜だ喋ります。まずは先週のA級全日本の話題です。うちのメンバーOさんがFRP艇部門で2レース連続トップを取ったこと。1レースは風の弱い中ダントツだったようで、それを見ていたメンバーがそれを肴にしています。
ソヨソヨと吹いていた北風が止まり、すぐに西目のソヨソヨが入って来ました。ここでウダ〜っと小一時間無風が続くのがここのパターンなんですが、このまま南に振れるといい風が入ってきそうです。J28先頭に次々に桟橋を離れます。しかし、沖では南と北の風のせめぎあいが続いており、安定しません。北風優勢の中、風上マーク0度で設定・・・しかしチェックすると30度の風です。ブローが60度から入り、マーク打換えをしてから第1レースが始まりました。11:30を回ってスタートです。
J24がおらずドラゴンクラス6艇だけのレースです。この日の僕のパジションはバウクルー。下3からスタートしましたが、号砲2声リコール有りです。前のJ28が解消に向かいます。本部船寄りからJ35がいいスタートを切っています。そのまま西に伸ばし、西からのベアブローを拾ってタックし中央に寄せますが、東からのブローが優勢のようで、下受けタックになってしまいます。1上4位回航。ランニングレグで1艇抜いて1下3位。
次の上マークまでのレグは東を選択。先行艇2艇が西に行ったので、大きく東に出します。2上マークで2位を捉えてテールtoノーズで2位回航。上マーク回航動作で内側に入られて2下マーク3位。再び東海面コースを選択し、フィニッシュ直前でJ28を捉え2位フィニッシュ。
第3レースは13:00過ぎスタートになりました。東目コースを走ることだけ決めて・・・だけど何故かスタートは下2。遅れ気味スタートだったのでスターン切って東に出ました。東2艇目で良い感じの滑り。中盤まで2位争いだなと思っていたら、西からのブローが優勢だったようで、上マークに寄せる度にベアが入り、1上ビリ6位回航。僕のスピンワークが冴えてるのか、1レース目に続きよく走り、ランニングで3位まで上がりましたよ。自分にナイス。まあ、スキッパーSさんの風の強弱・振れに合わせた適切なバウアップダウン、ミドルHさんのマストコントロールと相まっての走りです。
1・2・3位と上位3艇が東コースです。第2レーススタート前に入った東からの優勢なブローが頭に残っています。西に行った艇がタックしてきましたが、風が弱いようでバウをうちの土手っ腹に向けてきます。1・2位は届きそうもないのでここでタックして3位確保が頭に浮かびましたが、欲をかいてそのまま走ります。
トップタック、2位タック、そしてうちもタック・・・良い感じで西の艇のはるか前を切りながら、先行2艇との差も詰める予定でしたが、西がグングン上り始めました。最初にタックし西に寄せたトップ艇がかろうじて西3艇に絡めただけで、あとの東2艇は西ブローに押されて終わってしまった東ラルにつかまり死にました。一番東に出たうちは悲惨なダンケツ。あとはレース観戦だね。「2度あることは3度ある」ので、一生懸命スピンをはらませ頑張りましたが、5位に差を半分詰めただけでフィニッシュ。これで本日のレースは終了です。結果はともあれ楽しいレースでした。船を片づけ、ウェットバーでウダウダしてから5時前にハーバーを後にしました。
5時半過ぎに帰宅。冷蔵庫にあったそうめんを食べ、風呂に入って6:30を待ちます。Hさんとこのお山が、「サザエさん」のオープニングに登場してるということで、絶対見てよと言われました。最近のサザエさんのオープニングは、全国各地の名所紹介なんですね。6月いっぱい兵庫県だそうです。朝霧雲海で有名な中世の山城で、映画天と地とのオープニングにも使われた絶景ポイントです。
家内が帰宅し、お約束のお出かけです。6月といえば・・・そうホタルです。車に乗り換えてr12を一路北上。後川交差点を左折していつもの羽束川のポイントへ。さすがに日曜日です。数台の車が停まっています。羽束川を渡る橋からホタルの夕べを楽しみます。いい日に来たようで、去年より多いです。でもやんちゃ女子が懐中電灯を川に当てるので・・・う〜むです。ホタルに光を当てないようにするのがマナーなんだけどなあ。
東進し、一番のポイントへ。去年まで狭かったのに、道横の荒地が整備され駐車ポイントが出来ています。しかし、川中の草むらが少なくなっており、ホタル自体は減っていました。更に東進、籠坊温泉のポイントへ。ここは少なめなのですが、更に少なめになってました。早すぎたのかも?
R173に向けてゆっくり東進します。街灯はなく暗い細い道で、9時を過ぎたこの時間帯はすでに獣さんたちの領分です。2頭の鹿に遭遇しました。往路・r12西峠を越えた鹿の濃いポイントで1頭見かけたし、この日3頭目です。
R173を南下し帰路につきます。森上で右折して、r603に入ります。三草山の肩を越え阿古谷の集落に入ります。阿古谷川もホタルポイントなので、数台の車がいます。去年より多く飛んでいました。ウィークデイに一眼レフと三脚持参で、本格的にホタル撮影にチャレンジしてみようかな?
11時前に帰宅。レースで疲れてるのに、いつもより遅い就寝時間になりました。

2012/6/4
日曜日は、敦賀に行き「夫婦で自転車」をしてきました。当初の予定は、義理姉夫婦から声がかかり、有馬のマンションに行っていつものトレッキングでした。ところが金曜日の朝、姉から電話が入りキャンセルに。その電話を受けて残念そうな家内の顔・・・ではなく気楽になった顔がそこにありました。実の姉妹なのに微妙に気を使うらしい。僕と2人が楽なんだそうです。
ということで、以前から暖めていた「初・大台ケ原」企画を実行することとなりました。家内は吉野まで電車で行き、そこで僕がピックアップして、通勤リード110でのツーリングです。これならどんなに車が混もうと平気です。
ところが、日曜日の朝準備をしていると、雨がポツポツと・・・。天気予報は回復基調ですが、日本一雨が降る大台ケ原のことです。標高1500mで雨や雲の中じゃなあ。気温予想10℃とかとなってたので、心が折れました。「真夏に避暑で登ることにしよう」と急遽予定変更です。
これも暖めていた企画で、「夫婦で自転車・旧北陸本線廃線の旅」。スクーターからリアボックス・GPSなどを外し、車に自転車2台積んで、メッシュプロテクターからサイクリングパンツに履き替え、1時間遅れの7時出発です。家内の衣装は、黒プロテクターからピンクサイクルウエア&ランニングスパッツ・超ミニスカートに大きく変身してました。
中国道・豊中ICから高速で一気に敦賀を目指します。7時と出発が遅れたので渋滞が懸念されましたが、問題なく走れました。名神集中工事も終了していました。ラッキー。
1時間走って、「菩提寺PA」で休憩。福井県のスキー場に行くとき、よく休憩したPAです。朝食にしました。いつものイチローの朝カレーです。家内はサンドウィッチ。窓の外に向かった席で食べていると、目の前に「天然記念物の・・松」ってのがありました。PA敷地内に天然記念物だって・・・。
また1時間走って、「賤ヶ岳SA」で2度目の休憩です。ここも北陸道を走るときの定番休憩ポイントです。近畿の滋賀県から北陸福井県へ抜ける峠だから、なんとなく一息入れたくなるじゃないですか。ここで、補給食として「豆腐ドーナツ(チョコチップ入り)」を購入しました。自転車なのでガス欠(乗り手の空腹燃料切れ)を起こした時、緊急補給します。結局必要なく帰宅後食べましたが、めちゃフワフワでとても美味しいドーナツでした。
3時間で敦賀到着。敦賀駅前に市営の駐車場(最初の1時間無料・以降1時間毎100円)があり、そこにお世話になりました。自転車を組み立てます。家内にとっては、暖かい期間限定のスポーツ自転車なので、「乗り方、忘れちゃった〜」なんて言ってます。ぐふふ。
JR北陸本線に沿って走り、R476に乗ります。どうしてもこの国道を走る区間があり、交通量が気になっていたのですが、とても少なく助かりました。ここで、1つ目の旧北陸本線のトンネルを発見しました。国道脇にあり、歩道や自転車通路として現役のようです。ちゃんと走れました。
r209が分岐していく交差点通過。順調です。続いて目印の「日吉神社」発見。ここから国道を離れます。ここまで国道は川沿いを走っており、列車が走れる勾配が続いたので、自転車でも全く辛くありません。下ってきた6〜7台のキャンパーな自転車集団が漕がずに下りてきたので、家内は自分が上り坂を走ってるんだと気づいたぐらいです。
すぐ横を北陸自動車道が走ってるので車の音は聞こえますが、この道を使う車はほとんどありません。2台並んで、あ〜だこ〜だおしゃべり。田園風景が広がり、ウグイスがしきりに鳴き、青空と相まってとても気持ちがいいです。家内の電話が鳴りました。姉からのメールみたいで、「奈良、楽しんでる?」の内容でした。返信は後で。
2つ目の旧北陸本線トンネルが見えてきました。信号があるようで、ずっと赤です。廃線軌道を道路にする時、拡張したので道路は広いのですが、トンネルだけは単線時代のままです。信号で交互通過するようになってるようです。だんだん近づくと、青に変わりました。交通量が少ないので感知式かな?と見上げますが、センサーはありません。さあライトを点けてトンネル突入しようと思ったら、赤に変わりました。「あれ〜」、青だった時間は15秒ほどです。信号には、「5分待ち」と書いてあるし・・・。
のんびり待ってたら、車がやってきました。地元の方のようで、下りてきて「どこまで行くね?」と聞いてきます。「今庄まで」。「じゃあ、国道を行った方がいいよ。穴ぼこ開いてるよ」と脅してくれました。「はぁ〜」、「この道を走りに来ました」なんて言えません。地元の人には理解できないだろうな。
青信号になり、先に行ってもらいました。このトンネルが長かった。くたびれた蛍光灯は点いているのですが、光量が足らず真っ暗に近いです。自転車ライトが無いと走れないトンネルでした。ひんやりした空気が怪しげで、「1人じゃ走れないね〜」とか、「うわぁ、天井からのシャワーに突っ込んだ」とか、おしゃべりしながら楽しく抜けました。
トンネルを抜け小休止。3kmぐらいあったかも?幸いなことに、前方からも後方からも車が来ませんでした。5分間隔で青になっても、自転車では5分でこのトンネルを通過できません。
しばらく走ると、すぐ左に高速道路です。そしてその向こうに海が見えてきました。続いて3つ目のトンネル突入。ここは真っ直ぐのようで、向こう側の光が見えています。距離も短く難なく突破。
しばらく走ると、次の目標だった「杉津PA」がありました。R476から外れてここまで、さっきのトンネルで出会った車が1台だけの貸切道でした。PAの従業員用駐車場があったので探索してみると、草に半分埋もれた状態で「ふらっとパーク、スナック・ショッピングコーナー・7:00〜20:00・いらっしゃいませ」の小さな看板を発見しました。
自転車をここに置き、PA内に入ります。自転車ヘルメットを被った2人連れが入ってきて驚かれたかも?自転車をPA内まで持って入ったら、もっとインパクトがあっただろうな。12時を回っていたので、ここで昼食です。まともな昼食を食べられるとは思っていませんでした。夫婦で海鮮丼にしました。ここで家内は、姉に返信していました。メール打って食べだしたら、またメール着信。また姉からです。「きれいなトイレがあって良かった〜」と言っています。女子同伴自転車サイクリングでこの道を使う場合、このPAは使えます。
いつの間にか、r207のヘキサゴンが立っています。このPAから向こうは県道指定のようです。納入業者などは、こっちから来るみたい。「土石流危険渓流」の看板の横を通過。
3つ目のトンネルも短めでしたが、4つ目は長め・・・7連続トンネルでした。最後の長いトンネルで、とうとうトンネル内車との離合という悪夢に遭遇しました。天井からの滴下にワーワー言いながら走ってると、なんだか大きな音が・・・。「なに、なに?」。後方にライトが視認できます。トンネル内なので必要以上に大きな音が襲ってきますが、まだまだ後のハズ。でもおっかないです。トンネル内には30m毎ぐらいに壁に退避所の凹みがあります。早めに対比して待ちました。車の方も、まさか自転車がいるとは思っていなかったでしょう。ゆっくりと通過です。
この連続トンネル部分が最も標高の高いところのようで、ここから5kmぐらいロングダウンヒルになりました。列車勾配なので2.5%という自転車にとって最高の勾配です。ペダルを回す必要がなく、ブレーキを掛けないといけないほどスピードも出ません。
「山中峠」の謂れ板がありました。平安初期830年に、「木ノ芽峠越え道」が開設されるまでの北陸街道は、この山中峠越えだったそうです。旧国鉄・北陸本線・「山中信号場」がありました。引き込み線を使ったスイッチバック構造が明示されていました。25/1000という勾配は、列車の登攀能力限界に近かったそうで、スイッチバックを使って敦賀方面に登っていったそうです。ロックシェイドが残っています。森の中を、ドーンと下っていきます。気持ちのいい自転車天国の道です。
「大桐駅跡」がありました。旧北陸本線の列車は、ここから先が単線のスイッチバックトンネル区間なので、ここで待機したようです。「上新道」の謂れ板でまたストップして歴史の勉強です。横に、麦畑が広がっていました。
長い快適な下りが終わる頃、現北陸本線が見えてきました。そして「南今庄」駅到着。すぐにホームに駆け上がり時刻表を確認します。13:35の敦賀行きが行った後のようです。次は14:49。1時間に1本の各駅停車ダイヤです。
次の今庄駅まで走るのを止めて、ここから乗ることにします。自転車を輪行袋に入れて、家内は道路脇の自転車置き場などがある駅のトイレに。僕はホームに体育座りして地図を見ます。踏切が鳴りサンダーバードが通過します。もちろんムービーを撮ります。お客さんが僕ら2人だけ。ちょうどいい初夏の風が通り抜けるホーム、鳥のさえずりだけしか音がありません。気持ちがいいね。
各駅停車が2両でやってきました。ホーム中央の待合室前にいた僕らを通り過ぎます。あわてて電車を追いかけて、止まってる電車の「開くボタン」を押して乗りました。すぐにトンネルに突入し、次の駅は「敦賀」でした。
たった1駅でしたが、盛り沢山なサイクリングになりました。10:30出発・13:40到着、走行時間2:01:47・距離24.36km・平均時速12km/h・最高速度35.4km/h。「全然しんどくなかったね」と、家内もごきげんです。このコースはナイスでした。
「敦賀駅」で車に自転車を載せ、帰路につきます。名神は、新名神との合流先頭に渋滞が発生しそうで、下道を選択しました。R27を西進し始めます。ここらは原発銀座、敦賀駅には、「美浜原電」のバスがいました。子供がチビの時、海水浴やキャンプでこの海岸によく遊びに来ていました。ここの原発が福島みたいになると、あの海水浴場も数十年使えなくなるんだなあ・・・。悲しいね。
「小浜」から、バイク乗りの聖地・R162。交通量の少ないワインディングを「名田庄」へ。バイクの割合が増えます。ほんま気持ちのいい道だわ。「道の駅・名田庄」で休憩。R1が1台だけいました。アイスクリーム補給。「流星館」という村営の宿泊施設がありました。「ライダー限定・1泊2食付き4800円・夕食は2800円相当」という張り紙がありました。いいね。
「美山」からr19で園部に抜けますが、スピード違反取締りのお仕事を終えた風のパンダワンボックスの大名行列に追いついてしまいました。読み通り園部警察署へ帰る車のようで、皆さん我慢大会でした。40km/hなら40、50なら50と制限速度ピッタリ走るので、白線でも抜いていく車がありません。旧道と現道が交差するパッシングポイントを、後続4台が果敢に旧道に右折し、川の向こうをグングン行きます。現道が川を渡る合流ポイントを4台がパンダをかわして行きました。きっと「したり顔」でしょう。おめでとう。
「園部」からR477・R372・R477・r106で「一庫ダム」。家の近所まで来て、先輩がやってるさぬきうどん屋・丸亀製麺で夕食して帰宅しました。敦賀15:30・帰宅19:30。名神利用より早かったかも?

