ウェブマスター日記 2012/1-2

Diary 兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブ 関西学院ヨット部 エルシノア
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2012/2/27
日曜日は、CB400SBの納車日でした。夕方から中高クラスメイトとのミニ同窓会で、家内も休日と時間配分が微妙でした。
まずは散髪。8:00開店直後を襲い、待ち時間なしでやってもらいました。小学生の時からの御用達で、店主さんは3代目です。家族構成もみんな知ってる間柄なので、気楽な会話と時間を持てました。先週、バイクで御坊からの海岸を走ったことを話したら、自転車で白浜から串本まで走ったことがあるとか。昔、芦屋から白浜までフェリーが出ていたようで、それを利用したそうです。串本で一泊だって、楽しそうです。
9:00に帰宅し、家内との時間を楽しもうと、近所の公園で毎年やってる寒梅の宴でも覗こうと歩き出しました。僕「まだ咲いてないだろうね〜」、僕「9:50から宝塚で映画もあるけどね〜」、家内「映画、なに?」、僕「三丁目」、家内「じゃあ、それに行く」ってことでUターン。
車に乗ってシネピピアを目指しました。ここは大型シネコンではなく、劇場は今風で綺麗だけど昔の映画館の雰囲気があります。スタッフとお客さんが近く、僕のお気に入りです。独自の作品選びをしてるようで、大手ルートに乗らないハートウォーミングな作品が多く、とてもいいとこです。小さめのスクリーンと多くない客席が、お客さん同士の一体感も生みます。
相変わらずの「三丁目の夕日」節で、いつもながら「文学」の演技の巧さが光ります。芥川もどきの「茶川竜之介」というネーミングが秀悦で、「鈴木オート」社長の左右ブレの大きな設定が、独自路線で未だに中小企業的な感じがする「スズキ」を連想させます。
「面白かったねえ」と外に出ると、こないだ観た「しあわせのパン」が来月上映されると書いてありました。大手配給館では終わってしまったので、お安く仕入れて上映するのだろう。「また観てみたいわぁ」なんて言ってました。要チェック。
ここで家内とは涙のお別れです。「1時に用事があるんだ」と言ってあります。家内は隣にある阪急・売布神社駅に向かい、僕は自宅に戻ります。とうとう納車まで、家内に報告出来ませんでした。
ヘルメット・バイクジャケットを積んで出発です。約束の13:00を5分過ぎて、ホンダドリーム尼崎に到着です。駐車場にバイクが数台置かれ、いつものウイークデイと違い商売繁盛のようです。屋根の下に僕のCB400SBが置いてあります。ふふふ。
2Fに上がると、店長さんはじめスタッフが大忙しで手がふさがっています。日曜日納車が多いのでしょう。「やっぱ、ウィークデイの方が良かったかなあ」と思いながらグッズやウエア、陳列車を見て回ります。NC700Xが黒・白・赤と揃っています。CB400SBスペシャル・エディションもあります。黒ボディーに金アクセントで精悍です。でも僕みたいなのんびりバイクには似合わないな。こいつはABSなしですね。
店長さんは忙しいようで、VTRの24ヶ月点検整備をしてもらった爽やか青年が納車手続き&書類説明をしてくれました。金曜日に店長さんからゆっくり取扱説明してもらっていたので簡単です。落ち着いた日に説明を受けていて良かったです。日曜日ならガチャガチャしてて、ゆっくり頭に入らないです。質問するのも気を使うし。
通勤リード用に買ったサングラス内蔵ヘルメットを初めて被り、プロテクタージャケット着ていざ出発です。上で受付していた白人2+日本人1がNC700X試乗に出る所でした。写真撮ってブイーン。
CB400はやっぱ、北海道で体験したように、VTR250よりギアが軽いです。コンコンとチェンジできます。クラッチレバーも軽いよ。VTR同様パワーレバーに交換しようと思ってたけど、その必要はなさそう。しばらく様子をみることにします。
ちょいと走る予定でしたが、まさかの降雪です。スクリーンに白いものが付きます。ってことで車庫に戻るだけでした。座席も低く足つきばっちりで、安心感があります。教習所でCB400に乗った時、ストレート卒業したけど、「こかすかも?」な不安がありました。それで最初のバイクを小さめのVTR250にしたのですが、去年北海道でこいつを借りて3日間乗った時は、「こんなに乗りやすかったっけ?」な感想でした。バイクに慣れ、バイクのバランス感覚が良くなったこともあるのでしょうが、市販車の方が教習車より乗りやすいと感じました。それで自信が出てこいつを買ったのですが、大きなリアガードを付けたので、車幅感覚を身につけることが当面の課題かな。あとセキュリティアラームです。
車庫で、ムービー撮るためにカウル無しCB400用のバックミラーネジにRAMマウントアイテムを装着しました。スクリーンを大きなものに変更したので、スクリーンを写し込んでしまいそうです。純正スモークからクリア色スクリーンに替えたので、写り込んでも問題ないのですが。それに、長い方の脚を付けたらいいだけです。でも、長くすればするほど振動が大きくなります。その辺の微妙なとこを、今後試行錯誤していきましょう。バイク自体は、VTR250よりクッションが上品で揺れません。カタログによると前後サスペンションを数段階で調節出来るようなので、乗り込んでいっていい感じに調整してもらおう。
VTR250の5速から、CB400の6速になったので、「今、何速?」が怪しいです。4気筒でエンジンから伝わるものがマイルドになり、感覚でわかったVTR250とは違います。実際、北海道でトップと思ってたら、まだ5速の時がありました。長い距離そのまま走ってたので、ガソリンがもったいなかったです。
倉庫からブラブラ、ヘルメット被ったまま歩いて帰宅し、バイクジャケットを脱いで通勤ジャケットに変更です。ジャイアントDEFY2を玄関に出し、空気チェックです。12月初めから乗ってないので空気が抜けています。自転車ヘルメットを被って、ネオプレーン・グローブはめて、SPDシューズ履いてGO。r13を南下します。
登り最強11〜32Tスプロケットに交換後の初走行です。ギア比が変わったので、今までの平地汎用使用の中間ギアが軽めになりました。中央より1段重めのギアが低速汎用にいいようです。軽い下りを利用しギアアップしていくと平地になっても30km/hオーバーをしばらく維持できます。いつも30km/h弱がいいとこなのに・・・「ふむ?脚力アップしたのか?」。きっとフォローの風を背中に受けていたのでしょう。信号マジックを利用して、車とあまり変わらずドリーム店に到着しました。
駐車場にチャリンコ置いて2Fに上がります。前から気になっていたレイン・オーバーグローブ購入です。定価4900円って高いなと躊躇していました。以前、登山用に3000円ほどで買ったのとそっくりです。ツーリング用レインウエアと一緒に常備してて、雨降ってきたらグローブの上からはめることができるのでGoodなんです。通勤用は、炊事手袋なんですが、こいつはグローブの上からはめることが出来ず、冬はとても冷たいです。通勤待遇改善に奮発しました。この「HONDAロゴ」だけで、おいくら稼ぐのだろう?店長さんが10%OFFしてくれました。4500円。
自転車を積んで帰宅しました。車なので信号マジックを使えず、これなら絶対自転車の方が速いです。昼食抜きなのであまりにお腹が減り、500gヨーグルトを1個やっつけました。毎晩1個食べるので、家内が計算して買ってくれています。1個減っちゃった。ヨーグルトで冷えたこともあり昼風呂です。今朝は朝風呂省略したので、芯から温めなきゃ。
風呂から上がると、16:30。もう時間がないですよ。16:50出発。通勤リードで駅まで出て、電車で阪急十三に向かいました。約束の18:00より30分も早く着いたので、久しぶりの都会探索です。駅前にパチンコ屋さんが幅を利かせ、「お兄さん、お腹減ってない?」「寄りませんか?」なんて、お若い婦女子が客引きしてます。僕はアルコールもタバコもやらず、仕事のお付き合いもしないので、こういう雰囲気はとても嫌です。こういうのが嫌だから、夜の接待というものをしないとも言えます。
懐かしい面々が集まり、「がんこ十三店」で鍋などを食しながら4年ぶりの再会です。この中学からのクラスメイト5人会は元々僕が言いだしっぺなのですが、高校から入学してきたAくんや大学からのBくんが来るようになって雰囲気が変わりました。仕事の話などシビアな会話が多くなり、どうも楽しめなくなり仕事を早めに切り上げるウイークデイ日程になったこともあり、僕だけ3年抜けていました。今回は僕が参加できる日曜日に設定されたので参加です。会話が弾んで楽しいのですが、やはり仕事の話が多く、今後消極的参加にしようと決めました。
仕事のことなんて、みんなきちんと生活してるからしっかりやってるに決まっています。傷の舐め合いや仕事の人間関係の愚痴、仕事自慢なんて聞きたくありません。僕もみんなも24時間のほとんどの時間仕事のことを考えています。仕事など関係無かった同級生の集まりでまで、それを話したくないのです。日中、家内と電話やFAXで仕事会話してますが、家庭では全くしません。そういうのが好きなんです。高校ヨット部同期の集まりやクラブ先輩との付き合いのような趣味・遊び・レース・おもろいこと好きとの会話となんだか違います。
21:00お開きになり、22:00帰宅しました。家内は夢の中だったので、風呂に入り、本日2個目のヨーグルト持って自室に戻り、22:00台にご就寝となりました。
明日から、昼休みにCB400関係のあ〜だこ〜だが始まります。車載ムービー関係、VTR・リードに続きCB用にも透明テーブルクロスナックルガード製作しようかな?、倉庫の床に広がってきてバイク用品置き場を棚導入して整理しなきゃ。ああ、楽しみ。