2012/5/30
日曜日は、グループツーリングに参加しました。初参加のグループです。参加メンバーは3人と少ないので、より濃く話ができそうです。目的地は加西市の「がいな製麺所」です。噂をよく耳にするところなので、どんなところにあるのか期待大です。
この日は幼稚園の同窓会日程が入っていましたが、土曜日になってキャンセルになり、突然空いてしまいました。家内はお仕事関係でホテルに行くので1人です。
家内は最近モテ期が巡ってきているようです。支部長になったり、女性部会長になったり、全国大会の司会したり・・・今回は兵庫県大会の開幕の歌を歌う時、指揮をするそうです。ここ数日、ゴニョゴニョ口ずさんでるし・・・美人はいくつになってもお得なようです。
この日は、家内の誕生日でもありました。また1才先行されました。同学年カップルなので、毎年追いついては離されを繰り返しています。長男夫婦も大学は別ですが同学年で、僕らの逆で長男の方が半年お兄さんです。次男も大学同学年カップルで、次男が3/28生まれなので、誰と組んでも弟になります。
前日の土曜日、家内が寝静まってから台所に下り、食卓にプレゼントを置いておきました。2人で観て家内がお気に入りになった映画「しあわせのパン」の原作本です。三島有紀子著。「また観に行きたい」と言ってた家内のリクエストに応えられなかったから、原作本で勘弁してもらうことにしました。
日曜日は僕の方が早く目覚めました。階下の家内の寝室からトイレに起きる音がしたので耳を澄ませましたが、そのまま寝室に戻りました。空振り。しばらくして起きだした音・・・プレゼントの包みを開ける音・・・。うふふ

9:30・阪大前デニーズ駐車場集合です。9時に着くべく里山VTR250を準備し、8:31給油です。144km/4.92L=29.3km/L。最近燃費が下がったなと空気圧を見てもらいました。やはり低かったです。年末に交換してもらった前輪がかなり低かったのは何故だろう?
8:45に集合場所に着くと、リーダーさんと思われるセローが駐車場にあります。誰も居ないので朝食中と思われる。横に停めて阪大の方を探索。予備校の模試があるようで、たくさんの人が校門を入っていきます。10年ほど前文化祭に来たことがありますが、大阪市内から郊外に引っ越してきたので余裕のキャンパスです。9時過ぎに駐車場に戻りましたが、誰もいません。前を走る中央環状を見ながら、日陰で待ちます。天気がいいので、ツーリングにお出かけと思われるバイクが多く通り過ぎます。
10分ほど前に、マジェスティ250女子さんが来られました。以前ご一緒したことがあります。まもなくリーダーさんがお店から出てこられ出発です。駐車場前が信号で、青に変わりブイ〜ン・・・と行くはずでしたが、キーが刺さってないよ。慌ててキーを差し込んだけど、すでに赤信号。いきなり迷惑を掛けてしまいました。
中央環状・R176バイパスで宝塚から三田に抜けました。R176は三田まで交通量が多いから面白く無いね。r17に乗り換えて、中国道を横に見ながら西進します。今月5日に那岐山登山した時、宝塚トンネル渋滞を回避すべく東進した道です。快走路ですね。信号も少なく、バイクで走るとほんとに面白い道です。
「道の駅・とうじょう」で休憩しました。r17沿いにはなく、中国道「ひょうご東条IC」出入口アプローチにあります。10:50「ファミリーマート・東条インターパーク店」でミネラルむぎ茶147円を購入。マジェスティさんはにんにくを買ってました。
r17をさらに西進し、R372を越え、R175を越えてから、r145に乗りました。ここがいつもややこしいんですよね。「播磨中央公園」のど真ん中を突っ切り、再び田舎道になってまもなく、?な細い道に左折したら製麺所がありました。GPS誘導しないと1人では来れないね。
11:47、釜揚げうどん温350円+がいな天ぷら盛り480円=830円を注文し席で待ちます。屋根のある外の席で、晴れた日に気持ちのいい場所です。バイク10台ほど・スポーツ自転車5台ほど・車10台ほどの人が入っているとは思えない。常連のリーダーさんに聞くと、店内の見えないところにも席があるそうです。
四国讃岐の有名店で修行した店主さんが6年前に開業したそうで、年々駐車場が大きくなったりテラス席が出来たり、拡張してるようです。有名店の師匠であるおばあさんの大きな飾り物がいい味出していました。お味の方は美味しかったです。味覚音痴なので大抵は美味しいんだけどね。バイク屋スポーツ自転車で、都会から程よい距離で、播磨の高低差の少ない快適な道が行程なので、目的地として人気が出るのはよくわかります。
10台弱のバイク集団がやってきて、さらに車が数台来て、なんとなく他所で席を工面する感じがしたので、12:30帰路につきます。帰路はR372を篠山に抜けるそうです。R372交差点から北東に進路を変えます。姫路付近・篠山のR176との交差点付近・亀岡付近を除いて、信号の少ない快走路だから、ぐんぐん伸びます。まあ僕が+10の会所属なのでマイペースで最後尾で遅れ気味についていきます。マジェスティさんは、ピッタリついていきます。お上手だわ。
篠山に入り、r49を右折します。僕の好きな狭路ワインディングです。勾配を増し狭路になると、前方から2台は消えて行きました。ロードバイクが数台もがいています。凄いな。対抗車もあるのでマイペースを崩すといけません。のんびり行きますよ。r308との交差点手前で待ってくれていました。どないしたら、あんなに早く走れるのだろう・・・まあ走ろうと思ってないけど。景色を楽しみたいので、ゆっくりの方がいいです。
「永沢寺」で休憩。花菖蒲園が、無料解放されていました。花が無い時はこうなるそうです。いつも入場料がいると思って入ったことありませんでした。そう言えば、土曜日に行った「野間の大ケヤキ」では花菖蒲が咲いてたぞ。ここで「金山寺味噌」を発見してしまいました。先月、湯浅で買った金山寺味噌が美味しかったので、購入しました。わが家の金山寺は、あまりに美味しくてもう品切れになってますよ。
母子のr49沿い「わらび餅屋」に寄ることになりました。しかし、人気で若干待ち時間が発生していたのでスルーしました。どこか喫茶店にでも寄るのかな?とついていきましたが、潰れたハーレーのお店付近もスルーでした。いつも数台のバイクが停まってるお店が気になります。
「仕手原」交差点まで南下し、r37・r323で「上佐曽利」、ここからr319で南下しr68合流、そして「道の駅いながわ」で休憩になりました。高速車の多いr68を少しでもパスするなんて、さすが「北摂ツーリング」のリーダーさん。道をよくご存知です。
15:00、「道の駅いながわ」でアイス126円購入。バイクは常時15台ぐらい、入れ替わりで入って来ます。お天気最高で絶好のツーリング日和です。みなさん楽しんできたのでしょう。ここで一応解散です。r12を南下し、お二人が左折するR176バイパスの前に僕が離脱しました。ああ楽しかった。阿蘇後、早朝バイクで里山VTRに乗るように戻ったけど、招き猫CB400SBばかり乗ってたので、VTRのギアの入りが気になります。少し重めです。CBはなんであんなに軽くギアが入るのだろう?

2012/5/22
日曜日は、四国ソロツーリングに出ました。家内は仕事で大阪のホテルです。また同行者の集まりの司会をするそうでサボるわけには行きません。去年は全国大会、今回は近畿大会、美人女子はいろいろと声が掛かり、兵庫の女性の会のトップにもなっちゃったようで、なんだか最近こういう持ち回りを楽しんでいるようです。オシャレして、男性方にちやほやされるのが、美容命の家内には居心地がいいのでしょう。
ということで、ソロツーリングに行けることになりニンマリです。最初、滋賀県・岐阜県・福井県県境の峠探索しようかと地図とにらめっこして、岐阜県と福井県境の「冠山峠」「高倉峠」をターゲットにしました。舗装されているのか、土砂崩れ通行止めなどでないか調べたら、なんと6月中旬まで「冬季閉鎖」だそうです。例年5月いっぱいぐらいまで積雪が残っているのが想像されます。今回は残念だけど、探索先リストの上位にランキングされました。
では四国はどうかな?前々から探索先リスト上位に載っていた「瓶ヶ森林道」か「四国カルスト」にターゲットを絞りました。1週間前も利用したフェリーで5時高松だから、1つなら復路15:00高松発フェリーに帰ってこれそう。次の19:20便なら、2つ回れるかも?最悪月曜1:00・神戸着5:00便でも出勤に間に合います。
1週間前と同様、土曜日の仕事を終え帰宅し、食事・風呂を済ませて、用意し出しました。日帰りなので特に変わったものは必要なくサクッと準備完了。高速道路利用が多そうなので阿蘇同様「招き猫CB400SB」利用です。23:00前に出て、空気圧を点検しようと数軒のGSに寄りながら神戸に向かいましが、車用に縦棒の長い空気入ればかりで、バイクも使える横からの空気入れがないです。絶滅危惧種のようです。
結局、フェリー乗り場まで来てしまいました。途中のGSで「トラック利用の多いとこならあるよ」と聞いていたので、偶然見つけた「宇佐美」さんに寄りました。宇佐美さんは、高速道路SA内GSやIC近所によく展開しています。トラック利用が多いでかい敷地のGSが多いです。23:55、宇佐美神戸京橋インターSS。空気圧は問題ありませんでした。納車から3ヶ月で初の空気圧点検ですが、阿蘇前にホンダディーラーで1ヶ月点検した時に入れてくれたのかもしれません。267km/12.26L=21.8km/L。
ジャンボフェリーのバイク置き場に行くと、やんちゃさん集団のバイクが10台ほど先着していました。超ヒップアップタンデムシートが特徴ですね。「いやだな」と思いましたが、各車タンデムシートに花束がくくられています。「追悼・・、永遠に」とかタンデムシートに書いてあります。亡くなったお仲間の追悼ツーリングなのだろうか?
往復切符を買いました。往路高松行き二輪126cc以上2190円+2等大人1800円=3990円。復路二輪126cc以上1490円+2等大人1500円=2990円。往復で1000円ほどお得です。
待合室の方に、やんちゃ車の方達らしい集団がいたので、バイク置き場の方で乗船を待ちました。他に5台ほどのバイクがいました。乗船時間が近づき、やんちゃさん達が戻ってこられました。20代女子2名と子供1名、男子は30代・40代と思われる方ばかりで、元暴走族の亡き仲間の命日に集まるアニュアルミーティング?って感じがしました。派手な銀ラメのバイクの方に声を掛けました。関わりたくないと思ってるのに、声掛けてるし・・・。まあ普通の会話でした。
乗船が始まり、僕のバイクはその皆様のバイクに囲まれる位置になったしまい、粗相のないように注意しました。2等船室に上がると、追悼の方達は人数が多いので固まった場所を確保できず、廊下の椅子のとこに落ち着かれました。バラバラは嫌なようです。1人になると意外に小心な方も多いものな。
すぐに寝てしまい、4時にジャンボフェリーのあの歌で起こされました。5時定刻通り高松着。フェリー乗り場前の広い道をまっすぐ南下すると「高松中央IC」です。そこから「瓶ヶ森林道」目指して西進します。
6:27、1週間前同様、豊浜SAで最初の休憩。サンドイッチ260円を購入し、前のベンチで朝食にします。「いよ西条IC」下車。GPSに従ってR11を西進します。GPSは加茂川を渡ったとこで左折を指示。「石鎚山」の案内も出ています。7:15、この交差点にあった「ファミリーマート西条加茂川店」で、昼ごはん用にシーチキンマヨネーズ105円を購入しました。女性ロードバイクが2台、3台の大型オートバイがいます。石鎚方面に上がる方々の集合場所かもしれません。駐車場も大きいし。
大型バイクに続いて店を出ましたが、一気に離されました。ここからはR194です。この道は高知市まで山を越えていきます。国道ですが交通量は多くなく、四国らしくすぐに清流と渓谷の道になり、素敵な景色です。石鎚山はスポーツ自転車のメッカなのか、チラチラとロードバイクやクロスバイクを追い抜きます。自転車の走る道は車が少なく走りやすいです。冬季のチェーン装着用地なのか路肩が広く広がった景色のいいとこで激写タイムするために停まりました。先客のロードバイクさんから、「どれくらい前に自転車を抜きました?クロスバイクですけど」「1つ手前の広い路側のとこかな?2〜300m手前」。その方を待ってるようです。
「自転車が多い道ですね」「ええ、いつも自転車は走っていますが、今日はイベントがあるので多いですよ」「レースですか?」「いいえ、高知まで行こうというイベントです」。地図を見ると、高知まで60kmほどですが、行ったら帰ってこなければならず、しかも平地じゃないし・・・凄いな。
数度見た「寒風山トンネル通行止め」の文字が気になっていました。このトンネルを通る予定なのに・・・愛媛側と高知側との中間にある山を抜ける長いトンネルですが、難なく通ることが出来ました。どうやら旧道の方のトンネルが土砂崩れ通行止めのようです。
トンネルを越えたところで鋭角にUターンする感じで「瓶ヶ森林道」に入ります。ちょうど目の前で2台の小型観光バスが入りました。「大名行列はかなわんなあ」と思い、あえてバスから距離を空けて登り始めました。森の中の見通しの利きにくいグニャグニャ山道で、展望も開けず淡々と登っていきます。
石鎚山は、三叉路を左に行くようですが、この交差点のところに警官が立っています。横の駐車場は車がいっぱい。バスもそこに入りました。ウォーキング・イベントがあるようで、車両通行止めのようです。「うわぁ〜そんな〜」、でも警官は僕を無視。停まってしっかり見ると、まだ車両規制時間より前です。1時間遅れていたらアウトでした。僕のラッキー人生は、ここでも実力発揮しました。
人気の道なので、朝早くがいいと思って急いできましたが、規制がかかるということは、今日この道を目指す車が少ないということ・・・ラッキーラッキー。ここからは先導バスもなく、マイペースで走れました。ぐんぐん高度を増し、絶景の始まりです。はるか眼下を見ると、一気に足元から血の気が引いていきますが、その恐怖を数倍上回る素晴らしい景色です。曇り空ですが、とても素晴らしく激写・激写でストップ&ゴーの繰り返しです。
この道で最も硬度の高いとこらに「瓶ヶ森キャンプ場」があります。ここまで1km間隔でイベント参加者向けの大きな距離板が立っていました。キャンプ場にも警官がいました。お揃いのウインドブレーカーを着込んだスタッフさんもいっぱい。激写中に抜かされた軽四トラックとかは、このイベントサポートの地元の方だったようです。反対側から上がってきた車が警官にストップを掛けられています。「すいませんねえ。ウォーキングイベントで・・時まで通行止めです」の声が聞こえてきます。僕はなんてついてるのだろう。
r40との交差点がありました。r40に乗るとR197まで行っちゃいます。大きな案内板があり、「土小屋」方面に下ります。「土小屋」到着。「土小屋」って何かなあと思ってたら、石鎚山登山口でした。お土産物屋さんやトイレ・神社があります。霊峰石鎚山なので、昔から参拝者のために小屋が建っていたのでしょう。大きめの建物もあるから宿泊施設かもしれません。
更に下ります。キャンプ場の下りから、石鎚山が見えてきていました。とんがっててかっこいい山です。1984m、ここ土小屋が1492m、比高500mなら僕でも登れそうです。ここから中央白線ありのいい道になりました。ぐんぐん下ります。ずっと見える石鎚山はホントかっこいい形をしています。西日本一の高峰です。
予定通り「面河渓」に寄り道します。駐車場に車がないなと思ったら、なんと渓谷沿いの歩道がクローズになっていました。土砂崩れなんだろう。でもここからも綺麗な渓谷の一端は覗けました。これで良しとしよう。四国の清流といえば、四万十川と仁淀川。その仁淀川の源流だそうです。
これだけ激写タイムしてもまだ午前中です。GPSで「四国カルスト」検索すると、到着予定時間12:00。行っちゃいます。r12を下り、R494、再びr12、r212を経てR33、そして四国カルスト・アプローチ道R440に乗りました。気持ちのいい道が続きます。横は清流、「四国いいな」。
「地芳峠」まで走ってきて、「地芳峠」案内板を無視して広いR440トンネルに入って抜けたらミステイクでした。案内板に従い旧道R440の「地芳峠」からカルストにアプローチするみたいです。長〜いトンネル内で気づいたけど、Uターンできないし。一旦通過してから戻りました。
「地芳峠」の分岐から、「五段高原」じゃなく反対側の「大野ヶ原」方面に西進します。大野ヶ原も通り過ぎて、ここに来たら必ず寄ろうと思ってた「韮ヶ峠」到着。坂本龍馬が土佐藩を脱藩した峠です。車道の横に、当事の間道が板で足元を整備されて入るが細いまま残っていました。「風雲児・坂本龍馬、脱藩・維新道、第一歩の地・韮ヶ峠」・・・これでもかったぐらいいっぱい看板が立っています。大河ドラマで坂本龍馬が放映されたいた頃は訪問者がいっぱいいたのかもしれないけど、くたびれた看板と僕一人。休憩所は草ぼうぼうになってきてるし・・・。もう僕みたいな歴史好きしか来ないね。
Uターンして、「地芳峠」から東のカルストメイン道に入ります。更に高度を増して、写真で見た独特のカルスト風景が目に入ってきます。が・・・霧です。車載カメラを収納するほどのことはないけど、霧濃いなあ。でも朝霧のおっかけしてる僕にとっては、むしろいいぐらいです。下から見れば雲の中なのでしょうが、カルスト道を霧が風に吹かれて越えていきます。ナイスな光景じゃないか・・・石鎚山から回る時、こっちは濃霧で走行断念になるかも?と覚悟してきたけど、ちょうどいい塩梅の霧の濃さです。
駐車場に、ホンダGWの集団がいました。圧倒的に白が多いです。サイドカーもいます。「霧ですねえ」って声を掛けると、「せっかく来たのにねえ」って帰ってきました。GPSで「高松港」検索すると、到着時間17:30。フェリー出発時間が19:20。高速道80km/h・一般道40km/h設定してるので、かなりの精度で僕の走りに合ってます。あまり余裕がないので、お店で昼食を取るのも諦めて出発します。昼食用おにぎりは、まだリアボックスの中です。
ツーリングマップル快走路で下ります。R197に出たので西進。突然雨が降って来ました。DAIWAのカッパ着てるから身体は平気ですが、あわてて車載カメラを撤収します。14:08、高岡郡津野町力石コスモで給油、309km/12.31L=25.1km/L。給油してる間に、雨が止みました。14:39、津野町長野「風車の駅」で休憩。白あんクリームパン140円+ぶどうパン260円=400円。白あんクリームパンを食べました。美味い。
「須崎東IC」から高速侵入。ここから一気に高速クルージングです。いつものSA毎休憩と思い「土佐PA」通過。ここから次の休憩スペース「南国SA」までが長かった。今日はここまで何キロ走ったのだろう?単調な運転になり、一気に眠気が襲ってきます。「あ〜」と声に出してアクビしながら定速走行です。先週の阿蘇の旅から帰宅後、中1日でまたバイクに乗ってるから疲れてるんだなあ。
15:59、「南国SA」到着。「このままではあかん。脳に活入れなきゃ」。迷わず、バニラソフト126円を購入、食す。SA・60km毎休憩では心もとないので、PA休憩も導入し、高松までの全SA・PA制覇しながらの帰路としました。まだフェリー出発まで1.5時間の余裕があるので、乗り場到着30分前として、10分休憩が6回も取れます。
16:35、「馬立PA」ハイウェイショップで、神戸ドーナツ130円×3=390円購入。1個の半分食べ、休憩毎に半分ずつ食べて緊急糖分補給ドーピングで眠気をやり過ごすことにします。僕の高速道路眠気対策は、食べることです。車なら、小粒のおかきなどを横に置き、ボリボリしながら運転します。それと、速く走らないこと。僕の場合、100km/hで走るのと、80km/hでは疲れ方が大きく違います。いつしか眠くない時でも80km/h低速走行常時になっちゃいました。この日も往路110km・復路170km高速道路を利用しましたが、抜かした車はたった2台です。抜かれたバイクや車はいつものように無数です。
この後、「四国カルスト」にいたGW集団に抜かされました。余裕の走りを感じます。僕もあれに乗ったら・・・いや、車でも80km/hなんだからそんなことないね。
17:50、「坂出市府中湖PA」で再度アイス糖分補給・チョコバリ126円。最初のアイス補給以来20km毎休憩の甲斐あって、全く眠気を催しませんでした。次はもう高速下車なので余裕が出てきてお土産を買いました。家内が温泉玉子を食べたいと言ってたのを思い出し、「道後温泉たまご」というお菓子735円購入。ちびちび飲んで水分補給してきた往路フェリー内で買ったサイダーがもうすぐなくなるので「キリン午後の紅茶」147円購入。長男がキリンなので、家内は飲み物はキリンにこだわっています。それがちょっと感染ったよ。
ここから本線に乗った時、後ろからバイクが近づいて来ました。そして抜いて行きました。オフ車でした。オフ車でも、速いなあ。「高松中央IC」で下り、まっすぐ北上してフェリー乗り場を目指していると、前にさっき抜いていったオフロード車に信号で追いつきました。「ふむ・・・神戸ナンバー」。同じナンバーを見つけると、妙に親近感が湧きます。片側2車線なので、僕が前に行ったり反対になったりで、19:00前に「ジャンボフェリー乗り場」到着。オフ車の隣にバイクを置き、復路のチケットを買ってある旨係員に聞くと、旅客ターミナルに行かなくていいと指示される。