2012/2/20
日曜日はヤボ用があったのですが、なんと遅刻してしまいました。遅刻するとあかんとこなので、ツーリングに出ました。お題は以前から地図見ながらエアツーリングしていた、和歌山・御坊〜大阪・みさき公園海岸線です。
VTR250のチェーン・スプロケット交換してから初ツーリングです。動き出し時、どっかが擦れてる音がするんですけど、ホンダドリームのメカニックさんが試乗したそうなので、最初はこんなもんなんでしょう。アイドリングを1200回転ほどから1500回転に高めたそうで、確かに止まってる時のエンジン音が大きくなってます。素人は気にせず出発です。
まずガソリン補給です。10:34、近所の御用達セルフGSで、171km/5.37L=31.8km/L。僕は基本セルフ嫌いですが、学生時代からのご贔屓スタンドなので仕方なく孤独に補給しました。「店員がガソリン入れますよ」との看板が新たに掛かっていました。僕みたいなセルフ嫌い人間も多いのでしょう。セルフ店は、システムがそれぞれ違い、機械に命令されてその下僕になってるみたいで、しかもお金を払わされて・・・それに「ありがとうございます」って機械に言われてもねえ・・・気持ちのいいお兄さんや可愛い女の子から言われたいです。
中国道・近畿道・阪和道を通り、「岸和田SA」で休憩です。ハーレー?のご夫婦タンデムが1台いました。僕と入れ替わりに出て行きました。続いて「紀の川SA」休憩。また同じハーレーさんがいました。「どこまで行かれるのですか?」なんて声掛けしようと思ったけど、僕が出るまで帰ってこられませんでした。紀の川の流れに沿った平地が一望で、冬なので空気が澄んで綺麗です。
和歌山IC・海南ICを過ぎて、「吉備湯浅PA」休憩。僕の高速道路巡航は、基本SA毎に休憩します。80km/h低速巡航と頻繁な休憩が、僕には疲れないスタイルです。続いて、広川ICです。「稲むらの火」の広川と道路脇に大きな看板が出ていました。稲むらの火は、有田周辺だと思ってたけど、広川だったのですね。ここは、「湯浅御坊道路」に名前を変えています。
「御坊IC」下車。すぐに「日ノ岬」の案内標識を見つけ、それに導かれて御坊の街中を抜け西に向かいます。しばらくお伴してもらうr24に乗りました。大きく立派だと思われる砂浜に面する神社を過ぎると海岸線に出ました。漁の安全祈願の神社でしょう。この海岸線が、いきなり絶景でした。キス釣り?の竿が並ぶ弓なりの砂浜が続き、その向こうに火力発電所が見えます。
予定にはありませんでしたが、あまりに「日ノ岬」への案内が多いので、寄ってみることにしました。r187に分岐し、岬の先っぽに進みます。どんどん標高が上がり、眼下に素敵な海が広がっていきます。駐車場、到着。ちょっと斜めってるけど、真正面・間近に大きな風車が回ってお出迎えしてくれました。一昔前の観光地という感じで、よく耳にした「日ノ岬」も今はそれ程の人気はないようです。
しかし、絶景は当然変わっておらず、素晴らしいの一言です。水平線がグア〜っと広がっています。真っ青な海と晴天、岬の沖を2隻の本船が南を目指しています。漁船も数隻白い線を残して高速で走っています。「う〜ん、綺麗」。6m/sほどの寒風が海から吹きつけており、乗用車から下りてきたおじさんは「寒い、寒い」の連発です。バイクに戻る時、更に上に本駐車場があるようで、展望台・売店もありそうです。日曜日だけど賑わってる感じはなく、売店も閉まってそう。素晴らしいとこでした。
r24に戻り、ツーリングマップルのおすすめの道r24を北上開始です。海岸線にある小漁村をつなぐ道のようで、1.5車線路です。林間に入ったり崖上だったり変化に富んでいます。時折現れる漁村の海は極めて綺麗で、高所から見ると砂浜部分と暗礁部分がはっきりと色分けされています。和歌山の更に南の白浜海岸でも透明度は日本海に遠く及ばないので、太平洋岸は大したことないと思っていましたが、認識を改めました。
大きく海岸線が内陸に切れ込む「紀伊由良」というところに来ました。自衛隊基地があるようで、自衛隊ヘリコプターがお出迎えです。大きな造船所があり、フェリーサンフラワーともう一隻大きな商船がドック入りしていました。ここまですれ違う車も殆ど無く、僕好みの素晴らしい道でした。
ここで、「白崎」の道案内板が現れました。本日のメインディッシュです。そうそう、道端に停まる2台の軽四トラックを抜かす時、オレンジ色の上着を見て、「あれっ?」っと思い、追い越し際に荷台を見ました。立派な角を持った男鹿が2頭載っていました。しばらく行くとまた同じ上着を着た方が、軽四を停めて談笑してたので、本日の収穫を喜んでいるのでしょうか。猪でなく鹿なので、害獣駆除なのかな?漁師しながら、休みに猟師になり、田畑を守っているのかもしれません。おばっちゃんもいたので、たくましいです。
さっきほど皆無な交通量ではありませんが、たまにクルマやバイクがやってくるぐらいの道が続きます。バイク率が高いので、この道はツーリングに人気なのかもしれません。
海岸線を進むと、目立つ大岩が海から生えていました。そして岩が白いです。遠目でウミウの糞で白いのかな?と思いましたが、岩自体が白いです。「だから、白崎なんだ」と納得しました。ちょっと走っては激写タイムしていたら、遠くの道脇の岩に動くものがあります。階段があり、手すりもあります。動くものは、ウエットスーツに身を包んだ人でした。2月の極寒期に寒風吹きすさぶ海岸線をバイクで走るアホもここにいますが、こちらは「どアホ」です。でも南紀の海だから、気温より高いよね。温泉に浸かる気分なのかな?
アクアラングな人達の横にあるトンネルを抜けると、すぐに白崎海洋公園の案内板がありました。左折。白い大岩に囲まれた風からも守られた場所に駐車場がありました。20台ぐらいの大型バイクばかりの集団がいました。白のDN01があり、僕の知ってる方かな?と思いましたが違いました。キャンプコテージもあります。レストランもあります。集団さんは、食事を済ませ出発しようとしてる感じです。
海岸の大岩に登る螺旋階段があったので、上ってみました。小さな展望台があり絶景です。ソロなので、レストランを覗いただけで出発です。ダイビングスポットのようで、ダイビングオフィスがありました。十数台のハイエースが並び、ここから各ダイビングスポットに輸送するのでしょう。
r24を更に進み、やがてr23になり、JR紀勢線が並走するようになりました。「広川ビーチ駅」に寄り道です。目立つオレンジ色のハーレーとアップハンドルハーレーが停まっています。駅舎には喫茶店と地元特産品売店が入っています。けど、無人駅みたい。ホームに入って一応激写。ここにもトイレがあるね。このルートは、家内とのタンデム・ルート候補でしたが、有力候補に上がりました。女子と行動する時は、トイレの場所はとても重要です。学生時代から女子を乗っけて行動する時、やたらとトイレのある場所に停まるようにしていました。きっと言い出しにくいだろうと・・・。用もないのに「トイレに行ってくるわ」と行って行くのですが、随分後になって家内に「気遣いわかってたよ。でも嬉しかった」と言われたことがあります。
「湯浅」到着。もう15時を回りました。更に海岸線を有田へ、そして市街地を海南・和歌山、また海岸線を加太・みさき公園を考えていたのですが、朝一番に家を出ないと無理みたい。ここで本日の探索終了です。
湯浅の醤油蔵みたいなとこを通りました。駐車場も発見。タンデムで来たら、醤油蔵探索ですね。R42に出る手前に、「顕国神社」がありました。ちょっと広くなってる路肩に緊急停車。謂れを読むと、「坂上田村麻呂さんがやってきて云々」とありました。わが町伊丹の雄・初代征夷大将軍・坂上田村麻呂さんではないか。小学生の時の社会の時間に、先生が力を込めて坂上田村麻呂の話をされました。「坂上、おるか」「はい」「伊丹には古くから坂上の姓が多い。お前の遠い先祖は田村麻呂さんかも知れんぞ・・・」なんて言われていました。坂上くんがとても羨ましく思いました。僕の歴史好きの緒かもしれません。ぐふふ、いいとこ見つけました。家内にウンチクを語れそうです。
GPS道案内開始。高速下車後、GPSはONにしていましたが、いつものように現在地の確認のみで見てました。「自宅に帰る」で案内開始です。いざ出発しようと思ったら、さっきのDN01さんのいる集団がやってきて僕の横に並びました。あれからどこに寄ってたのかな?R42を北上しだすとすぐに阪和道の案内が出ていました。GPS不要なので、すぐに案内ストップにしました。
すぐに高速IC行きレーンになり、有田ICから阪和道に乗りました。往路は、トンネル出口で横風を食らう場面もありましたが、帰路は風がありません。いつもの80km/hで巡航し、「紀の川SA」到着。DN01集団さんに追いつきました。16:51、紀の川SA・GSでガソリン補給。240km/7.78L=30.8km/L。
広川ビーチ駅で見たオレンジハーレー&アップハンドルハーレーが華麗に抜いていき、「岸和田SA」休憩。カレーライス500円で遅〜い昼食です。関空〜阪神高速・湾岸線・中島で降り、VTRの動き出しの異音のことを聞こうかなと思ったけど、日没との競争になったので近畿道経由で帰宅することにしました。阪和道から近畿道に変わる頃、大阪平野〜生駒に暗雲が立ち込めています。「まさか雨?」、高速なので突っ込むしかありません。六甲山も雲で見えないし・・・ちょいとパラパラ来ましたが、六甲山が見えてきてすぐに雲が切れ、バイクジャケットの防水効果を試すほどのことなく終わりました。中国道を西進する時は、日没後の朱色を背負う六甲山に向かうシュチュエーションになっており素敵でした。
朱い背景から夜が始まった頃、帰宅しました。いつもなら乾拭きしてやるのですが、暗いから省略です。玄関を開けると、家内の奈良のお土産が迎えてくれました。「子鹿の糞」なるもので、名前は半分ウケ狙いですが、なかなかの美味でした。ラッキーマンの僕は、この日も楽しく1日を終えることが出来ました。

2012/2/13
日曜日は、「夫婦でトレッキング」日でした。義理姉夫婦が週末有馬温泉のマンションに来ているので、一緒に六甲山を歩こうということになりました。姉夫婦も有馬で週末を過ごすようになり、山歩きを始めました。腰に持病を抱える義理兄ですが、歩き出して良くなり、最近は腰への不安が無くなったそうです。
バイク・自転車道用、歩行も鈍足な僕らですが、姉らとならペースが合いそうです。ずっと一緒に歩きたいと思っていたのですが、肝心の家内が僕と2人だと気楽なようでなかなか姉と日程を決めようとしません。2〜3日に1度電話してる仲なのに、不思議です。先週、姉から電話が入った時、家内がもう寝ていたので僕が応対し、なんだかんだ話が進み勝手に決めてしまいました。気のいい夫婦で、子供たちが小さな頃2家族でキャンプなどいろいろ行ってました。僕ら夫婦が学生時代、2つ目の大学に行ってた兄夫婦のとこに、家内の実家から援助物資を運んでいた頃からの付き合いで、最も気楽に付き合えるご夫婦です。たぶん向こうもそうでしょう。
7:30にマンション前の朝食バイキングを食べてから行こうということになってたのに、ゆっくりしすぎて7時を回って自宅を出ました。宝塚からr51・有馬街道がいつもの定番コースなのですが、R176の気温表示-2℃にビビって、車内から遅れる旨の電話をしました。山口町までR176、そこから有馬温泉コースを取ったので15分遅刻しました。
東急のバイキングは大流行で、お客さんがいっぱいです。僕らが終えた9:00には、順番待ちが出ていました。おいくらなんだろう?兄のおごりで教えてくれないから不明です。和・洋取り混ぜで、家内なんか1日分食べたとか言ってました。
一旦マンションに戻って準備体操です。兄の腰が治ったので、姉が準備体操に凝ってるそうです。姉の指示でストレッチングします。まあ、クラブの時の準備運動ですね。姉夫婦は、カッパなどを入れたリュックを背負ってストックも用意していました。前回、うちの長男夫婦とみんなで有馬を歩いた時は、こんなの持っていなかったのに進化しています。我が家は、僕が家内の分も入れたリュックを背負って出発です。
まずマンション横のお稲荷さんです。長い急な階段をゆっくりおしゃべりしながら登ります。更に地道を歩いて到着。有馬温泉街を眼下に望め、遠く三田市街地方面、有馬富士も見えます。僕らが有馬富士に登ったことを伝えると、次の機会に一緒に登ろうということになりました。
次は、そこから温泉街を挟んで北西側に見えた妙見山に登ります。落葉山山頂に妙見山のお寺が建っています。お稲荷さんを下り、温泉街を通って温泉街の反対側の山に取り着きます。六甲山頂〜有馬温泉ルートで最もハードな裏六甲縦走路です。急坂あり、つづら折れありで、妙見山下に着きました。ここで姉が持ってきた補給食・ポンカン登場。美味しいです。
最後の階段を上がると、温泉街の景色が広がりました。その向こうには、さっき上ったお稲荷さんが少し下に見えます。533m。ほぼ同じぐらいの高さです。温泉中心街が350mぐらいだから、200m下り上りです。兄に案内され、更に六甲山方面に進むと、一旦下ってから灰形山に登るルートになってます。
温泉街を眺めながら、ある思考が頭を過ぎりました。四方は急斜面で防戦しやすい・・・有馬の町を一望・・・この妙見山寺院は山城ではないのかな?翌日調べると、ピンポン。南北朝時代からの山城で、源氏赤松氏流れの有馬氏も、三木の淡河城に移るまでこの城で有馬郡を守護していたようです。
神戸電鉄・有馬温泉駅横に降り、駅隣りの姉夫婦ご贔屓のお寿司屋さんで、お寿司セット(お寿司詰め合わせ1皿+うどんorそば)780円を食べました。朝食をおごってもらったので、ここは我が家持ちです。
今度は、有馬温泉南東にある「瑞宝寺公園」です。向陽閣などの有名所の旅館横を通って、また登ります。太閤秀吉さんが愛した公園らしく、桜ともみじが植わっています。その季節になると観光客がいっぱいだそうです。学食程度のうどんや、バカ高いお茶と和菓子処が出るそうです。太閤さんが使ったという石の碁盤がありました。平らに削られ碁盤の目が引かれた大きな石が据えられ、四方に座椅子がわりになるのだろう椅子石が置かれています。ふ〜ん。
マンションに戻り、家内が持ってきたロールケーキとコーヒーで一服します。姉から、「これ、よっちゃんに」とバレンタインチョコをもらいました。「うわぁ〜嬉しい」。すると、家内も「お兄さんに」とバックからチョコを出してきました。もし姉が出さなかったら、自分も出さないでおこうと思ってたのでしょう。「うわぁ、女性のこの用意の良さはなんなの・・・そして姉に恥を欠かせない心遣い・・・」。とても男にはできない芸当です。
この後お墓参りがあるので、有馬温泉に来て温泉なしで帰路に着きました。14:30。有馬温泉のど真ん中を突っ切り、r98でR176まで下ります。三田まで北上し、r37・r323・r319でr12に出て北上。お墓に到着。親父が、バレンタインデーに没するという粋なサヨナラをしたので、覚えやすいです。
ここで・・・「あ〜お線香忘れちゃった〜」って助手席から声が上がりました。バレンタインデーの所作に抜かりなく、この墓参りも僕を誘うぬかりない家内が・・・ふふふ、面白いね。家に帰れば、お線香屋さんができるほど唸ってるのに、霊園事務所で大枚100円で購入しました。それを持ってお墓に参ります。予想通り、弟家族が来てたようで、綺麗なお墓が飾られ、掃除するとこもありません。100円分の線香1束まるごと火をつけて、手をあわせて帰路に着きました。
17:00帰宅。僕は、24ヶ月点検に出していた里山VTR250を引き取りに、そのまま歩いて丘を下りました。阪急バスに乗り、r13で真っ直ぐ尼崎に下ります。つかしん前バス停で下車に、ホンダドリーム尼崎店に入ります。ピットに愛車がいましたが、先客さんがいるので2Fで待ちます。
接客が終わったメカニックさんが上がって来られて、交換部品や整備の説明を受けました。18000km走ったスプロケットは、やはり削れていたようです。アイドリングが低かったようで調整したそうです。そろそろ要交換なリアタイヤは、あと1000kmほど走ってからバイクセブンで交換の時、チェーン調整もしてもらうよう言われました。新品チェーンなので、最初伸びるそうです。それと、チェーンオイル切れシャカシャカ音ですが、チェーン交換で解消したようです。古くなると、オイルを吸うとこがくたびれて吸わなくなり、すぐにチャカシャカ音が出るようになるのだとか。なるほど。キャブレター内にカーボンが貯まってたけど、あれしてこれして飛ばしたとか。街乗りが多いと貯まって、高速利用でエンジン高回転が多いと少ないのだとか。田舎道乗りが多いけど、街乗りスピードだからこれが貯まるのは仕方ないね。「調子が良くなってますよ」だって。
ついでに通勤リードのチェーン交換時期も聞きました。リードはベルトドライブだそうで、15000kmほどでベルトとウエイトローラーを交換した方がいいそうです。時々聞くウエイトローラーが出てきました。どういう役目のものかわからないけど、見てくれるそうです。また寄らなくちゃ。
お店の外に出ると、陽が暮れていました。帰宅前にちょいと走ってみようかと思ってましたが、真っ直ぐ帰宅しました。帰宅すると、家内が「今日は軽かったね」と山歩きに慣れてきてようだと言ってます。「登山靴も、もう痛くなくなったよ」だって。軽トレッキング・お墓参り・バイクと盛り沢山な1日になりました。

2012/2/6
日曜日は、ツーリングに出ました。家内が用事だったので、新しく入会した「高速に乗れるスクータークラブ」に初参加しました。このクラブの母体が、「原付二種クラブ」で、そこに入ってる方はスクーターでなくてもOKということで、僕のVTR250にも参加資格があります。
CB400SBを買った「ホンダドリーム尼崎」近くにお住まいの「原付二種クラブ」で一緒の方から連絡をもらい、近所のバイクセブンで8:00に待ち合わせです。前回京都に行ってから2週間動かしてないVTRなので、エンジン始動に一抹の不安がありましたが、いつものように一発点火しました。「ホンダエンジンは優秀やわ」。まずガソリン補給、159km/5.2L=30.6km/L。最近このぐらいが多く、購入後からのトータルが32km/Lを割り込みそうです。総点検しないとあかんかな?
8:00少し前にバイクセブンに到着しました。バイク置き場に大型バイクが2台先着してます。2台だから違うなと、見に行くこともせず離れたとこに停めて、タンクバックセット作業を始めました。ゴソゴソやってると、「こんにちは・・・」って、さっきの大型2台さんが来られました。お友達も誘われたそうです。「う〜ん、失礼しちゃった。見に行けば良かったです。
僕が一番かっこいいバイクだと思うヤマハR1のツーリングバージョン・FZ1とFJR1300。かっこいいです。タイヤも太いです。2人でアマチュア無線をセットしています。僕もアマハンディー無線機は、放ったらかしなので使えなくなってるだろうけど、今は空いてるんだろうな。昔、1人でスキー行ってる時、交信を楽しんでいました。次男ヨット遠征の時も使ってたな。携帯電話と違い、通信料無料なのがいいです。
中国道・阪和道に沿って走る中央縦貫道で、八尾の亀井東まで一気に走りました。R43経由が最短なんだろうけど、信号の数が多いし大阪の街中を走るので面倒です。亀井東からR25で南東に走ります。柏原・高井田を越えてR165です。
集合場所の「ふたかみパーク・当麻」に、9:30過ぎに到着しました。伊丹を8:15に出たので1時間少々です。まだ誰も着ていません。ポツポツ到着し、総勢7台になりました。リーダーさん含めスクーター2台・ミッション車5台。バイクをバックに集合写真撮って出発です。「大和高田バイパス」・R165と東進し、目的の「大神神社」到着です。巨大な鳥居をバイクでくぐり、駐車場渋滞の車をパスして車道のどん突き鳥居前まで入れました。駐車料・無料。バイクは便利で安上がりです。
「大神神社」って聞いたこと無いので、隠れたパワースポットなのかな?と思ってたのですが、「三輪明神」さんの本名でした。ここはすごい人気で、お正月をかなり過ぎてるのに、お参りの方がいっぱいです。拝殿はあるけど本殿はなく、ご神体が三輪山自体という古代自然信仰そのままのようです。「日本最古の神社」とも書かれていました。三輪明神さんの周り・三輪山山麓に幾つか神社があり、うろうろそれらを巡りました。展望所があり、そこから大和三山が正面に見えました。耳成山・畝傍山・天香久山、南奈良盆地を走ると、低山のこの三山の横をよく通りますが、その位置関係がよく分かります。この南が、明日香の大和朝廷発祥の地で、その後北の平城京に移り、そして更に北の京都に移って行きます。続いてR24沿いのちゃんこ鍋屋さんに移動です。野菜が多く、野菜好きの僕にピッタリの鍋で、出汁もとても美味しく、お腹いっぱいになりました。1人・2000円。
帰路は、大和高田バイパスを西進し、そのまま南阪奈道に乗りました。南大阪組は、高速に乗る手前で一般道選択・竹内街道です。僕と枚方TMAXさんは高速選択。「美原JCT」で阪和道に乗り換え北上。TMAXさんは、「門真JCT」でバイバイし枚方方面に帰られました。TMAXは、後ろから見るとスクーターの感じがしません。前述のヤマハバイクのリアフォルムにとても似ています。横幅が広いところに、大型スクーターらしさが出ています。500ccあるからパワフルなんでしょうね。15:50帰宅。15:00にちゃんこ屋さん現地解散だったから、1時間です。早いです。
高速を降りたら、チェーンのキュルキュル音が聞こえてきました。オイル切れのようです。この足で24ヶ月点検・9450円に出すことにしました。VTR250買ってから4年目で、一度12ヶ月点検に出しただけだから、250ccで車検無い分車検レベルの点検をしてもらわないとね。
帰宅すると、ちょうど家内も帰ってきたところのようでした。タンクバックを下ろして、ホンダドリーム尼崎店に向かいます。着いたらちょうど、前後ブレーキオイル交換してもらったメカニックさんがおられました。チェーンオイル切れだけが気になる旨話すと、2万キロでチェーン交換が基本なので、1.8万キロのこいつも交換時期だそうです。更に後輪タイヤもそろそろ交換ですねと言われました。年末に前輪タイヤ交換した時、バイクセブンでも言われてるから、こいつは点検後バイクセブンで交換だな。点検申込書を書くのかなと思ったら、前のデータが残ってるそうで駐車場でバイクを預けました。CB400SB納車はこれと交換ですかと聞かれたので、増車の旨答えると、「しっかり点検しときますよ」って。
駅まで歩いて、電車に乗り、バスに乗り換えて家に帰る予定でしたが、メカニックさんに聞くと、r13を川西市まで北上するバスがあるということだったので、つかしん前で阪急バスに乗り、R171交差点とこで下車して徒歩帰宅しました。
お風呂に入って体を温め、毎週見てる「ダーウィンが来た」を見てから床につきました。大河ドラマ「平清盛」のオープニングで睡魔に負けてしまいました。ああ楽しかった。