オフ車さんも僕が気になっていたようで、自然に話が弾みます。19:20高松発フェリーに無事乗船できました。神戸東灘在住オフ車さんと小豆島坂出港まで、あ〜だこ〜だ喋りました。バイクお遍路を2回したとか・・・四国美術館巡りスタンプラリー中だとか・・・とにかく四国に詳しいです。僕のお城好きに、四国水軍の城跡を教えてくれました。ソロツーリングでも、あっちこっちで話し相手が出来て、バイクの旅は楽しい。小豆島過ぎてから寝ました。コテンとすぐに夢の中で、「もうすぐ到着」のジャンボフェリーの歌で起こされるまで熟睡しました。
お客さんが少なくガラガラでした。往路一緒だったやんちゃバイク集団とまた一緒になりました。バイクを置くと共に、往路の反省を踏まえ、ダッシュで2等和室の席取りに消えて行きましたが、あんま意味なかったです。
家内に電話を掛けておきました。「今フェリーに乗ってん。今日中に帰ると言ったけど、23:50神戸着だから夜中に帰宅するわ」「そう、私も宴会を途中で抜けて帰ってるとこ。気をつけてね」。電話掛けるために電源入れて、掛け終わったので電源を切ります。息子たちには、「携帯電話持ってる意味無いじゃん」と言われるけど、ウィークデイは、寄り道もせず、定時出勤・定時退社でバッチリ居場所を把握されてるから、日曜日ぐらい行方不明状態でいいでしょう。
東灘までオフさんと一緒にR43を走りました。R43は信号が40km/h走行したら引っかからないようになってるので、同じフェリーを下りたバイクやトラックも結局西宮まで団体旅行になります。
1時前に帰宅し、バイク・お土産・その他もろもろを所定の位置に片付け、至福のヨーグルトタイムしてから寝ました。2時前でした。
この夜遅い就寝時間がたたって、月曜日は「もうすぐ8時よ」の家内の声で起きました。「夜みたいに暗くなったよ」「?、今日も荒れた天気になるのかな?今外は晴れてるけどね」・・・ニュース見ながら朝食を食べてると、25年ぶりの天体ショーで盛り上がってるじゃないか〜。「あ〜見逃しちゃった〜」、家内が笑っています。

2012/5/21
1週間前の日曜日は、昨年の北海道に続き、「阿蘇ツーリング4日間の旅」をしました。土曜の夜25:00(日曜1:00)神戸発のフェリーで出発し、5:00に高松着。高速をひたすら西進し、佐田岬先端から再びフェリーで大分県・関にて九州に上陸します。そこから湯布院経由で阿蘇入りです。同宿に3泊し阿蘇周辺快適道を走りまくります。最終日・水曜日は、源氏所縁の八幡様総本宮「宇佐八幡」と家内の実家所縁の黒田官兵衛の築いた日本三大水城「中津城」を訪問し、新門司4:50発フェリーに乗り、木曜日朝5:30に大阪南港着で帰宅し、通勤の人になるという仕事に着くという計画です。
使用車両は、新規導入CB400SB。昨年の北海道ツーリングでレンタルしたバイクと同じです。ロングツーリングでの400ccの楽さを感じ、コツコツ資金を貯めました。昨年12月に満額貯まったのでバイク屋さんに行くと、なんとCB400SBツートンがメーカー品切れでがっくり。今春発売の2012版CB400SBツートンはホイールカラーが白しか無く、汚れが目立つと思い断念。メーカー保証中古を買おうと「ホンダドリーム尼崎」を訪問すると、ホイールが黒の2011版CB400SBツートンが1台だけ残っていました。僕には不要のABS付きだったけど、速攻購入決定しました。冬はロングツーリングに行くことはないので、2月末まで倉庫で塩漬けしてもらっていました。
納車後、3・4月と2ヶ月乗って慣れ、1000km点検には届かなかったけど850km点検してもらって、満を持しての今回のツーリング投入です。遠大な1年計画の実施日が来ました。

土曜の夜、仕事から帰宅しいつものように夕食&お風呂です。予め用意してた荷物を玄関廊下に移動し、荷造り開始です。下着2セット・パジャマスウェット上・U首シャツ・タオル2・洗面具をコミネ50L防水バッグに入れ背負います。丸首シャツ・トレーナー・スウェット下の上にコミネプロテクターメッシュ上下を着、さらに釣用DAIWAレインスーツ上下を着込みます。車載カメラ一式・ソニー一眼レフ一式・タンクバックに地図一式・GPSナビ一式を通勤リード110の前カゴに載せて出発します。
ポータブルGPSナビを新調しました。約10年間、前の車用に買った「サンヨー・ミニゴリラ・ナビ」にお世話になりましたが、新しい道が増え文字も画面も小さいので、「パナソニック・ゴリラ・7v型・CN-SP710VL」というのに更新しました。7型大画面で文字もでかい。16GB・SSD搭載です。これに伴いナビバックも更新しました。でも結束バンドハンドル固定は従来スタイルのままです。
1分で車庫着。CB400SBにいろいろセットし、VTR250との共有カッパや工具など車庫内に置いてある物と、自宅から持ってきた車載カメラなどをリアボックスに入れます。通勤リードを車庫内に入れます。
23:00出発。R171・R43で西進し、23:45サクッと神戸ジャンボフェリー乗り場着。先客バイクは静岡ナンバー2台です。1:00発高松行き、普通自動二輪2190円+2等客室1800円=3990円を購入。車検のあるバイクでフェリーに乗るのは初めてなので、車みたいに車検証のコピーを持って行ったけど、自己申告だけで良かったみたいです。
0:30からバイク乗船が始まるとのことで、2Fの待合室でウダ〜っと過ごす。10分ほど前にバイクに戻ると、静岡さん2人がおられたので、あ〜だこ〜だ話す。四国周遊だそうです。阿蘇に行くことを話すと、「そのルートもいいね。次行こか」と相談しておられました。他に4台ほどのバイクが乗り込みました。フェリーに乗り、パジャマに着替えてすぐに寝てしまいました。

日曜日朝、おなじみジャンボフェリーのあの歌で起こされる。定刻通り5:00高松港着。サクッと下船して、路肩に停めて車載カメラとナビをセットしていると、静岡さんたちが手を振って追い抜いていかれました。「お気をつけて」新調GPSに導かれて高松ICから高松道に乗りました。画面が明るくとても見やすいGPSですが、この日1日走って僕の仕様の欠点も見えました。四輪のサイドブレーキに接続することで音声が出るようになっていますが、バイクにはサイドブレーキがありません。旧ミニゴリラでは、サイドブレーキ接続穴に市販ビスを突っ込んで音声が出るようにしていたのですが、商品化されたものがあったのでそれを導入しました。ところがバイクの振動で外れるようです。その穴と電源穴2つに突っ込んだケーブルに、ナビ付属のシガーソケットケーブルを繋ぐ方式ですが、ふと気づくと画面が真っ黒になっています。市販品のプラグが甘いようで外れて電源が落ちています。走りながらでも左手指で押し込むと再起動します。これは使えないね。ビスを使った旧方式に戻す必要があります。今回は初日夜に、持参していたマジックテープで外れないよう応急処置しました。
いつもの高速道路バイク走行パターンと同じように、SA毎に休憩です。「豊浜SA」、7:34「石鎚山SA」で「ツナマヨおにぎり」120円で朝食。「伊予灘PA」で休憩しながら地図を見ていると、「伊予IC」から出るとおすすめの道「夕焼けこやけライン」を走れる。一度訪問してみようと思ってた「JR下灘駅」を通ります。藤原純友の故郷・大洲の町を走ろうと思ってたけどパスです。
11:00に佐田岬・三崎港からのフェリーに乗らないと行けないので、レストラン朝食などせず時間短縮で来ましたが、GPS検索します。ここで高速を降りても15分ぐらいしか違わず、まだ余裕があります。
R378「夕焼けこやけライン」は海岸線の国道です。信号も少なく快調に走ります。「下灘駅」の道標を見つけ、JRのポスターに載ったように「JR下灘駅のベンチに座って伊予灘を見る」を実行しました。もっと辺鄙な駅を想像していましたが、地元のおじさんが2人ベンチに座っておしゃべりしており、駅の前の道では地元の小さな子が数人遊んでいます。「ふむ、上手に写真を写すな」。夕日の時間帯なら、紅く染まる海が見れるのかなあ・・・。
9:10大洲市長浜のGSで給油。235km/10.31L=22.8km/L。高速道路を80km/h平均走行だったのに、あまり燃費が伸びないぞ。ここは、純友が大洲から伊予灘に出るために使った「肱川」河口の町です。朝霧が川を下る「肱川あらし」でも有名です。TVで見て、素晴らしい自然現象だなと思いました。
R378〜R197で佐田岬に突入。右に伊予灘、左に宇和海が見える尾根上を走るところもあり絶景がチラチラ見えます。期待してた「メロディーライン」の道標があり、今か今かと聞き耳を立てましたが、四輪でないと鳴らないのか不発でした。交通量も少なく、バイクに楽しい道です。走り屋さんも出没しそう。
10:20、三崎港着。フェリーがいます。バイク置き場に行くと、係員さんがもういます。「ん?まだ出発までに、30分以上あるのに・・・」。窓口に行くと、「10:30の便ですね?」「へっ?10:30の便もあるの?」。国道九四フェリー10:30発・三崎発佐賀関行き・2等客室1040円+自動二輪750以下1500円=2540円。
出るとすぐ二輪先乗り込み開始。滑りこみセーフだったみたい。この先の時間も押してるので、ちょっと早いけど船内で昼食としてカップヌードル250円を食しました。前回数年ぶりにカップヌードルを食べたのは、南海フェリーだったな。