2012/1/30
日曜日は、映画を観に行きました。先週半ばに、「三丁目・・・」の新作がまた始まったよと家内に声をかけると、「私ね、北海道の・・・お店の・・・の方が観たいな」と言います。「なんで?」「だって、北海道だから」だって。僕が去年北海道バイクツーリングに行って、素晴らしい景色の話や写真を見せたからでしょう。調べて見ました。「しあわせのパン」という映画でした。「原田知世さんが主演だ〜」。ハートウォーミングな内容みたいだし、きっと素晴らしい景色がバックに流れるのだろうと思い、これん決定しました。
大手制作会社や配給会社ではないようで、上映館が少ないです。でも西宮ガーデンズでやってるみたいなので、山歩き後に映画観て帰るメニューを考えました。芦屋ロックガーデンにある山小屋風喫茶店をTVで見て、「ここ行ける?」って家内が随分前に聞いてきたのを思い出し、それとセットにしました。
「東お多福山」にも登ってみたいと思ってたので調べると、芦屋から結構登ります。う〜む・・・芦屋から奥池行きのバスに乗り、お多福山登山口から登れば、標高差100mぐらい登ればいいだけで、後はロックガーデンを下るだけなので楽そうです。
ところが土曜日の帰りです。風が強く寒さが増しています。空には星が輝き、翌朝の冷え込みは決定的です。凍ったとこがあったら危ないかな?と思い、山歩きは次回順延にしました。あさイチの上映を楽しみ、その後門戸厄神にでもお参りに行くかな?と適当に決めて朝を迎えました。
西宮ガーデンズ・9:10上映開始なので、7:30に家を出ました。駅までバイクタンデムしましたが、その後は電車。日曜日なのに電車の連絡がよく、駅の待ち時間がなく8:10にガーデンズに着いてしまいました。
8:30オープンなのでドアの前で待つことになりました。ここでちょっとびっくり、乙女たちが大勢敷布や毛布にくるまって並んで座っています。「ジェネレーションズ」というユニットの公演があるそうです。お手製応援グッズを抱えてる子もいます。朝の気温は1℃でした。こんな寒空の下、先頭の子は何時間並んでいたのだろう?
映画は、とっても素敵な内容でした。悪者の出ない僕の好きな内容です。東京で心に傷を負ったのだろう主人公の原田知世さんと北海道出身の旦那さんが、洞爺湖畔の月浦という所でパン屋さんを営んでいます。2Fには数室の宿付きです。毎日配達にやってくる郵便やさん、常連のアコーディオンを弾くおじさん、自然野菜を作ってる子沢山ご夫婦、ガラス工房の職人おばさんに囲まれた日常と、パン屋さんの建つ丘の目の前に洞爺湖が広がるロケーション。
そんな日常の夏、沖縄で恋に敗れた東京の女性が泊まりに来ます。たまたまやってきた常連さんの青年と同宿・・・。秋、両親の不和で塞ぎこんだ少女を迎え入れます。そして一緒に住むお父さんを夕食に招待し・・・。冬、震災で娘を失い、その後再建したお風呂屋さんで頑張ってた老夫婦が雪の中やってきます。ここはプロポーズした思い出の場所のようです。でも奥さんは先の短い病気になり、旦那さんはもういいかなと・・・。
劇的な転回も、ハードボイルドも、サスペンスもありませんが、夫婦を家族を温かくさせる映画でした。僕ら夫婦も、この青年たちのようなビューティフルな出会いから始まり、この老夫婦のように最後まで2人で歩んでいくんだろうな。とても幸せを感じる作品でした。「すごく良かったわ。こんな映画見つけて凄いな」と言うと、どうやら家内もとても楽しめたようで、「すごく良かったわ」ってにっこりしてました。
エンドロールの所で被さってきた主題曲がまた良かったです。なんと忌野清志郎です。声質からすぐに彼だと分かり、デュエットしてるお相手もすぐ分かる矢野顕子さん。自転車乗りの忌野清志郎さんのナチュラルなイメージを、この映画の映像に被せるとこがナイスだなと思いました。エンドロールを注意して見ていたら、主題歌のところに、「はじめてのやのあきこ」と出てきました。
帰宅後調べたのですが、この映画のプロデュースは、主人公の旦那さん役・大泉洋を売りだした北海道の芸能プロダクションで、監督はNHKプロデューサーの女性です。監督さん書き下ろしの小説の映画化で、ロケ地を探していてこのパン屋さんを見つけた時、自然に彼女が最初に買ったレコード「はじめてのやのあきこ」の中のこの主題歌「ひとつだけ」が、頭の中で流れたそうです。
鑑賞後、家内のトイレを待ってる間、素敵なファッションで身を包んだ少女2人に釣られて、1g・3.15円というバイキング風に選べるお菓子を買ってしまいました。30種類ぐらいある中で、パイナップルとみかんのドライフルーツと家内用にチョコパウダーがまぶされたクッキーを選びました。667円。11:24。
阪急西宮北口駅に入り、中央部で東西南北どちらの行くか家内に聞いてみました。中央の天井には、僕らが出会った大学の看板が上がっています。125周年なんだな〜。東に行くと大阪、南に行くと今津、僕らが通った北に行くと門戸厄神・宝塚、西に行くと清盛神戸・夙川甲陽園とお題を出すと、甲陽園に行きたいとのこと。決定です。お腹が空いても、さっき買った補給食があります。
夙川で下車し甲陽園線に乗り換えます。家内が時々利用する駅中に入ってる「成城石井」横で電車を待ちます。「イカリさんみたいに、ちょっと変わった物があるのよね」だって。
春になればお花見そぞろ歩きでいっぱいになる夙川に沿って六甲山に少しだけ上って行きます。甲陽園到着。西宮・芦屋高級住宅地ど真ん中です。仕事関係の講演で聞いたパティシエ社長さんのお店「ツマガリ」があるはずです。駅のホームに降りるといきなりケーキの美味しい香りが漂って来ました。「この香り目指して歩こう」と駅前に出ると、いきなり鶴瓶さんが前を歩いて行きました。駅前の「いかりスーパー」に入って行きました。「あの頭、すぐ分かるね」、鶴瓶さんのお宅は甲陽園でしたね。
野生の勘で右手・東に向かうと、すぐにツマガリさんがありました。お腹も空いてきたので、ツマガリさんでケーキ&コーヒーでもと思いましたが、喫茶はしておらず販売だけみたい。店の前の道路には警備員が出て車の整理をしていました。小洒落たレストランでもないかな?と坂を歩いて行きましたが、野生の勘にピンとくるお店がなく、あ〜だこ〜だ話しながら歩きます。なんだか見覚えのあるようなないような交差点に出ました。山の方に登ると1.5kmで「神呪寺」です。神呪寺経由で一昨年自転車で走ったピクニックセンター道を仁川まで下るのもいいけど、南に下ることにしました。
現在地が脳内地図で明確になり、記憶の中の小洒落たレストランが出てきました。果たしてまだお店があるかな?・・・トコトコ・・・ありました。でもちょっとくたびれています。学生時代は華やいでたのに・・・。Bランチ・鰆の定食を食べました。香の物・他に2皿・ボリュームのある白ご飯・味噌汁・コーヒー、2人で1680円は安いです。13:30。
更に下り、「廣田神社」に寄りました。出雲大社・伊勢神宮に続く位の高い神社です。えべっさんの総本山・西宮えびすも元は廣田神社の支社で、この地から海岸まで広大な敷地を有した古社です。
続いて僕の通った幼稚園を探索しました。「廣田神社前」停留所で下りて通っていました。家から電車・バスを乗り継ぎ、通園1時間してました。最初の1ヶ月だけ母親に連れられましたが、園の方針でその後は1人通園です。同級生15人全員4才から6才まで3年間通いました。今でも同窓会やってる僕の最も古い友だちです。「高座橋」バス停からバスに乗り、西宮北口まで戻り、阪急電車で帰宅しました。その後車に乗り換え電気屋さんであれやこれや購入して、日曜日は終わりました。
義理姉から家内に「有馬から今帰ってきたよ」メールが入り、家内が寝た9時半過ぎに電話も入りました。相変わらず有馬の家拠点に六甲山を夫婦で歩いているそうです。東急ハーベストの7:30からの朝食バイキングで腹ごしらえしてから登るそうで、次の機会に僕らもそこに合流し一緒に六甲山を歩くことになりました。僕らに刺激されてか、アルペンに行ってストックとか一揃え買ったそうです。僕の長男と声が一緒なので、長男と話してるみたいって笑ってました。「よく似てるねえ」って、僕が長男に似てるんじゃなくて、長男が僕に似てるんだけど・・・