11:40、大分県・「佐賀関」到着。観光で九州上陸したのは初めてです。湯布院の「道の駅・ゆふいん」にGPSをセットしGO!ここもR197です。R197は四国と九州にまたがる国道なんですね。ということで、さっきのフェリーが国道フェリーなんだ・・・納得。r38で山の中に入り、「大分宮河内IC」より大分自動車道に乗りました。「別府IC」で下り、今回一番走りたかったr11・やまなみハイウェイに乗りました。
最初、普通の山道?と思いましたが、景色が広がり、さっき高速から見えていた由布の山並みが広がって来ました。道の回りから山に向かって全山グリーンの草が生い茂り、木がすごく少ないから眺望抜群です。「これは反則やわ!」って感じの絶景です。緑の丘を縫うように、ワインディングロードがアップダウンを繰り返しながら続いています。「こりゃ、凄いな〜」とヘルメットの中で何度もつぶやきます。
GPSに導かれ、13:30頃「道の駅・ゆふいん」到着。バイク置き場に目をやると5台のバイクが・・・「あれかな?」。HPで阿蘇行きを発表したら、声をかけてくれた人がいました。小型バイクの会主催のMさん(CB233)のおすすめの宿を予約したし、「日曜日、案内しますよ」と連絡いただいた女性のYさん(僕と同じVTR250)にもコンタクトを取っていました。そのお友達の方々(ハーレー2台・スクーター1台)まで来ていただきました。14:00の待ち合わせに間に合いました。
熊本で集合し、ここまで走ってきてくれました。ここで昼食しながら僕を待っていてくれました。見ず知らずの僕を・・・ありがたいことです。簡単に自己紹介し、Mさん先頭に湯布院の「バイク博物館・岩下コレクション」訪問。ビンテージ物のバイク・ポスター・看板・車・飛行機がありました。「ホンダ第1号車」「ホンダ・コーナー」「BMW・コーナー」「トライアンフ・コーナー」「ドゥカティ・コーナー」「モンキー」「MAZDA三輪」「イギリスなサイドカー」「クラシックカー」「ドイツ鉤十字サイドカー」「T型フォード」「世界で1台のドゥカティ・アポロ・時価1億円」・・・マニアにはたまらないコレクションでしょう。
「r11・やまなみハイウェイ」を阿蘇に向かいます。途中ちょいと逸れて、「九重夢大吊橋」を見下ろすポイントへ。ここで、ハーレーさん2台離脱です。「ありがとうございました」。
「やまなみハイウェイ」に戻って、先を進みます。「長者原」周辺は絶景ばかりです。「凄い・・・すごい・・・スゴイ・・・」、走りながら、また叫んでいます。「三愛レストハウス」通過。
r45へ右折し、「大観峰」到着。r45は阿蘇外輪山尾根道なので、阿蘇高岳との間にドーナツ状に広がる平地が遥か下に見えます。急勾配なので、素晴らしく雄大な絶景です。高所恐怖症気味なので、足先から血の気が引きますが、チラチラと見ながら走ります。「こりゃ反則やわ!」な絶景です。パラグライダーが空中散歩しています。上昇気流がいくらでもあるのか、下に下りず、テイクオフバーンから更に上を飛んでいます。テイクオフとランディングバーンが、きっと一緒ですね。
Mさんからカステラを一切れ頂きました。朝からまともな食事を取っていないので、これがうまい。続いて、この旅の2つ目の目的の道・「天空の道」に向かいます。r12も外輪山の尾根道です。交通量がぐっと減りますが、時折見える絶景は同じです。急勾配な山の尾根道なので、まるで絶壁上を走ってる感じです。はるか眼下を見通せるポイントを通過する毎に、僕の血の気が引いたり戻ったり忙しいです。
GPS登録してた「天空の道」入口が近づき、とうとうやってきました。一旦止まってMさんのレクチャーを受けます。「荒れた道ですから、ゆっくり気をつけて」。意外にも、Mさん以外初めてでした。熊本のバイク乗りさんはみなさん通っていると思ってました。
急勾配の荒れた道を下りだします。すぐに路肩に停めます。「お〜写真で見たあの山と道です。ウオ〜」。この光景は、あり得んでしょう。停まってる間に抜いていった車が眼下の道を下りていきます。続いてやってきた車は、勾配と荒れた路面にビビったのか、Uターンしていきます。ここでスクーターさん離脱です。「ありがとうございました」。
ゆっくり下りだします。道は荒れてますし、勾配の急なとこもありますが、バイクならどうってことないです。交通量が少ないので道の中央を走れるからか、足の血の気は大丈夫です。why?
満開のツツジの小さな公園で休憩。ここからどう走ったか皆目不明。GPS見てると確実に宿に近づいているけど、混雑なんて言葉とは縁のない田舎道を右折したり左折したり、地元の人しかわからんわ。
「おっ、駅舎じゃないか?」のとこをグニャリと曲がり線路を渡って、広めの舗装路に出て、外輪山に上がりだしたとこでお宿到着です。Mさんおすすめの「ライダーハウス・阿蘇ツーリングブリッジ」さん。Mさんは何度か来られているようで、ご主人と顔なじみのようです。ここで解散です。Mさんは、道を隔てた前の「久木野温泉・木の香の湯」に入って帰宅するとのこと。Yさんは、前のパン屋さんでパン買って帰るのだとか。「ありがとうございました」。
新築の別棟の1室が、僕の3日間のねぐらです。別棟は平屋で、玄関が中央にあり、入った正面に図書などが置かれた板の間・トイレ・洗面台があります。左右に各一部屋、一方が大きめで、僕の部屋は小さい方だけど3名定員という感じ。基本男女別部屋のドミトリー方式で、臨機応変に部屋割りするのでしょう。舗装された中庭が道路から続き、屋根付きのバイク置き場があります。一段下がった敷地では畑をされています。オーナーさんご夫婦は、数年前に京都から移り住んだようで、ご夫婦でバイク乗りのようです。1泊素泊まり1000円(布団毛布付き)・朝食450円・夕食750円=1泊2食付き2200円で泊まりました。北海道のライダーハウスは、寝具なしのとこが基本なのに、破格にお安いです。北海道で泊まった「とほ宿」同様の設備です。向こうは、1泊2食付き5000円が相場だったのに・・・。
ひと通り片づけ、家内に宿到着を報告。「もう着いたの、早かったね」だって。夕食前に一風呂浴びに行きます。パジャマ・スウェット&丸首シャツに着替えて、つっかけで歩いて目の前に温泉がある立地は素敵です。Mさんと今度は裸の付き合いです。
19:00、夕食。食べきれない量です。残してしまいました。ご主人に、「南阿蘇グリーンロード」という道を教えてもらいました。この宿は南側の阿蘇外輪山に上がる所にあります。南側外輪山の尾根道が「南阿蘇グリーンロード」です。部屋の戻り、教えてもらった道を地図で確認し、今日の出来事の概略をメモして、20:00台に寝ました。いろんなとこを見て回れた素晴らしい初日でした。

月曜の朝、天気予報では午後から雨ということだったので、明るくなってきた窓の外を感じながら耳を澄まします。雨音はしないようです。表に出ると曇り空。南の外輪山の上空を見ても雨が降ってる感じではありません。どうやら午前中は大丈夫そう。
5:00過ぎに、車載カメラをセットして出発しました。昨夜ご主人から教えてもらった「南阿蘇グリーンロード」を走りに行きます。ここは南の外輪山の少し上ったところで、南向きに更に上ります。すぐに東西に走るr28。これに乗り東進します。ペンションや食べ物屋さんなど新築の建物がちらほら立っています。最近開発が進んでいる沿線のようです。左はドーナツ平野を隔てて雄大な阿蘇山の裾野の絶景です。「うわぁ〜気持ちいい」。
南北に走るr39交差点を南に入ります。「グリーンピア南阿蘇」の案内板があります。更に道なりに上ると、西向きに方角を変え、南の外輪山の尾根を上がります。ぐんぐん素敵な景色が右手に広がっていきます。何度も何度も止まって激写です。だあれも走っていません。高度を増すとしっとりと今にも雨が降ってきそうな空気に包まれます。小雨が落ちてきたりもしますが車載カメラを撤収する程でもないです。
尾根道になり絶景の連続です。すぐ横に風車が数機並ぶところがあり、緑の牧場内を突っ切る道になったり。西の展望が開けてきました。熊本市方向なのかな?冬の澄んだ空気なら海まで見えるのかな?牧場内をキツネが飛ぶように走っています。朝食時ご主人に聞いたら、キツネは珍しいそうです。
だんだん標高を下げていき、森の中の道になります。農道でしょう。耕運機が動いています。特に道標のない交差点は、GPS見ながら適当に進路を決めます。やがてr28まで下りてきました。さすが地元の方、いい道を教えてくれました。r28は眺めのいいイエローライン快走路です。ウィークデイなので、朝の通勤高速車が追いついてくるので、左ウインカーでやり過ごしながら、のんびり40〜50km/hで景色を堪能します。長い2本のトンネルを抜けると宿への交差点です。標高の高いとこだけ小雨で、ここは曇りです。朝食後、南阿蘇鉄道の駅巡りにでも出ようかな?

7:00、朝食を食べていると小雨が降って来ました。「ちょっと予報より早いんだけど・・・」。部屋に戻って、携帯電話の電源を入れるとMさんからの着信履歴があります。電話を掛けると、「雨だから、車で案内しますよ」とのありがたいお言葉でした。「ラッキー!」。
お迎えが来るまで、お隣の部屋に泊まっていた青年とおしゃべりします。早朝バイクに出かける時、お隣の年配の方とは挨拶しました。「親子なのかな?」と思っていたら、近所の中学校の同僚さんでした。日曜日に飲み会行事があって、ここで泊まったそうです。振替で今日はお休みだそうです。
地元出身で、今春大分の大学を卒業し国語教師として働き出したそうです。クラブ顧問の話、大学時代に子供たちを連れて歩いた参勤交代の道を歩いたことなど、とても感じの良い青年で楽しく話すことが出来ました。
Mさんがやってきて、青年と2台で出発。僕の希望で、宿のご主人曰くここらで一番美味しい湧水の「白川湧水」へ。白川湧水前の地元商店の駐車場に入ります。「ここ、僕の親戚の家ですから」。青年を見つけたお店の奥さんが出てきて、「卒業したん?」「そう先生になったの」と楽しそうにおしゃべり。店の前の自動販売機にお金を入れ、「どれでも好きなの持って行き」って。おごってもらいました。
青年は、「白川湧水」は初めてだって。超地元なのに・・・親戚ん家の目の前なのに・・・まあ他にもいっぱい湧水があるから、お金払ってまで見学しないね。見学に100円必要でした。青年に100円おごりました。この湧水量が半端無く大量で、透き通った水底の砂を吹き上げて湧きだしてる湧水が、いきなり小川みたいに流れだしています。これだけ大量に湧きだしてるのに枯れないのだろうか?南阿蘇一体にこんなのがいっぱいあるそうです。
外に出ると、待ってるはずのMさんがいません。「傘取りに行ってました」、また小雨が降って来ました。更にお弁当までおごってもらいました。「うわぁ、申し訳ない。地元じゃないから、何もお返しできないよ」。
ここで青年と別れ、また僕の希望で熊本城を目指します。僕とMさんの共通のバイク知り合いである三重のMさんから、「僕が阿蘇に行くのでよろしく」とMさんに連絡があったそうです。「こりゃまた、ありがたい」。
「熊本城」500円。さすが日本三大名城、素晴らしいです。規模といい、縄張りといい、下が見えないくらい深い井戸が数ヶ所遺されていました。天守閣に上ってる時、地震がありました。お城はビクともしないね。Mさんには1時間ぐらいで回れると言われたのですが、興味津々で1時間半はいたように思います。門から出る時電話して、またピックアップしてもらいました。熊本市内は雨が降っていません。歩きまわったこともあり、暑くて上を脱ぎましたよ。
「近所に、バイク用品店はありますか?」、熊本初のバイク用品店が市内に出来たそうです。「近所にないなら寄ろうかと思って」。僕の場合、昼休み休憩場所がバイク用品店だったりするので、必要ありませんでした。ここが出来るまで、ホンダドリームとか、福岡まで出て買ってたそうです。
帰路につきます。阿蘇に近づくと風が強くなって来ました。時折小雨もパラつくし。Mさん絶景ポイントにご案内。南阿蘇鉄道の立野と長陽駅との間の渓谷です。「あれ?ここはひょっとして・・・」、絶景ポイントに掛かる橋から渓谷を見ると、鉄橋が渡っています。鉄道写真の絶景ポイントがここでした。ここも探索したいと思っていたとこでした。ラッキー。
「長陽駅」に寄り道しました。数分で列車が来るようなので待ちました。1両のレールバス風ディーゼル車でした。「単線・1両」、僕のローカル線ポイントにドンピシャでした。
15:45、宿着。「Mさん、2日間ありがとうございました」。雨は降っていませんが風が強いので、高所ポイントでバイクが吹き飛ばされそうで、おとなしく宿にいることにしました。目の前の阿蘇山に陽の光が入っており、春の若いグリーンが、とてもクリアで眩しいです。
家内に帰着の電話をし、スウェットに着替えて、目の前の「久木野温泉・木の香の湯」でのんびりします。入浴後のアイスを食べながらTVを見ます。19:00に夕食し、20:00台に寝ました。

火曜日は、朝から雨でした。1ミリ内外の弱い雨ですが、午後から回復するという予報なので、早朝バイクは中止です。7:00の朝食時もまだ同じような感じです。ご主人とおしゃべりしてから部屋に戻って天気の回復を待ちます。
雨が小康状態となり、9:00過ぎ出発。南阿蘇鉄道駅・湧水巡りです。まず一番西の起点・立野駅へ。9:49、R325沿いのGSで給油。田舎なのにGSが多い感じがします。昔はこうだったよな。274km/11.59L=23.6km/L 。R325長陽駅〜立野駅間が優勢な霧です。危ないので立野を断念し、朝陽から東の駅を巡ります。「阿蘇下田城・ふれあい温泉駅」、温泉併設の駅です。無人駅で、プラットホーム側からも直接温泉に入れます。「南阿蘇・水の生まれる里・白水高原駅」、日本一長い駅名の駅です。「蕎麦屋併設駅」で、暑いので丸首チャツとスウェット下を脱ぎました。プロテクターメッシュ上下+カッパです。雨も降ってないのでカッパも脱ぎたいけど、とても怪しい曇り空なのでこれはそのままです。「喫茶店併設駅」もあります。ウィークデイなので観光客はおらず、みんな開店休業です。駅ごとに時刻表を見て、列車が来そうなら待って激写しました。
この間、GSで教えてもらった鉄道沿いの旧道をのんびり走り、湧水の看板が出る度に寄り道しました。どこも当たり前ですが無料で、地元の方が軽トラでやってきて水を汲んでいます。これなら地元の人は、「白水湧水」みたいに100円払ってまで汲みに行かないわな。そうそう、Mさんによると、熊本市は湧水のみの水源だそうです。70万都市で世界でただ1つだそうです。「吉田城址」というとこにも寄り道しました。平城で土塁だけで堀も無さそうです。周りの地形を見ても、防衛能力が貧弱です。単なる館だね。
宿のご主人に勧められた「高森湧水トンネル」の道標が目に入りました。もちろん寄り道です。また雨が降って来ました。「南阿蘇鉄道」は、軍需のために計画され、高千穂線と結ぶ予定だったそうです。しかし、阿蘇外輪山を抜けるトンネル工事で大量の湧水が出て、高森近辺の湧水地が数ヶ所干上がったそうです。あまりの大量の湧水だったので、そのまま工事中断・計画中止になり、「高森」止まりになったそうです。ここは500m鉄道トンネルを歩き、湧水の湧き出ている岩盤まで見学できます。トンネル内の軌道部分が掘られて、小川のように湧水を外に流し続けています。なんだか勿体無いな。
13:03、「高森駅」到着。売店で、ふれあいイチゴジャム525円+ブルーベリージャム690円=1215円購入。これは僕へのおみやげです。雨は止みそうなんだけど・・・。
ここから北上し、ご主人に教えてもらった東の外輪山を走るR265で「箱石峠」経由で、ツーリングマップル快適道指定の道を走ろうと思ってたけど、そっちは雲の中なので断念しました。南に下ったら標高が低いだろうと「高千穂」を目指します。
でもこっちにも阿蘇南の外輪山の「高森峠」越えがあり、優勢な霧に突っ込みました。立野よりマシなのでそのまま進み、トンネル数本で峠を越えると視界が良くなり、雨も止みました。R325は、延々下り道でした。途中ループ橋あり。たまに出てくる縦溝が怖いけど、VTRよりタイヤが太いからかタイヤが溝に取られる感覚はない。交通量少なく走りやすいです。「トンネルの駅」という道の駅がありました。ここでトイレ休憩。SLと高千穂鉄道の列車が置いてあります。道の駅の横にはトンネルがあり、頓挫した鉄道建設の遺産なのでしょうか?
ここに「高千穂観光案内板」があったので、大体頭に入れます。雨なのでGPSも車載カメラもお蔵入りさせてまう。「高千穂神社」訪問。続いて「高千穂峡」訪問。よく写真で見る渓谷にボート観光してる人がたくさんいます。そして一番楽しみな「天岩戸神社」訪問。拝殿にお参りし、古事記で天照太御神が隠れた岩戸を見ようと思ったけど、受付とかがあるようでパスしました。それよりこっちです・・・「天安河原」。ここは天照大御神を岩戸から引っ張り出すために神々が相談した河原です。写真でよく見る洞窟に続く河原は、「賽の河原」のように小石が積まれ、無数の塔が立っています。
高千穂峡と少し離れて山に入るここで、また小雨がパラついたり止んだりが始まりました。傘が要るような要らないような・・・僕の場合、歩いて暑いのでヘルメットを脱いだり被ったりです。なんかいい雰囲気ですね。パワースポット日本一の場所ではないかな?
帰路、「熊本方面」道標に従って走ったら、R325ではなくR218を走っていました。「あれっ、おかしいぞ」。コンビニ駐車場に入れ地図確認。この道は熊本市に行くようですが、途中でR265に乗り換えると霧がすごかった高森峠でR325に合流します。R265が快走路指定なので、往路と同じ帰路も芸がないので、このまま進むことにしました。
国道だけどイエローラインの田舎道。R325より交通量が少なく孤独に走る。R265は更に気持ちのいい道で、ゆるいカーブとゆるいアップダウンの楽しい道。なかなか標高を増す気配がないです。高森峠最高峰の長いトンネル手前で合流するので、合流手前で急勾配になるのかなと思ったらそのまま合流。少しづつ登っていたようです。「天岩戸神社」から出て雨は止みましたが、高森峠は往路同様濃霧です。
高森でr28への分岐を見落とし、南阿蘇鉄道沿いのR325旧道で宿に戻りました。駐車場前の舗装中庭で宿のお兄ちゃん5才がかけっこの練習をしています。小さい子は面白いので、「かけっこの練習してるん?」と声をかけると、アリンコの穴とか、カゴに入った飛ばないてんとう虫とかを見せてくれます。わが子の時もそうでしたが、どんな玩具より小さい子は面白いです。
「バイクどろんこになっちゃってん」というと、ホースを引っ張ってきて「これで洗ったらいいよ」と教えてくれる。続いてたくさんタオルの入ったオケも持ってきてくれる。無断借用はあかんのでお父さん・お母さんに声をかけようとすると、「ここを押したらいいよ」とチャイムを指さしてくれる。さすが門前の小僧、役に立つわ。
奥さんに断ると、「ホースつないであげて」と7才の長男くんに指示してくれました。虫に刺されたようで、下瞼が腫れてます。2人のわんぱくと面白おかしくお話ししながら、バイク掃除が楽しい。今日も家内に電話し、久木野温泉でさっぱりして、アイスを頬張ってから、19:00に夕食。明日のルートを考え、また20:00台に寝てしまいました。
今回、2日間雨予報だったので、レインシューズで来ました。職人の店・ワークマンで売ってる足先にプロテクターが入ってる職人さん用レインシューズです。横にファスナーがありゴム底ですが、一見長靴には見えません。足先が硬いので、キックアップクラッチチェンジ操作に支障はなく、全く水がしみることもなくバッチリでした。唯一歩く時が心配でしたが、意外にこれも問題なく、通常ツーリングでもこれを使ってもいいです。今まで突然の雨に何度も遭いましたが、カッパで服は問題なかったのですが、靴だけはグッチョリでした。これも解消ですね。

最終日の水曜日です。2:00に目が覚め外に出ると、星が見えてます。ナイス。予報も晴れです。また寝床に逆戻りして、5:30に宿出発です。この日の朝食はお断りして、早朝から阿蘇を走ります。朝食代450円返してくれました。チップで取っとけばいいのに。
目の前に阿蘇山は、てっぺんだけ見えてるけど下部は霧の中です。ラッキー、宿のご主人の予報通り朝霧ではないか。朝霧・雲海好きのテンションが上がります。こりゃ、もう1時間前に出発すべきだった〜。2時に目覚めたのがあかんかったようで、まだ夢の中でしたが。
r28をグーンと東進、北上して線路を高架で越え、r111・南阿蘇登山道路rを登ります。6速ギアのまま登れる勾配と大きなカーブで標高を増していきます。優勢な霧エリアを突破しなければと思っていたのですが、「ん?霧かな?」程度で突破してしまいました。朝霧が消えかけていますね。眼下に朝霧が浮かぶ絶景の道を僕1人です。何度も停まって激写しました。
森の道を過ぎると、緑の原っぱが広がる景色に走る1本の道になり、車とかバイクのCMで流されそうないい感じです。阿蘇の火口は目の前です。火口への最後の登山道をパスし、馬がいるとこでストップ。お客さんを乗せて歩く観光用の馬みたい。にらめっこしながら激写。まだ開店前ですが、ちょっとした道の駅みたいな感じで売店が数件あります。バス停を見ると「草千里ヶ浜」となっています。
ここがそうなのか。たった1人で、グルリ360度見回します。水蒸気噴煙が上がってる火口も見たいけど、登山道は8:30からなのでまだ登れないです。噴煙と一面の緑の草原・雄大な景色にうっとり。左右の牧草地を見ながら低速走行です。牛が広大な原っぱで放し飼い。下の斜面の牧草地の向こうには、外輪山との間の平地にある農地がパッチワークのように見える。所々朝霧が浮いてて、その向こうに外輪山。やっぱり早朝はいいなあ。
やがて森の中の道になり、北側外輪山との間の平地に降りると「JR阿蘇」駅がありました。ここからR212で、しばらくドーナツ状平地を走った後、大観峰まで上がります。半分霧なので寄らずに進みます。国道だけど気持ちのいい景色が広がる道です。
「小国」通過。信号が現れだし、町中はどこも同じですね。次の目的地は「宇佐神社」ですが、方向違いだけど更に北上します。8:39、「日田」到着。ここで給油します。235km/7.8L=30.1km/L。お兄さんは遠慮して入れましたね。空気圧を点検しようと思ったけど、バイクは無理だそうです。近所のバイク屋を紹介されるが、まだ8:30なので無理でしょう。
ここでほぼUターンして、ツーリングマップルの快適な道指定されてる「スカイファームロードひた〜ファームロードわいた」で南下します。適度なワインディングで、山並みが広がったり森の中に入ったり、休日は高速バイクが出没しそうです。入口がわかりづらいですが、GSで聞いたしGPSもうまく誘導してくれました。さっき通過した「小国」の西5kmふらいのR442まで戻って来ました。気持ちのいい道でした。
r11との交差点10:12三愛レストハウス阿蘇ジャージー牛乳ケーキ2個1340円。暑いのでDAIWA釣り用レインスーツ上を脱ぐ。r11少々・r40細道温泉道が不安だけどGPSの指示通り行く。やがて快適路指定されるだけある気持ちのいい道になる。初日に九重夢大吊橋に寄ったのでr40から、快適路指定されている市道?に入る。これまた快走路。
R210・快走路指定R387-30km-道の駅いんない-15km-宇佐八幡神社。わが家のお隣の街が発祥の地の清和源氏が信仰した八幡神社の総本山、とうとうやって来ました。清和天皇が、神託により宇佐八幡から岩清水八幡に八幡様を勧進したことが清和源氏の信仰を集める元となっている。今回の旅の目的の1つでした。夏の日差しであまりに暑く上は下着の上にメッシュプロテクター、下も同じくで全く夏の服装になりました。
続いて中津城。-40km-中津城・GPSに従って走ったつもりなのに、日差しで画面が見えずウロウロ、城なんてどこからでも見えるはずなのに見えずウロウロ。川の河口をうまく利用したさすがに日本三大水城です。天守閣に上り黒田官兵衛の縄張りを俯瞰し、川を水掘にし、城の周りを囲んだ水堀造作を拝見した。
バイクに戻り時計を見ると15:00じゃないか。ここで長居をし過ぎ、宿の旦那さんから勧められた青の洞門はパスになった。GPS検索すると、新門司フェリー乗り場まで50km-16:03着。もう余裕が無い。青の洞門までたった10km・余分に走るだけなのに。
16:10新門司着。予約バイク11台中トップだそうです。バイク待ちゼロ。16:50発名門大洋フェリー2等5040円+二輪3700円=8740円大阪南港5:30着。手続き済ませて出てくるとすぐに乗船。トラックの間にバックで突っ込まれたゾ。難儀なこっちゃ。