2012/1/23
日曜日は、寺社巡りツーリングの会に参加してきました。昨年3月の和歌山南部梅林・増上寺ツーリングから1年ぶりの参加です。あの時、高速道路グループツーリングでは、VTR250では非力だなと感じました。ホンダの400ccで乗りたいのはCB一択で、北海道ツーリングでCB400SBをレンタルして使い勝手を検証しました。それからお金を貯めだし、先月やっとCB400SB新規導入にこぎつけました。
もうお金払ってドリームさんの倉庫に僕のCBがあるのですが、3月から乗り出そうと塩漬け中です。今回は京都市街地という近場で、集合場所の名神・桂PAから京都南ICまでしか高速を使わないので、VTR250で参加を申し込みました。
朝起きると、家内は姫路の日航ホテルで会合なので、なんだか楽しそうです。僕のようなアウトドア派ではないので、おしゃれしてお出かけが好きです。帰りが遅くなるようなので、夕食も食べてきてねだって。心置きなく1日フリーです。
先週半ばまで、天気予報がイマイチで、半分中止かなと予想していましたが、なんとか「曇り・降水確率30%」まで予報が良くなり、カッパを積み込んで出発しました。9:30集合なのですが、早々に準備が出来、家内も家を出たので、僕も出発することにしました。8時過ぎです。中国豊中ICから高速に乗ると、なんと陽が差してきました。大阪市街地を見ると霧が掛かってるみたい。名神天王山トンネルに近づくと、薄い霧が浮くようになってきました。土曜日まで降った雨が、気温の上昇で蒸発してるようです。篠山や亀岡は優勢な霧に包まれているでしょう。
集合場所の桂PA到着。集合時間まで50分もあります。バイクは僕1台だけのようなので、入口に近いとこに置いて、トイレに行って売店内で暖まり、ゆっくりバイクに戻るとお仲間さんが増えていました。リーダーさんのBMWは車格があります。座席も高いので僕には乗れないな。ホワイトCB女史さんも来られています。赤白ツートンのホンダCBカラーがイマイチ好きになれなかったのですが、この方のホワイトが綺麗だなと感じたのが僕のCB購入のきっかけです。リアボックスのサイズもお聞きし、真似させてもらいました。
この会に誘っていただいた方がハーレーです。前はCB1100でした。ポジションが楽で乗りやすそうなW400女史さん。でっかいハーレーさん、これも僕には体格的に無理そう。とても綺麗なオレンジメタリックカラーのトライアンフ女史さん。ヤマハ?のスクーター女史さん。と全員集合し、京都南ICまでちょっと走ってR1に下りました。R1をそのまま北上し、東寺の少し手前のローソン前で、残りの方と集合です。
真っ赤でとても綺麗な3輪バイクがいました。たまに走ってるのは見たことがありますが、間近で見るのは初めてです。前輪2輪・後輪1輪で、リアタイヤが車のタイヤみたいに断面四角です。これはいくらするんだろう?足でうんうんバックできるのかな?いろんな疑問が湧きました。
先月ホンダドリームでさんざん見たCB1300に似てるバンディット1200さんに聞くと、CBより小さく軽いそうです。3年落ち中古で買ったそうですが、50万しないそうです。400ccは中古になってもあまり値段が下がらないけど、リッターバイクはぐんぐん下がり、400と価格が逆転することも多々あるそうです。ETCとかアレやコレや付けた僕の買ったCBの半額だし・・・これなら乗れるかも?と思いましたが、VTR250でも高速道路以外はパワーが余ってると感じる僕には、リッターバイクのパワーは必要ないです。楽に高速巡航できるんだろうな。
その他全車集合し、東寺に向かいます。9:59・2時間200円・東寺洛南会館駐車場に入りました。洛南中高のあるとこですね。何度も東寺の前を通りましたが、入るのは初めてです。こんなとこに駐車場があったんだ。売店を見てて、ピンク系の扇型のブックマークを買いました。以前たくさん調達したペーパーブックマークは、読み終えて本に挟んだまま本棚に並び、今はカレンダーに切れ端です。これはかなりオシャレです。大切にしなきゃ。
拝観料800円払って、金堂などがあるの方に入ります。拝観料800円って高いな。講堂に入りました。中央に悟ったお釈迦さんの姿・如来さんが柔和なお顔でおられます。大衆を仏教に帰依させる姿と言われる明王さんがおっかない顔して睨んでいます。周囲に、如来さんを守る役目と言われる天さんが守っています。僕は、天さんが若々しく見えて好きです。
続いて金堂。薬師如来さんの左右に日光月光菩薩さんが控えています。菩薩さんは、如来になるための修行中のお釈迦様の姿と言われます。この配置は、よく見るパターンです。でもさすが東寺、ズーンと迫ってくるものがあります。如来さんの正面に立つと、如来さん・両菩薩さんの視線を感じるよう彫刻配置されているそうです。如来さんの台座の下に、十二神将というのがいてはりました。携帯双眼鏡で見ている方がおられ、通の必需品だなと思いました。僕はなにか感じるものがある時お賽銭するんだけど、東寺では何ヶ所でも散財、いや寄付してしまいました。そしていつものお礼。「我が家家族みんなを、今まで穏やかに過ごさせてくれてありがとうございます」の手を合わせました。
「お茶、いかがですか?」と昔のお姉さんから声を掛けられました。ほんのり桜色のお茶でほんのり梅の味です。以前どこかで飲んだお茶です。その時もお土産に買ったけど、また買ってしまいました。これで家内へのお土産ができました。
五重塔を写真に収め、外に出ました。後で聞くと、五重塔の中にも入れて、そちらにも仏さんがおられたそうです。しまった〜。次回の宿題です。ここで仕事に戻られる3輪バイクさんが離脱です。なんとバックしましたよ。バックギアが付いてるんだ。いいなバックギア。
続いて下鴨神社に向かいます。駐車場横の参道へのアプローチ道横の会館にバイクを置きました。無料みたい。いいとこ教えてもらったかも・・・京都は駐車場があってもバイク置き場がないんだよね。糺の森を歩いていて、いつも気になっていた「河合神社」に寄り道しました。鴨長明さん縁の神社だそうで、謂れ板が立っていました。下鴨神社の神官の子に生まれたそうです。それで鴨姓なんですね。ここの絵馬は、手鏡型です。鏡の部分に眉・目・鼻・口が印刷されており、境内に用意されているクレヨンで、女子数名が塗り絵をしていました。美しくクレヨンで化粧された絵馬が、沢山ぶら下がっています。美容の神様ですね。こじんまりしたお宮ですが、桧皮葺の屋根がとても落ち着いており、下鴨神社よりこっちの方がいいなと思いました。
皆さんに遅れを取ったので走って下鴨神社本殿に向かうと、ちょうど集合写真を撮るとこで間に合いました。ラッキー。下鴨神社をひと通り見て回り、「ゆとり紙」というのを買いました。あぶらとり紙です。京都には有名なあぶらとり紙のお店がありますが、こっちの方が、その他ご利益がありそうです。2つも家内へのお土産が出来ました。
バイクはそのままで、「花折・下鴨店」というお店で、昼食になりました。鯖街道にもお店がある鯖ずし専門店です。鯖ずし1785円を頂きました。肉厚の鯖・お吸い物・香の物で、とても美味しく頂きました。焼き鯖だったら1840円です。僕はいつも焼いてない方が好みです。
次、上賀茂神社に向かいます。神社の手前に神職の住まう一角でストップしました。「お〜ここだ〜」、上賀茂神社訪問時必ず行こうと思ってたところです。早速激写。今日ご案内の京都在住さんが、バイク下りて説明してくれます。「希望されてたとこですよ」。以前、僕が伝えていたことを記憶に残してくださってたようです。ありがたいです。ここに駐車場があればいいのに・・・
上賀茂神社・ごっつぁん駐車場にバイクを入れ、初訪問です。「ここが流鏑馬するとこですよ」「ああ、ここかあ」。下鴨神社のおまけと思ってた上賀茂神社ですが、こっちの方が立派です。「普通、上賀茂神社からでしょう」って、僕の認識の大外れを指摘され、お笑いです。下鴨神社から御所まで行列すると思ってたら、反対の御所が出発点で下鴨神社に寄って上賀茂神社までの行列だそうです。僕の記憶っていい加減ね。
木彫りの馬がくわえたおみくじがありました。同じおみくじでもこれはいいね。その前に絵馬ではなく、本物の白馬が狭い厩舎にいました。これは大昔みたいに奉納された白馬ではなく、おみくじ屋の看板馬なのかも?写真だけ撮らせてもらいました。おみくじで本年の運勢が決まりそうで、いつからか買わなくなりました。
お参りし、なんとなくお守りをみていて、見つけてしまいました。交通安全お守りの横に、「航空安全お守り」が・・・。淡いピンクとブルー。またお守りを買ってしまいました。当然、仕事でしょっちゅう飛行機に乗る長男夫婦にです。「あんなあ、お守りなあ、後の処分に困るねん」って、また長男からお叱りを受けそうです。去年は比叡山のお守りをペアであげ、一昨年は石清水八幡宮近所の飛行神社のお守りをあげました。今年はこれです。家内からあげてもらおう。
門前で百万遍知恩寺でやってる手作り市みたいなのがやってたので覗いてみます。また見つけてしまいました。お箸です。いろんな木のお箸があります。一番高いのに目が止まりました。材料名を忘れちゃったけど、黒檀・紫檀を連想させる名でした。色合いとシックな模様が落ち着いています。それぞれ漆塗りもありますが、普段使いだし、漆塗ってあると滑ってつかみにくい時もあるからノン漆です。黒檀や紫檀だと目玉が飛び出す金額になるんでしょうが、こいつは750円。お財布にやさしいです。京都は商売がうまいわ。今日もお土産で結構散財しちゃいましたよ。
「ぜんざい食べに行きましょか」で、駐車場を通りすぎて南に歩きます。駐車場の「ごっつぁんおじさん」にぜんざい屋さんの場所を聞くが不明。「さっき、ええ匂いしてたからあるはずや」って。迷わずピンポイントですぐにぜんざい屋さんに到着です。バイク乗りは匂いに敏感なのかな?僕はさっぱり気づきませんでした。恐るべし。
ここ数日になく暖かな日になり、ぜんざいで中からも温まったから数枚脱ぎたい気分です。ここの駐車場で解散になりました。堀川通を南下しました。五芒星マークを発見・・・安倍清明神社でした。お参りの方多数。二条城横を下り、五条交差点を右折し、R9に乗りました。
皆さんは、そのまま南下していきます。R1に乗って高速帰路の方と、そのまま大阪方面の方です。猪名川町ハーレーさんがすぐ前に見えますが、信号で引っかかり見えなくなりました。僕は遅いので、先に行ってくださいと言ってあるし。名神帰路が早いのですが、それでは走り足りないし、高速道路は単調で面白く無いです。
老ノ坂峠を越えて亀岡に入ると渋滞が始まっていました。こりゃハーレーさんに追いつけるかもと、すり抜けしましたが何処にもいません。旧道に折れて行かれたのかもしれません。「矢田口」交差点を左折し、ゴソゴソと勝手知ったる抜け道で「鍬山神社」のとこでr6に出ました。R423で帰るつもりですが、亀岡盆地から上がるヘアピンが好きではないのでこちらを選択です。下手っぴなのでカーブでは減速するので、高速車が後ろにいるとせっつかれてドキドキし迷惑です。r6〜r46〜r733で、「柚原」でR423に合流しました。ここまでの田舎道が楽しかった。ドカンと池田まで南下し、陽のあるうちに帰宅しました。バイク装束を脱いで、すぐさま車に乗り換えて、自転車屋さんに向かいます。
僕のロードバイクDEFYの後ろギア・ディレイラーを、もっと山登り仕様に交換お願いしています。スポーツバイクショップに入ると、「超楽チン仕様出来てますよ」って迎えられました。12T〜27Tだったのを、マウンテンバイク用・12T〜32Tに変更しました。前ギア・クランクは、50T&34Tなので、ギア差2。限りなく1:1に近い上りの楽な軟弱バイクになりました。自宅近所をちょこっと乗りましたが、ぐふふです。我が家は、平安時代の海岸段丘・戦国時代の河岸段丘の縁上にあるので、東に向かうとドカンと一気に下ります。下るということは、帰りが上るということで、いつも34T・27Tコンビでえんやこらになってしまいます。ここで今回導入した伝家の宝刀34T・32Tの最強コンビを投入しようと思います。格段に楽なはずです・・・捕らぬ狸の皮算用しときましょう。
自転車を片付け、久しぶりに夕食は天下一品のチャーハン定食にしようかな?とリードに乗ろうとしたら、家内が帰ってきました。「ご飯食べた?」「ううん」「じゃあ行こか?」「う〜ん、天下一品でしょう(見破られてるし)。私は残り物でいいわ」「僕の作れる?」「う〜ん、まあ食べに行ってきて。久しぶりでしょ」。さては美味しいのを食べて来たな・・・朝、僕に遅くなるから夕食食べてきてねって言ってるから、都会で豪華版をやっつけてきたのかも・・・まあ良いわ。僕の豪華版は天下一品ですから。ということで、また楽しいお休みの日を過ごすことが出来ました。