5/17・4:00に「順調に航行してます。売店で朝食を準備してます」と部屋の照明が明るくなり起こされる。18:00頃寝て24:00頃目を覚まし3:00頃また目を覚ましました。窓から船の航跡を見ていると、夜光虫の海に突っ込んだようで、航跡が白く光ってる。綺麗だな。
5:30大阪南港フェリー乗り場着岸。トラックの間から手押しでバイクを引っ張りだし、向きを変える。残りの10台はちゃんと乗車できる場所におかれてるし・・・。それらのバイクのエンジンがかかり、1台1台エンジン音を響かせながら出ていく。コミネのお揃いのバイク装束の方達。4代目のバイクがコケる。ヤマハのかっこいいバイクのウインカーとれた・・・、お仲間の1台が寄って起こして被害確認してる。
そのうち僕のバイクもウンショコ手動で出口に向きを変えることが出来、乗れる体制になった。転けないようにゆっくり桟橋を下ると、下で写真を撮ってるような方が・・・「お〜、お仲間のお迎えでした」。こんな朝早く、申し訳ないです。でも嬉しい。
GPSに従い湾岸線を走り末広IC下車、尼宝線を指示してるけど交通量が多い道なので、R2を東の戻りr13を北上して帰宅しました。これなら、1つ手前の中島IC下車が正解だったな。
バイクを片づけ、それぞれを所定の位置に戻し、汚れ物を家内に渡して一段落すると7:30でした。朝食・朝風呂でさっぱりして通勤の人になりました。通勤リード110のハンドルが近いこと。

2012/5/7
GWが終わりました。土日と長男夫婦、土曜日次男が帰省するので、土日2日間休みました。息子2人という頼もしい助っ人がいるので、「夫婦でトレッキング」の目標であった那岐山登山をすることにしました。
那岐山は、わが家のご先祖様に謂れのある山なので、どうしても登ってみたい山でした。遠い先祖は美作菅家党の始・平安時代の美作守・三穂太郎の末で、那岐山系のどこかに城を持っていましたが、戦に敗れ北関東・下野国・俵藤太秀郷の末・佐野氏を頼って流れて行きました。
母の実家の本家の古い文献や墓に刻まれた謂れが、明治時代に大立者が出たので整理調査され書籍に残されました。親族に配れたその書を母から受け継ぎ、今は僕の手元にあります。これをできるだけオリジナルに近く、数冊製本し息子たちや弟に配りました。
弟にも声を掛けると、弟と姪も参加することになり、7人で我が家のルーツをたどる登山になりました。金曜の晩、次男はわが家に泊り、弟家族と長男夫婦は隣の実家に泊まりました。次男は2日間琵琶湖でレースに出た帰りです。
土曜日の朝、7:00に出発です。7:18宝塚のサンクスで、車内で食べる朝食と山頂でのお昼ごはんを購入しました。中国道に乗り、グーンと一路美作を目指します。「加西SA」でトイレ休憩。気持ちのいい晴なので、バイクツーリングの方も気持ちよさそうです。
「美作IC」で下り、r51を北上しR53、そこから「那岐山登山口」道標に従って枝道に入り、那岐山を登ります。標高約600mの登山口第2駐車場に着きました。が、満車です。更に上の第3駐車場まで登りましたが、当然ここも満車。ちょいとバックして、適当な路肩に駐車しました。「おやっ?最後のトイレが・・・」。荷物などを下ろし、家内・姪・お嫁さんを乗せて一番下の第1駐車場まで下り、その横のトイレを使います。
元の路肩に戻り、登山開始です。家内のリュックを次男が背負うので、家内はウエストバックだけで楽そう。目指す那岐山山頂は標高1255m、クリアに見える山頂は、あまり木が生えていないみたい。でも遙かに高く、遙かに遠いです。
5分ほど歩き登山口から山道に入ります。すぐに、BコースとCコースの分岐に出ました。Bコース2.7km・Cコース2.4kmとなっています。Bコースは閉鎖という情報が多くあったのですが、復旧しているようです。距離が長いがより平坦?短いけど急?を考えましたが、登山道が崩れなかった方が怖いところがないのかも?と思い、Cコースを選択しました。
雨が降ると川に変身するするようなガレてる山道を登ります。それほど勾配がありません。森に入り、また炎天下に出ました。見上げる山を見ると、森より炎天下の方が多そうです。ふと振り返ると、絶景です。黄砂なのか霞んでいますが、麓の平地が広がっています。上半身裸のお爺さんが下りてきます。「おっ、TVで見た毎朝那岐山に登ってる方だ」。有名人に会ってしまったぞ・・・。
朝一番に登った方なのだろう、下りてこられる方とすれ違うようになりました。「こんにちは」、お互いの健闘をねぎらう挨拶です。「まだまだですよね?」と聞くと、「大神岩まで15分。そこから1時間で山頂ですよ」。あと15分で地図で見た地点です。ちょっと、力が湧いて来ました。つづら折れを繰り返しながら登りながら・・・「もう15分は歩いたよね」「下りが15分じゃないの・・・」なんて話しながら、足元のみ見て・・・黙々と。
体が重たくなってくると、立ち止まって水分補給します。小休止の回数が増えます。富士山登山者の弟が、遅れがちです。なんだかしんどそう。僕のストックの片方を貸します。生き返ったように先頭を歩き出しました。
1000mと書かれた杭が立ってる「大神岩」まで来ました。ここで大休止。岩の上に上がると、絶景が広がっています。小休止毎に抜いたる抜かれたりした2グループもここで大休止のようです。「登山口2.0km/那岐山1.1km」の道標が立っています。ここまで2時間、半分以上来ました。
さて最後のアタック開始です。あと1時間・・・まだ1時間・・・足に来ないように、小休止を入れながらゆっくり上がります。30分で、視野が開け、写真で見たトイレの建物が見えました。上から往路抜かしていった大学生風男子2人組みが下りてきました。往路ワイワイ話しながら僕等を抜いて行く時、「元気やなあ」と声をかけると、「お先で〜す」って2割増しなスピードで抜き去って行きました。「山頂に行ってきたの?」と聞くと、「はい、10分ぐらい休憩してましたよ〜」だって。また「お先で〜す」って下って行きました。
「登山道入口2.7km・滝山2.9km・那岐山0.4km」の看板が立ってます。西に「滝山」への稜線が綺麗に見えます。東には、一旦下って再び上がる稜線を経て「那岐山山頂」が見えます。あそこまで10分ぐらいかな?ここでお弁当を開いているグループもあるし、那岐山山頂にも人が見えます。ここでお弁当タイムにします。
長男夫婦・次男・姪という若者グループは、道標に書いてある「水場」に水を汲みに行きます。「元気やなあ」。ここは山頂じゃないけど、それほど標高は変わらないので、ここで山頂制覇ということにします。10時に登り始め、12時半制覇です。息子たちが水を汲んで来るのを待ってお昼です。姪は小学校5年生なんだけど、もう弟より元気に上がってます。お菓子などリュックに満載してきたようで、みんなに振舞っています。みんな昨日自分で用意してそうです。恐るべし、みなぎるパワー。
絶景を観ながらお昼を食べ、持ってきた三脚を使い全員の記念写真。タイマー設定に手間取っていると、少し上級のカメラを持ってる長男がやってきて、チャチャッとやってくれます。SONY・NEXC3のタイマー撮影は、3連写するようです。パシャ・パシャ・パシャとミノルタ時代からのかっこいいシャッター音です。その後、僕と家内以外は、ホントの山頂仙服してきました。
14:00、往路と同じCコースを下ります。山頂を経てBコースに下るといいのでしょうが、家内が軽くふくらはぎがつったようなことを言ったので、無理は禁物です。なんだか弟もいつもの馬力がないし、300m短いCコースです。
下りは滑るのに注意しないといけませんが、体は楽です。余裕があるからか、景色が目に入ります。家内を息子たちに任せて、僕は弟と話しながらスイスイ下ります。途中で弟の足運びが怪しくなってきたので、ストックをもう一本貸しました。ダブルストックになったら、随分楽だと言ってました。弟もきっとストックを買うね。
「お父さん、ストップ。お母さんが足つった」の声で休憩。後が歩き出したので、時々振り返りながら下ります。弟の後を家内が下りてくるので、どうやら大丈夫そうです。その後ろから、息子たちがついてきます。チビだった頃は、僕らがチビさん達を見守りながら歩いたのに、もう立場は逆転です。「ウエストバックも、持ってもらっちゃった」って家内は笑っています。お嫁さんが家内のウエストバックをしています。
下から聞こえていた水の音が次第に大きくなり、時々高度計を取り出して標高をチェックします。750m・700m「あと標高100mだよ〜」とみんなに声を掛けます。登山道入口の「熊出没注意」看板まで下りてきました。「最近の目撃例2例」だって・・・。
第3駐車場前の赤鳥居の立ってる「蛇淵の滝」を見学します。滝の音が気持ちいいです。ここは、三穂太郎誕生伝説のある滝壺です。ここでみんなに待っててもらい、僕だけ車を取りに下りました。車で戻りみんな乗り込んで第1駐車場まで下ります。16:00、3/4の車はもういません。ここでトイレ休憩して、R53への帰路の途中にある「菩提寺」に向かいます。
すぐ到着。ここは浄土宗開祖・法然さんが最初に修行したお寺です。9才だそうです。開祖謂れのお寺なのに、あまりにボロいと思っていたのですが、改修工事をしているようです。そうだろうなあ。横に国の天然記念物指定されている岡山県最大の大樹と書いてある大銀杏がありました。樹齢900年以上・・・立派です。
R53まで下り、「三穂神社」に向かいます。母方の先祖・美作菅家の祖・三穂太郎を祀る神社です。最初にここを見つけた時は、ちょっと胸が震えました。R53に向かって立派な三穂太郎の像まで立ってるし。お守りを買い息子たちに送り、我が家用の御札も買いました。血のつながる先祖の御札なので、僕らの安全を見守ってくれるでしょう。息子たちや姪というわが家の次の世代にここを見せることが出来、大満足です。
美作ICに向かいます。GPSターゲットにわが家を指定すると、19:20着予定と出ました。朝から随分遊んじゃったけど、有意義な旅になりました。高速に乗り一路東に・・・「宝塚トンネル先頭に東条ICまで25km渋滞」に表示が出ました。「う〜む、いつものことだか日曜日なら長くて10kmなのに・・・」。東条ICから下道決定。
「加西SA」は混んでそうなので、手前の「安富PA」で休憩しようと思ったら、PA入場待ち行列が出来ていたのでパス。「加西SA」は予想通り入場行列でパス。「これは困ったぞ」と思ってたら次の「社PA」は大丈夫でした。トイレ休憩と小腹を満たすための軽食購入をみんなに言って、僕はトイレ後車に戻り、積んできたおかきをボリボリ。長男が、運転交代を申し出てくれているけど、下道は僕の方が詳しいので、あとひと頑張りしなきゃ。みんなが戻ってきて、「あら、お父さんここにいるわ」って。どうやら僕が行方不明になっていたようです。
「よかわIC」まで行けるかな?と思っていたのですが、「ひょうご東条IC」が渋滞最後尾でした。電光掲示では、「宝塚トンネル先頭に30km」と増えてるし・・・。ここで下りて、東条湖に家があった頃よく走った懐かしいr17を東進します。ICから下りる車で最初車が多かったですが、すぐに空いて快調に三田R176に出ました。右折してR176を少し走り、「JR道場」駅方面に左折。駅をかすめて、武庫川沿いの早朝バイク御用達道を南下、「川下川ダム」のとこから東進し、r33合流。いつもの長尾山トンネルを経て帰宅しました。19:55帰着。高速利用ナビ予想より+30分に収まりました。30km渋滞に突っ込んでいたら、+2時間覚悟だったかも?下道大正解でした。往復300kmの登山旅の終了です。
遅くなったけど、弟が車に荷物を載せ替え帰っていきます。次男が友達の家に泊まるそうで、駅まで送ります。翌日は月曜からの仕事で新潟に行くそうです。例によって家内もお見送りについてきます。「仕事で新潟に行くの?」と聞くと、去年の夏まではユニットを使って、お客様の要望に合わせた設計が仕事だったけど、今はユニット自体を設計しているそうです。次男の設計したものが正式採用され、新潟工場から順次他工場でも生産されるそうです。その数、なんと年間1000棟だそうです。まだ20代なのに、重要な仕事を任されているなあ。家まで帰る間、家内と「有りがたいねえ」と嬉しくて嬉しくて。子供というものは、ずっとプレゼントをし続けてくれます。

日曜日は、朝から曇り空です。土曜帰路車内で、長男夫婦の予定を聞いてみたけど特にないみたい。と言うより、僕らに付きあおうと予定を作っていないのでしょう。スカイパークを釣りというメニューになりました。
スカイパークへの手段が、自転車とバイクと決定されたので、朝から自転車の整備です。空気入れるだけだけどね。僕のロードバイクと家内のクロスバイクを、7気圧に加圧しました。玄関先に置いて、朝食など食べて出発予定の8時の30分ほど前に出てみたら小雨が降ってサドルが濡れました。慌てて屋根の下に移動させ、タオルで拭き拭き。8時に出てみたら止んでいます。交通手段を長男たちに聞くと、「ちょっとぐらい濡れても平気、自転車で行くわ」とのこと。スポーツ自転車に乗ってみたかったんだろうな。門扉から道路に下ろし、簡単にブレーキとギアチェンジのレクチャー。お嫁さんは家内の赤いヘルメットを被りますが、長男は「ヘアスタイルが・・・」とか言って被りません。「ねえ、一緒に被ろうよ」「うん、似合うよ」ってお嫁さんにおだてられて僕のヘルメットを被りました。いい感じで旦那をコントロールしてるね。
僕らは通勤リード110タンデムで先導します。猪名川を渡り、次の信号を空港方面に曲がります。右折待ちしてたら、抜かされました。空港北端の空港絶景ポイントで待っていました。お嫁さんは、家内に合わせて一番下にサドルを下げてるから非効率な漕ぎ方になってます。「サドルを上げようか」と言いましたが、これでいいそうです。ここから長男たちは、バイクの通れない猪名川土手道です。僕らは並行する車道です。
「空港の景色を見ながらゆっくりおいで」と言ったので、次の待ち合わせポイントにはなかなか現れませんでした。激写でもしてたのでしょう。スカイパークに到着し、滑走路脇の土手を歩きます。雨模様なのに、家族連れが結構来ています。飛行機の離着陸がこんなに間近で見られるところはそうないです。飛行便数も多いので、ひっきりなしに離着陸が繰り返されます。しょっちゅう飛行機に乗ってるお嫁さんも、こんなに間近で離着陸を見ることはないそうです。
また小雨が降ってきたので、バイクに息子夫婦のカッパを取りに戻ります。僕らのトレッキング用カッパを貸します。僕らも、上は着てたけどカッパの下も着ます。ブラブラ駐輪場まで戻ると、雨が上がりました。でもまあサドルが濡れたからそのままでね。お互い適当に帰ることにして、「じゃあ」って別れます。ここは、二輪は無料だけど、車は20分100円の駐車料がかかります。
自宅に戻り、石垣の草取りをしました。石垣のちょっとした土の部分からシダとかが生えてます。石垣を彩るツツジも、花期が終わったら伐採ですね。しばらくすると帰ってきました。往路とは別ルート・旧西国街道を少し走って帰ってきたそうです。

自転車を片づけ、今度は車でお出かけです。早朝バイクで毎度おなじみ「長尾山トンネル」を抜けて北摂里山入り。r33を走って西谷農協大池まで来ました。ここの釣り堀に初挑戦です。もっと北に行けば、天然の川利用でアマゴ釣りやマス釣りができますが、夕方の新幹線で東京に帰るので近場です。
駐車場に車を回している間に竿を借りて始めていました。2セット3000円で、竿2本・おじさんの作ってくれた練りエサ・タモ付きです。大池レストラン前の桟橋から釣り糸を垂れます。浮きは反応するが空振りばかり・・・長男第1号ヒット。お嫁さんがタモで大きな鯉をすくい上げてるとこを激写。
家内に、「もっと思い切ってびゅんと竿を上げなきゃ」と、返しのない針の構造などいろいろレクチャーします。家内から交代した僕がヒット。お嫁さんもヒット。長男が「持って持って、もっと顔の近くに」「え〜、うわ〜ん、暴れる〜」って楽しそうです。「家内もヒット」、家内も頑張って大きな鯉を持ち上げています。激写。結局僕がビリで1匹、家内が2匹、お嫁さん3匹、長男は4〜5匹かな?14時になったので釣りを切り上げ、隣の「レストラン大池」で昼食を取ります。
その後帰路につき、15:00帰宅。17:35の新幹線・新大阪行きに間に合うように、駅まで送りました。お嫁さんは、休日ほど忙しい職業なので、なかなかGWなどに休みが取れませんでしたが、偉いさんになって教育係になりました。暦どおりのお休みになったので、ゆっくりGWを夫婦で楽しめました。良かったね。
僕らは、念願の那岐山登頂が実現し、とても楽しいGWになりました。


逆説の10カ条 ケント・M・キース 『それでもなお、人を愛しなさい』早川書房 より引用&モディファイ こんな風に生きたいな・・・
1.  人は不合理、わからず屋で、わがままだ。それでも、愛そうじゃないか。
2.  何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。それでも、良いことをしようじゃないか。
3.  もしあなたが成功すれば、偽者(にせもの)の友人そして本物の敵が現れる。それでも、成功しようじゃないか。
4.  今日、行った良いことは、明日には忘れられる。それでも、良いことをしようじゃないか。
5.  誠実で、そして正直であれば、あなたは傷つくかも知れない。それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。
6.  大きな理念を抱く大きな人は、小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。それでも大きな理念を抱こうじゃないか。
7.  人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。
8.  何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。それでも、築こうじゃないか。
9.  助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。それでも、助けようじゃないか。
10.  持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。それでも自分の最高のものを、世の中に与えようじゃないか。

子供が育つ魔法のことば ドロシー・ロー・ノルト
子は親の鏡

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

Full sail
2006年3月、大学ヨット部を卒業する次男から素晴らしいプレゼントをもらいました。それは、卒業記念誌Full sailに数十ページに渡って書かれた次男の思い出の、プロローグとエピローグに書かれていた言葉です。

1.今、一番言いたいこと
私は最高にラッキーな人間だと思う。父親のおかげで幼い頃からヨットができ、これまた教育熱心な両親のおかげでK大学に入ることができた。この2つが実を結んだ結果として、「K大ヨット部主将」になれた。しかも「第70代」という大きなおまけまでついてきた。
本当に幸せな奴だと自分でも思う。

「環境が人間を作る」とはよく言ったもので、今の自分はまさにこの「K大ヨット部主将」という環境が作ってくれた。自分の考えに過ちがあることを初めて知った。自分の非を認めることを初めてした。初めて、人に本気で教えた。本気で伝えたいと思った。他人の気持ちを理解しようとした。組織を動かすということはこんなにも難しいものか、と初めてわかった。すべてが自分の思い通りになるわけではなかった。自分だけではどうにもならないものの存在を初めて知った。その結果、人生で初めて頼れる仲間・頼るべき仲間ができた。その仲間たちは和気藹々と楽しくやっていて、しかしその真ん中には「全日本インカレ」という共通の目標が芯としてしっかり通っていた。そんな仲間ができた。素晴らしい4年間であった。
この経験は、K大ヨット部があったからこそできたこと。、ヨット部を作り、現在まで熟成させてきた、歴代のヨット部員の方々。そのヨット部をずっと支えてきたOB会の方々。ともに戦ってくれた先輩・同輩・後輩たち。私をここまで育ててくれた両親。この場を借りて感謝の意を表したい。ありがとう。

中略

最後に両親へ。
最後のインカレ予選を見に行っていいかと聞かれたとき、断ってしまったことを今でも悔やんでいます。最終日を前にして、もはや負けることは分かっていたので、最終日だけでもきてもらおうと思いましたが、「今呼んだら、自分の中で負けを覚悟したことになる」という思いから、素直になれませんでした。本当に悔やんでいます。息子の最後の雄姿を見て欲しかったです。今の自分は紛れもなくあなたたちのおかげで成り立っています。今後はどのような夢を追いかけるかわかりませんが、温かく見守って欲しいです。

日記の始まり
ウェブマスター神谷良成のヨット日記です。私はこのような経歴で育ちました。関西学院中学部でサッカー部に入りましたが虫垂炎で辞め帰宅部をしていました。高等部進学で今からでも一流になれるあまり人のしていないスポーツをしようと、馬術部とヨット部に絞りました。まずヨット部に行くとそこには、伊丹のキリスト教会で一緒だった先輩が3人もおられました。特に門脇さんとは小学校・中学校サッカー部も一緒で、馬術部部室に行く機会さえなく入部しました。門脇先輩とは大学ヨット部でコンビを組ませていただき、ヨットレースを教えてもらいました。温和な性格・ヨット理論・スピードアップのコツなど最も影響の受けた先輩です。
高校ヨット部入部当時、ヨットが速くなるためには毎日『ヨットノート』をつけることと、速い人の本を読むことが大事だと聞き、ヨットの神様ポール・エルブストロームの本を買いました。初めに「スポーツマンにたばこはいけない。肺活量が落ちる」と健康な体のことが書いてありました。そこでタバコは一生吸わないことに決めました。
ヨットノートは練習やレースでヨットに乗るたびに、アドバイスを受けたことや感じたことを書きました。たった1冊のノートから始まりましたが、大学4年でモスクワオリンピック強化選手に選ばれるまでになれた元になりました。その後次男が小学生でヨットを始めることになって再びレーシングの世界に戻り、コーチ・親の立場からヨットノートをつけ始めました。次男の海外遠征を機会に兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブのホームページを立ち上げ、その選手達のがんばりのおかげで、ジュニアヨット団体の日本OP協会の理事になりました。広報委員長を拝命し『Optiわくわく通信』(バックナンバー)を週に2本のペースで1年間会員さん中心に発信しました。別府ジュニアの『あらっヨット』(お母さんから見た子供のヨット日記)に刺激され、ウェブ日記を書くことにしました。
もう30年以上ヨットの世界を楽しんでいます。現在出身の関西学院ヨット部のウェブマスターもしています。

ジュニアヨットに対する基本的考え『学業とヨット』
inserted by FC2 system