2012/1/16
日曜日は海に出ました。当初は、原付二種ツーリンググループの新年昼食会に参加予定でしたが、先輩からのクルージングの誘いに乗ってしまいました。船が新しくなって、僕は初セイリングです。一度乗っておかないと、個人的に乗る時が心配だからね。お題は、「関空マリーナ・泉佐野漁港」です。
9時に浜集合・出発なので、ヤボ用を早めに片付けます。1/15は、氏神様のとんど焼きです。我が家と隣の実家の玄関から、お正月お飾りを外します。稲穂にお米も付いていたのですが、カラスに全部食べられています。数日前に、「食べられちゃった〜。賢いねえ」と家内が玄関の掃除をしていました。
これとお札を持ってブラブラ歩きます。お宮では、僕の同級生のお母さんが境内を掃き掃除していました。いつものとんど焼きのとこは通せんぼされており、火もまだです。お母さんに聞くと、「7時から火を炊くから置いといて」と、通せんぼをどかしてくれました。いつものとこに置くと、ご夫婦さんも「まだですか?」ってやってこられました。お参りして帰宅です。
朝食食べて朝風呂入って、通勤リード110で出発しました。家から乗り装束です。エグザムのカッパ上下・ワークマン長靴&ライフジャケット・・・バイクもぬくぬくです。ハーバーに到着して時計を見ると、もうすぐ9時です。「ありゃ、やばい」。僕がメンバーの中で一番下ので、先輩に遅れるのはいけません。「出艇準備して待つ」ぐらいでないと・・・体育会系の死ぬまで続く上下関係です。まあその分現役時代はお世話になってるのでね。
走って桟橋に向かうと、ゲートのカードを忘れてきた事に気づきました・・・「あ〜困った〜」・・・ところがホワイトレース日のようで、参加者がちょうどやって来られ、「すいません」「おはようございます。どうぞ」って、開けてくれたゲートを一緒に通ることが出来ました。
船に着くと、僕が一番乗りのようです。寒い季節だから、先輩方も出るのが遅いようです。向かいの桟橋では、これまた先輩の船が、レースの準備をしています。ゴソゴソ準備しだしたとこで、僕が高校生の時大学生だった先輩が来られました。「おはようございます」「おはよう、俺が2番目?まだ5分前だな」。僕のヨット用時計は基本5分早めています。クラブの時いつも言われていた「5分前集合」のために進める習慣がそのままです。旧海軍で言われていたことと聞きました。僕の時計は、たぶん8分ぐらい進んでるようです。
エンジンはすんなり掛かりました。3つ上と2つ上の先輩がやっていてメンバーが揃いました。「行こか」の合図で、陸電からのケーブルを外します。桟橋に電源が引かれているので、乗らない時も常に電源取ってるからバッテリー上がりはありません。燃料も満タンです。
桟橋から離れ、ハーバーの外に出てすぐにオートパイロットにセットです。関空マリーナは180度だそうな。真南ですね。生憎風が弱く、陽が短い冬場のこともあり、機走フルスロットルです。それでもモーターボートではないので7ノットぐらいしか出ません。自転車並のスピードですね。
前の船にはオートパイロットがついていなかったので、自艇で初めてのオートパイロット経験です。右に左にシュンシュンステアリングを微調整しています。2〜3秒ごとにGPSで位置・方角確認してるみたい。いつもなら、クルージングの後半先輩方が疲れてくると、最年少の僕がステアリング奮闘することになあるので、こいつは楽そうです。
あ〜だこ〜だ話に花が咲きます。一番上の先輩は、リタイヤしたそうで、「暇や〜」と言ってました。ロードバイクもらったみたいで、あちこち出かけてるそうです。3つ上の先輩にロードバイクをけしかけておられ、どうやら買っちゃうみたいなので、おじさん鈍足自転車部が立ち上がるかもしれません。
関空に近づくと、アジア系の飛行機が着陸してきます。伊丹空港の場合、南から着陸・北に向かって離陸なんですが、関空は反対です。風速・風向により変えるのでしょうが、風が弱い日でこうだから、デフォルトはこうなってるようです。一番上の先輩は、日本を代表する企業の企業戦士だったので、出張や海外勤務でいろんな国に行ったので、諸外国事情を教えてくれました。12:20、関空マリーナ到着。結局ずっとセイルを上げることなく、ずっとエンジン機走でした。ビジターさん橋に係留し、ハーバー事務所で受付しました。2時間1050円だそうです。
お隣の泉佐野漁港に向かいます。1Fが魚介類販売所で、2Fが食堂です。僕は穴子丼セット1300円を食しました。10分ほどしてバイクの爆音が駐車場に入ってきました。お兄さん・お姉さん達が大勢入店で、満席になりました。ストッキングのお姉さんまでいます。まさかその格好でバイクに乗って来たの?まさかね。
食事を終え、1Fを覗き、2Fのもう一軒の喫茶レストランも確かめました。ハーバーに戻り、先輩の言うには有名なお店というレストランを横目に船に戻りました。
ここで、「あぁ〜」なことを目にすることになりました。カラスの集団がコクピット乗ってます。お目当ては、僕らが置いておいたお菓子類。硬いミルクキャンディーは散らかってるだけでしたが、ほぼ1袋全部残ってたオカキが全部食べられてしまいました。食べながらうんちもしてるし・・・。まずコクピット・デッキの掃除です。バケツで海水を汲み、デッキブラシでゴシゴシ。カラスは賢いです。でも、先輩が「ここはセキュリティーしっかりしてるから、盗られへんで〜」と言ったのですが、一応戸締りして僕が最後に船を出てて良かったです。戸締りしてなかったら、ドッグハウスにもカラスが侵入し、もっとえらいことになってました。
ハーバーに着いた時は2m/sぐらいだった風が、4〜5m/sに上がっていました。ハーバーを出て、セイルアップです。当初ジェネカーが上がるとセットしたのですが、0度に合わせるとやはり無理そうで、メインとジェノアでのセイリングになりました。このジェノアは、前の船のジェノアより小さめで使いやすいです。前のは大き過ぎて、こんな風でもウインチで巻くのが大変でした。今度のは、ウインチ入れれば楽に引けます。
14時過ぎの出発になったので、日没前にホームポートに帰着するためにエンジンも掛けて機帆走です。オートパイロット入れて、また楽チン航海です。往路は大阪湾中央部で、漁船が数隻操業してたので、オートを切って僕がそれらを大きめに避けて走りましたが、午後は操業も終わったようで大阪港への航路をケアするだけでオートパイロット任せです。
当初快調に走ってた船ですが、中央部に差し掛かると風が落ちてまた2〜3m/sです。見かけたヨットは、南港方面から南下するのと、神戸空港に近づいて視認した同じハーバーに帰るのと2隻だけでした。春になればぐっと増えるのにね。風が上がってシースプレーを浴びることはありませんでしたが、ずっと薄曇りで気温も上がらず快適でもありませんでした。
尼崎西宮港に入る赤白灯台のとこで、見かけたヨットとミートし、オートを切ってドライブしました。往路は大抵先輩がドライブしますが、最後はいつも僕です。後輩なので暗黙の了解ってやつです。ハーバー前で風位に立てセイルダウン、そして桟橋帰着しました。17:30帰着。ちょっと前ならもう暗かったのに、まだ明るさが残っています。陸電セットし、1人1000円で清算し解散しました。
この船のシェフ先輩が、航海中ピザやコーヒーその他の飲み物を提供してくれました。僕はデッキにいれば船酔することはありませんが、ドッグハウスに入ると気持ち悪くなります。でもシェフ先輩は平気です。今度の船はオーブンがあるので、料理の幅が広がると喜んでおられました。やっぱり海は楽しいです。

2012/1/10
日曜日は、高槻・亀岡間の東北摂山間部探索に出ました。当初の予定は、家内も休みだし・・・でもお正月に連日お出かけしたから・・・家内の意向に沿いながら基本自宅でチラリと外出がいいかなと思っていたのですが、家内はお出かけの様子です。大阪に出るとのことで、帰宅は19:00頃らしく、急遽バイクメニューを考えました。北部の本格的山は凍結の心配もあるので、近場の山を目指すことにしました。
のんびり朝食を取り、のんびり朝風呂に入り、のんびりTV見ながら着替えていたらまた腹が減ってきたので、10時半過ぎだというのに早くも昼食にお餅を3つやっつけました。これで出先での食事休憩はナシです。
11:00頃、里山VTRで出発です。池田からR423に乗り、のんびり北上します。「フロントブレーキって、もっとガツンと利くんじゃなかったっけ?」とふと疑問が頭に浮かびました。右ハンドルの上に付いてるボックスがブレーキ液だったような・・・「この窓から、駅が見えないとアカンのとちゃうんやったっけ?」。僕は制限速度付近で走る人で、+10までの人です。高速車が後ろから近づくと、あっさり左ウインカーで抜いてもらうし、車間距離も開けるので、急ブレーキってものをすることがまずありません。信号が黄色になるとすぐギアダウンしていき、ほぼ止まるぐらいになってからリアブレーキをちょこっと当ててストップが、普通のパターンなので、フロントブレーキを使うことがあんまり無いです。使っても補助程度です。窓から液見えないし・・・バイク屋さんに見てもらわねば・・・きっと液交換になるね。リアはこんなもんだし、フロントも弱いなりにちゃんとブレーキングされてるので、後日ということにしてツーリング続行です。
R423のr733起点から、京都向日市r733終点まで完全走破予定でしたが、アバウトな人間なので手前の余野でr109に右折しました。こっちの道の方がより田舎っぽくて好きです。それに、ここを経てr733に乗るためには「清阪峠」を越える必要があります。車では絶対通りたくないあの狭い道がいいんです。
高低差があり、ワインディングがあるr109を通過し、r43に出ました。左折してr43亀岡方面へ。しばらくすると、大型車両規制の看板が現れ、「対向車来るなよ」と清阪峠突入です。激狭区間では対向車がありませんでしたが、それ以前に2台のバイクとすれ違いました。「この人らも好きね」。バイクピースに会釈で応えてくれました。r46に出て右折、すぐに左折してr733です。大型車車両規制区間にある土砂崩れ現場は、いっこも工事が進んでいないみたいに見えました。この仮設道路はいつ解消されるのだろう?
「二科山荘」到着。バイクを降りて探索です。雰囲気のある建物で、道路の幟を見るとレストランみたいです。以前ここを見つけて、ずっと気になっていました。謂れ板を読みます。・・・「二科」ではなくて、「二料山荘」でした。バイクで通り過ぎたバス停や地名看板も、みんな二科と読み間違いしていました。
元造り酒屋だったようで、戦争中の軍事統制でお米が手に入らなくなり休業。そのまま営業を終了してしまったようです。そこを借り受けてレストランを営業してるようです。横の自宅は料理旅館として営業してるようです。こちらは値が張りそうだから、僕には縁がないかな。
レストランや料理旅館を見に行きました。雰囲気のいい外観です。家内を連れてきたいと思ってるので、営業時間とメニュー料金を見ます。モーニングもやってて、ごく普通のメニューがごく普通の料金です。レストラン内を様子見しましたが、混んでる風もありません。いいな。
r6に合流し、少し亀岡方面に北上して右折してまたr733単独路。「中畑」通過。ツーリングマップルに「気軽に秘境気分が味わえるルート」と紹介されてるルートへの入口「中畑転回場」通過。いつかここに突っ込んでやろう。「用のないやつ入るな」みたいな看板立ってるんだけど・・・。
ここから未走路です。あまり標高が上がると凍結の心配があるので、ゆっくり進みます。それほど勾配が上がることはありませんが、狭路です。路肩や轍の中央に雪が残っています。より慎重に走ります。
峠というほど登った感じがなく、「逢坂峠」というのを越えました。ここから京都盆地に向かって急坂が始まりました。それと共に、京都を一望できる絶景が見え出しました。激写ポイントなんだけど、急坂過ぎてバイクを停めることが出来ません。急坂定番のコンクリート丸型道路に時々なります。こいつになると、急坂の覚悟で気持ちを引き締めます。激坂ヘアピンカーブもあり、京都側から登る方がきついなあと思いました。もしその途中でコケたら、バイクごと数メートルゴロゴロ行きそうです。なんとかストップできる場所を見つけて激写しましたが、バイクを停めて離れるとコケそうで、ギア入れてスタンド出して止めながら、2足でもバイクを保持し、ウエストバックからカメラ出してササッと激写になりました。
この激坂区間に、「金蔵寺」という古刹らしいお寺がありましたが、寄る余裕がありません。坂が楽になり、のんびりに気持ちを切り替えたとこに、道が広がってるとこがありました。景色もいいので、激写タイムです。あの急坂に突っ込んでくる車はいませんでしたが、対向車があったらえらいことになりそうな区間でした。マーキングを済ませ気持ちがより落ち着きます。ここで対向車が来ました。お寺への用事でしょうか?この道は、自然歩道に指定されてるようで、2組のトレッキング者とすれ違いました。向日市から高槻市に抜けるのでしょうか?
民家が出てきました。ヤレヤレです。「かごの木広場」と看板の立った神社がありました。良い感じの神社で、巨木が目についたので寄り道です。階段を上がって拝殿に行くと、「かごの木」がありました。樹皮に白い斑点が付いた珍しい木です。しかもこれがかなりの巨木です。急坂通過ありがとうと、10円チャリン。安すぎただろうか?横に竹林があり、有名な京都西山の筍が採れるんだろうなと想像しました。
少し下ったとこで、「R9こっち」の道標のある交差点に出たので、迷わず左折しました。下れば下るほど、交通量が増えそうです。この道がのどかでとても良かったです。左に西山連山が見え、麓に畑が広がっています。道沿いにやたら八百屋さんが多いです。しかも店名の最後がみんな「・・農園」です。地元のお客さんだけでは、これだけの同業者が食えるはずがありません。きっと、自分とこの農園で採れた野菜を直売するお店で、京漬物のお店なんかも買いに来るんじゃないかなあ。
いつの間にかr10になり、京都縦貫道・沓掛ICのとこのR9に突き当たりました。R9で老ノ坂峠を越えます。明智光秀が一大決心し、歴史が大きく転換した峠ですね。「敵は、本能寺にあり」。
交通量の多いR9を素直に亀岡に入ります。初めて「ガレリア亀岡」に寄りました。道の駅と思ってたら、銭湯があり、レストラン・図書館あり、明日の成人式式典会場準備されてるし、地元野菜は売ってないし、土産物屋もなし・・・亀岡市のユーティリティー施設みたい。ちょっと小腹を満たそうと思ったけど、程無く退散しました。
R423からr407との交差・穴太寺への分岐のとこを、反対に南下します。「与能神社」んとこから枝道に入ります。「桜峠」への道です。西田幾多郎の「哲学の道」に対抗して、「心学の道」と名付けられています。舗装細道林道がダラダラと登ります。猪の掘り返した跡なんかがあるのに、この日はありません。道路工事でもするのか?道脇の木がずっと伐採されてて、日当たりがいいです。緑の中央線は健在なので交通量は相変わらず殆ど無いのでしょうが、僕的には前のちょい暗林道の方が好きかな。
r46に合流。ブイーンと南下し、また通りすぎてUターンしてr733へ右折。この交差点ブラインドになってて、亀岡側から道案内が無いんですよね。茨木市側から来ると、立派な道標があるのに。いつも通り過ぎてしまいます。
r733でR423に出て南下、すぐに右折してr732に合流して西進。R477を越えて更に東進。「逢坂峠」を越えてr54に合流し更に東進。R173に出て少し南下して、「栗栖」交差点右折してr602東進。「杉生」でr12に乗り南下しました。4本の主要南北道はみんな川西池田で一緒になる放射線状に北に向かってる道です。距離的に時間的に無駄足なんですが、この東西道が田舎道でいいんです。
無駄足して目的地に到着。16:16、菓匠庵・猪名川本店。和菓子屋さんです。大福210円+栗和菓子&丹波和菓子189円・158円購入。「六瀬」でr319。r33に入り、16:27・出光西谷給油所で給油。251km/8.1L=31.0km/L。「西谷農協」んとこで休憩しようと思ったら、トイレまでクローズになってました。駐車場で1人寂しく大福を頬張って小腹を満足させます。
ここから定番のr33・r325「長尾山トンネル」を抜けて大阪平野に下ります。ちょうど夕日の時間帯で、r33走りながら夕焼けが映った綺麗な山を見ながらウキウキで走りました。トンネル抜けた時に、大阪のビル群が夕焼けでオレンジに染まり、これまた美しかったです。
余裕があれば、高台の展望台まで歩いて激写するんだけど、家内からお迎え電話があるかもしれない19:00というタイムリミットがあるので、パスしました。VTRを僕のバイク秘密基地に片付け、通勤リードで自宅に戻ります。陽が落ちて、一気に寒くなったので、粗片付けしてお風呂で天国します。
19:00に向けてスタンバってると、門扉の開く音が・・・家内が帰ってきました。方向音痴の家内が、目的地にすんなり行けたのに、帰りをミスったそうです。近鉄上本町で待ってると、神戸・尼崎に行く電車がやってきたので、JR尼崎駅に行けると思ってラッキーと飛び乗りました。近鉄・阪神電車相互乗り入れを知らないから、尼崎駅で降りたらいつもと様子が違うのでパニック。大阪まで引き返して、阪急電車で帰って来たそうです。行き1時間・帰り2時間・・・笑っちゃかわいそうなので、相槌打ちながら聞いてたけど、心の中で「ガハハ」です。
出かけるときも、「初めての所だから行けたら帰りは19:00だけど、辿りつけなかったら早く帰ってくるから」というセリフを残していました。この人と暮らしていると、飽きないな。パニックで体力使ったのか、20:00台に寝てしましました。僕も21:00台に寝てしまい、お土産に買った和菓子2つはそのままになってしまいました。

2012/1/6
2011年が去り、2012年が明けました。『新しい日本の夜明けぜよ』なんて、今読んでる本「サカモト」(山科けいすけ著・新潮社・4コマ漫画)の影響で語尾に土佐弁が出てしまいます。登場人物の西郷さんの語尾「ごわす」にも影響されており、さつまいもが気になるお正月でした。
今年は長男夫婦の帰省はありませんでした。お嫁さんの仕事が忙しく、1日だけのお休みをお嫁さんの実家で過ごすそうです。11月に2回も帰ってきたので、向こうのお家でゆっくりしたらいいです。仕事が忙しいことは何より、ありがたい事です。
その分、30日に次男が帰ってきました。年末恒例の高校ヨット部同期の集まりから帰宅し、風呂に入って次男のお迎えで最寄り駅まで車を走らせました。帰りの車中で2〜3週間前に会社から送られてきた『ご家族様へ』という封筒のことを話しました。東北復興プロジェクトの写真集に写ってたのを見たことも言うと、「DVDもあるよ」とそれを渡してくれました。
翌日見たそれの最後の方に、次男がアップで写っていました。「阪神・淡路大震災の被災者だった自分が、復興する立場の仕事ができました」とのメッセージテロップがゆっくり流れました。最後の写真は、復興プロジェクト写真集の最後と同じ、社長さんと現場監督さん達の集合写真です。どう見ても一番若い監督が次男です。僕も家内もなんだかジーンと来てしまいました。正月中に3回も見ちゃったし・・・。我が子が仕事を頑張ってる姿が見れて、とても幸せです。そして、阪神大震災の時3日間も一言も喋らなかった次男が、こういう仕事をしていることに運命さえ感じました。12月にココ数年頑張ってた国家試験に合格し、子供って親にずっとプレゼントをしてくれるんだなあと、感謝感謝です。
元旦は、3人で初日の出を観に篠山・盃ヶ岳に登りました。生憎の曇り空でしたが、7時過ぎに雲の切れ間から朝日を望むことが出来ました。ここは篠山盆地の雲海ポイントでもあるので、朝霧が出そうな日曜日にまた家内と来たいと思います。
その後、お墓参りして帰宅しました。次男は友達とえべっさんに行ったので、夫婦で近所の氏神様にお参りしました。更に通勤リード110にタンデムし、屋台目当てで清荒神に参りました。日曜日に夫婦で自転車で、山門まで上がれる参道ですが、さすがに人でいっぱいです。時折渋滞する流れに流されてお参りし、たい焼き・ドライフルーツなどを買って食べました。
2日は、次男はGFさんとお伊勢さん参りに出かけました。家内の「赤福餅買ってきてね」のリクエストに答え、赤福の本店で並んで買ってきてくれました。僕らは三大山城の1つ・奈良の高取山城址を目指しましたが、なんと出発しようと思ったら雨が降ってきて機先を制されました。僕は通勤リードで走り、家内と最寄り駅の「壷阪山」で待ち合わせて、城址の道がなくなるところまでタンデムで上がる計画だったので、この気象条件は厳しいです。
車で亀岡ドライブに切り替えました。まずは、8:44五月山公園幹線園路300円。久しぶりの五月山です。絶景の駐車場がなくなってる〜。絶景のとこに鳥居が立ってましたが、駐車できません。墓地の方まで上がって激写しましたが、やっぱり昔の方が良かったな。R423で北上しましたが、能勢妙見口で雪です。4WDでもないし、スタッドレスタイヤでもないので、おとなしく帰宅になりました。箱根駅伝TV観戦に飽きてバイクセブンに行ってみると、結構なお客さんです。日頃の日曜日より多いんじゃないかな?ここに来ると、散財につながる誘惑がありますが、いろんなバイクがやってくるので、駐輪場を見てるだけでも楽しいです。
3日に順延した高取山城址攻城ですが、遅く帰ってきた次男がいっこも起きてきません。せっかく帰ってきた次男を放っといて遊びに行くのが忍びないようで、家内は彼が出てから行くとのこと。「どうせ、昼まで寝てるに決まってるので・・・」と攻城をキャンセルし、僕は里山VTR250で半日ツーリングに出ました。「有馬街道で有馬温泉まで行くかな?」とだけ決めて出発しました。1ヶ月半ぐらい動かしていなかったので、いつもの一発始動とは行きませんでした。でもバッテリーは大丈夫そうでイグニッションは元気に回り、数回でエンジンに火が入りました。長めのアイドリング後、久しぶりのVTRです。
こいつはホンマに乗りやすいんだよね。当然通勤リードよりパワーもトルクもあるから楽々有馬街道の坂を上がって行きます。ワインディングを楽しんで、六甲ロープウェイ・有馬温泉駅に到着。軽く雪が舞っています。続いて、バイクが多く集まる神戸北区の衝原湖に向かいました。R176に下りr38を西進します。r38は、交通量も多くなく、信号が少なく適当にワインディングするのでバイクで走ると楽しいです。時々高速で追いついてくる車を左ウインカーでパスして楽しみました。今シーズン新調した冬用バイク装束とフェイスマスクで、全く寒くありません。お手製アンクルガードも利いてます。
「豊助饅頭」が開いていました。10:02緊急停止し、食べたことがない「豊助饅頭」10個入り600円と「いちご大福」2個320円購入。ふと見上げると「淡河城址」が目に入りました。予定変更して寄り道、探索開始です。ちょいとR428を歩き、天然の水堀になってる淡河川を渡り急斜面を登ります。比高20mぐらいでしょうか。チンケな復元城址ですが、中世の地方豪族の山城なんて実際こんなもんだったのでしょう。瓦なんて贅沢な部材を使わず、殆どが茅葺き屋根だったのではないかな?なんて想像してます。
主郭・天守跡の郭もしっかり残り、両郭を囲む横堀もはっきり比高5mぐらい残っています。今でこの深さだから、当事は10mぐらいあったのかもしれません。勇将淡河氏の本拠でしたが、信長の命で中国平定のため播磨に侵入した秀吉に反旗を翻した播磨・別所氏方についたので、秀吉の弟秀長に囲まれました。雌馬を秀長軍に放ち、大混乱に陥れ秀長軍を破りましたが、多勢に無勢落城は時間の問題だったので、自ら火を放ち、別所の本拠三木城に移動しました。後に、秀吉方についていたお隣の豪族・有馬氏の居城になり、有馬氏が三田に本拠を移した時廃城になりました。
淡河川に突き出た河岸大地と人工横堀で上手に作られた城でした。素人の僕でも、その製作作業が想像できるとてもいい城跡でした。またR428を歩いてバイクに戻りました。このR428ですが、この日帰宅して見たTVで、なんと女性の遺体が放置されていたと知りました。僕の歩いたとこからたった3kmのとこで、しかも午前中ってまさに僕が歩いてたこの時間帯じゃないか・・・驚きました。
更にr38で三木方面に西進し、「御坂」からr83にチェンジしました。まもなく衝原湖到着。期待してたバイクは1台だけで、珍しい車もいません。普通の車が4台。ちょっと拍子抜けして、水の少なくなった呑吐ダムを写真に収め、更に先に進みました。「箱木千年家」見学・・・開いてないし・・・敷地外からパチリ。すぐ近くにサイクルステーションがあり、山田自転車道というのを発見しました。車両進入禁止の衝原湖対岸を走っています。今度来ようかな?
先に進んでR428からr38に戻ろうかと思ったのですが、爆音が聞こえるサーキットを見たくてr83をバックしました。この時、R428経由だったら恐ろしい光景に・・・。カートの練習走行をしていました。10台以上走ってましたが、スピンする車もなく皆さんすごいスピードでした。
r38に戻り、再び気持ちのいい道を今度は東進です。R176を少し北上し、JR道場方面へ曲がり、好きな武庫川渓谷〜川下川ダム〜r33〜定番の長尾山トンネルを抜けて帰宅しました。久しぶりのVTRは、やっぱり面白いです。
帰宅したら、ちょうど箱根駅伝のフィニッシュでした。東洋大学が過去記録を9分近く縮める驚異的な歴代最高記録で優勝でした。往路・復路・総合と完全優勝です。4回生になった山の神・柏原竜二は、また5区山登りの新記録を打ち立てました。1人で2位に貯金を2分作る快走でした。1年・2年・4年と3度も区間新記録を塗り替えて卒業です。凄い。
次男が起きてきて出かけた後、2日に続きDVD鑑賞しました。僕の一番好きなドラマ・NHK「10年後も君に恋して」です。「ラブモード全開〜」って笑ってる亜美チャンがいいです。
4日は、再び昼過ぎまで寝る雰囲気の次男なので、9時から三田の有馬富士トレッキングに出ました。有馬富士公園駐車場に車を入れましたが、有馬富士への登山ルート案内看板が立っていません。有馬富士との間に谷があり、一旦下ってまた登る感じで、ちゃんと行けるのか不安になり、一旦車に戻り野生の勘を頼りに山を見ながら枝道を車を走らせました。
野生の勘は素晴らしく、結果的に最も近いとこに駐車できました。トレッキングシューズ・毛糸帽子・軍手・リュック・ポールのトレッキングスタイルでブラブラ登り始めました。車が2台停まっていましたが、誰にも会わず「頂上広場」に到着。休憩してると、上から男の子とお父さんが下りてきました。とても楽しそう。いいね、こういう経験が次の世代に受け継がれるんだよな。親の愛情たっぷりで育った人に悪人はいません。
再び登り出しました。「わんぱく砦」というとこがあり、ここは岩ばかりの急斜面で、足を滑らせると危ないです。ストックポールは手首にぶら下げて、両手で岩や木を持ちながら慎重に登ります。風が強くて厳しかった。でもここで一気に眼下に絶景が広がりました。
「わんぱく砦」を越えると緩やかになり、すぐ頂上でした。374m。展望はあるけど、さっきのとこの方がGoodです。水分補給休憩して、下山ルートを探ります。岩場急斜面の「わんぱく砦」の下りは危ないです。南側から登ったのですが、北側に下る道があります。下を覗くと、つづら折れして西に回る道があるような気がします。「あかんかったら、登り返すよ」と家内に了解を取り、野生の勘頼りでこっちを下ります。岩場がなく安全です。
夏場草が生い茂ると消えてしまいそうな獣道のような微かなルートを左に左にルート選択して下ります。ビンゴ!「わんぱく砦」取り付き場に出ました。更に下って、「頂上広場」で休憩。ここに有馬富士公園全体の案内図が立っており、有馬富士公園駐車場からのルートも把握できました。公園と有馬富士の間に、「福島大池」という池があります。その周りにいろんな施設があるようです。公園の方から上がってきた女子2人組が、有馬富士登山せずに下って行きました。
車に戻り、r68を「道の駅いながわ」まで走り、交差点横にある「肉の根木」さんで猪肉を買いました。2日に実家にやってきた弟家族への贈り物です。次男の試験合格を姪が見つけ弟から金一封頂きました。お返しに猪肉600g+鍋タレ送りました。ついでに我が家分200g+鍋タレ購入。店の裏に回って、今朝捕れた猪を激写。店内の奥では、旦那さんが解体作業中でした。子供たちが小さな頃から、冬になると篠山で猪鍋をつつき、猪肉屋の店頭でひっくり返ってる猪見物が我が家の恒例でした。最近観光客が増えて、篠山の猪肉屋の店頭で撃たれたばかりの猪が見れなくなり残念だったけど、根木さんではしょっちゅうこの光景が見れます。
午後から寒くなるということだったので、お昼過ぎに帰宅。早速家内が猪鍋の準備に取り掛かりました。いいタイミングで次男が下りてきて、3人で恒例の猪鍋です。一昨年まで篠山に食べに行ってたけど、ここ2年はお家猪鍋です。
その後、3日連続のDVDを見て、ドラマ6回分6時間終了です。これ観ると、出会った頃のラブラブモードを思い出します。家内の僕へのラブモードが全開になったらいいんだけど。


逆説の10カ条 ケント・M・キース 『それでもなお、人を愛しなさい』早川書房 より引用&モディファイ こんな風に生きたいな・・・
1.  人は不合理、わからず屋で、わがままだ。それでも、愛そうじゃないか。
2.  何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。それでも、良いことをしようじゃないか。
3.  もしあなたが成功すれば、偽者(にせもの)の友人そして本物の敵が現れる。それでも、成功しようじゃないか。
4.  今日、行った良いことは、明日には忘れられる。それでも、良いことをしようじゃないか。
5.  誠実で、そして正直であれば、あなたは傷つくかも知れない。それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。
6.  大きな理念を抱く大きな人は、小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。それでも大きな理念を抱こうじゃないか。
7.  人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。
8.  何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。それでも、築こうじゃないか。
9.  助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。それでも、助けようじゃないか。
10.  持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。それでも自分の最高のものを、世の中に与えようじゃないか。

子供が育つ魔法のことば ドロシー・ロー・ノルト
子は親の鏡

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

Full sail
2006年3月、大学ヨット部を卒業する次男から素晴らしいプレゼントをもらいました。それは、卒業記念誌Full sailに数十ページに渡って書かれた次男の思い出の、プロローグとエピローグに書かれていた言葉です。

1.今、一番言いたいこと
私は最高にラッキーな人間だと思う。父親のおかげで幼い頃からヨットができ、これまた教育熱心な両親のおかげでK大学に入ることができた。この2つが実を結んだ結果として、「K大ヨット部主将」になれた。しかも「第70代」という大きなおまけまでついてきた。
本当に幸せな奴だと自分でも思う。

「環境が人間を作る」とはよく言ったもので、今の自分はまさにこの「K大ヨット部主将」という環境が作ってくれた。自分の考えに過ちがあることを初めて知った。自分の非を認めることを初めてした。初めて、人に本気で教えた。本気で伝えたいと思った。他人の気持ちを理解しようとした。組織を動かすということはこんなにも難しいものか、と初めてわかった。すべてが自分の思い通りになるわけではなかった。自分だけではどうにもならないものの存在を初めて知った。その結果、人生で初めて頼れる仲間・頼るべき仲間ができた。その仲間たちは和気藹々と楽しくやっていて、しかしその真ん中には「全日本インカレ」という共通の目標が芯としてしっかり通っていた。そんな仲間ができた。素晴らしい4年間であった。
この経験は、K大ヨット部があったからこそできたこと。、ヨット部を作り、現在まで熟成させてきた、歴代のヨット部員の方々。そのヨット部をずっと支えてきたOB会の方々。ともに戦ってくれた先輩・同輩・後輩たち。私をここまで育ててくれた両親。この場を借りて感謝の意を表したい。ありがとう。

中略

最後に両親へ。
最後のインカレ予選を見に行っていいかと聞かれたとき、断ってしまったことを今でも悔やんでいます。最終日を前にして、もはや負けることは分かっていたので、最終日だけでもきてもらおうと思いましたが、「今呼んだら、自分の中で負けを覚悟したことになる」という思いから、素直になれませんでした。本当に悔やんでいます。息子の最後の雄姿を見て欲しかったです。今の自分は紛れもなくあなたたちのおかげで成り立っています。今後はどのような夢を追いかけるかわかりませんが、温かく見守って欲しいです。

日記の始まり
ウェブマスター神谷良成のヨット日記です。私はこのような経歴で育ちました。関西学院中学部でサッカー部に入りましたが虫垂炎で辞め帰宅部をしていました。高等部進学で今からでも一流になれるあまり人のしていないスポーツをしようと、馬術部とヨット部に絞りました。まずヨット部に行くとそこには、伊丹のキリスト教会で一緒だった先輩が3人もおられました。特に門脇さんとは小学校・中学校サッカー部も一緒で、馬術部部室に行く機会さえなく入部しました。門脇先輩とは大学ヨット部でコンビを組ませていただき、ヨットレースを教えてもらいました。温和な性格・ヨット理論・スピードアップのコツなど最も影響の受けた先輩です。
高校ヨット部入部当時、ヨットが速くなるためには毎日『ヨットノート』をつけることと、速い人の本を読むことが大事だと聞き、ヨットの神様ポール・エルブストロームの本を買いました。初めに「スポーツマンにたばこはいけない。肺活量が落ちる」と健康な体のことが書いてありました。そこでタバコは一生吸わないことに決めました。
ヨットノートは練習やレースでヨットに乗るたびに、アドバイスを受けたことや感じたことを書きました。たった1冊のノートから始まりましたが、大学4年でモスクワオリンピック強化選手に選ばれるまでになれた元になりました。その後次男が小学生でヨットを始めることになって再びレーシングの世界に戻り、コーチ・親の立場からヨットノートをつけ始めました。次男の海外遠征を機会に兵庫県セーリング連盟ジュニアヨットクラブのホームページを立ち上げ、その選手達のがんばりのおかげで、ジュニアヨット団体の日本OP協会の理事になりました。広報委員長を拝命し『Optiわくわく通信』(バックナンバー)を週に2本のペースで1年間会員さん中心に発信しました。別府ジュニアの『あらっヨット』(お母さんから見た子供のヨット日記)に刺激され、ウェブ日記を書くことにしました。
もう30年以上ヨットの世界を楽しんでいます。現在出身の関西学院ヨット部のウェブマスターもしています。

ジュニアヨットに対する基本的考え『学業とヨット』
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