OP協会 出前コーチ(神谷喜由)クリニック 

2002/8/3・4 芦屋   兵庫ジュニアhome
● 神谷さんは、8/2夜はAM3時まで、8/3はAM1時半まで、父兄から質問攻めでした。質問は、クラブ運営〜将来ビジョン〜技術的なことまで多岐に渡っていました。
選手ミーティングでは、あかくみの使い方、軽量選手がどうしたら強風で速く走れるか?の分かりやすい説明や、お友達をたくさんつくろう、世界中に友達を作れるOptiの魅力・・・ヨット・飛行機・船・地球クイズもあり選手達は楽しそうでした。
2日目の朝、YHを走って艤装している選手・・・ある親が「こんな事今までなかった」と。海上では、今までで一番充実した練習だったと喜んでいるお父さんもいました。
指導スタンスは、通常の練習を見ながら気づいたポイントを、直接選手に言うというより、指導者を通じて、あるいは指導者にアドバイスするというものでした。
宿泊費/交通費がOP協会から出るので、大変お得なクリニックだと思いました。
個人的には、「日本語が通じる」のがよかったかな?

● webmasterは、カメラを持って参加しました。
8/3 7→3m/s、 8/4 7→夕方3m/s といい風に恵まれました。
ハイクアウトをテーマにシャッターを押しました。

奥村詩帆選手。キレイなハイクアウト。オーバーヒールもありません。

時々アンヒールが入るくらいハイクアウトしないとフラットは保てません。Good!

ハイキングストラップ(フットベルト)の高さ。ハイクアウトに最も重要なアイテムです。

笠井大樹選手。オーバーヒールです。

まだオーバーヒール。

奥村航選手。余裕が感じられます。Keep Flat。

吉田工作選手。余裕は感じるが、もっとヒールを立てたほうがボートに対する水の抵抗が減ります。5m/s以上のヒール感覚をもっとアンヒール気味に修正した方が速くなると思う。

小林伸成選手。パワーダウン(パフが切れる?)でアンヒールしているのに、エクステンションを手前に引かず、クローズのアングル(上り角度)を保っている。1年目の選手なので、普通は無意識にエクステンションを引いて、のぼり角度をロスする所だが、ヨットのセンスを感じる。上半身を中に入れてこれ以上のアンヒールをこらえているが、つらそうです。原因はお尻が出すぎていることです。解決法は、ハイキングストラップを短くしてお尻が出過ぎないようにする事です。もっと楽に順風以上で乗れます。

ストラップの長さは、好み・腹筋・下半身の筋肉の強さ・姿勢などで各人違います。
共通に言えることは、順風以上で楽にボートをコントロールできる長さがいいです。
年齢の低い・経験の浅い選手ほど、落水の恐怖があるので、短くしてお尻が出すぎないように注意しましょう。これを調節するだけで、すごく楽にボートに乗れるようになります。

西尾俊作選手。ハイキングストラップが長く、足を広げ、つま先を上げて海に落ちないようにしています。明らかに長いです。
一度短くしてみましょう。変だったら元へ戻せばいいだけなので気軽に変えてみましょう。

神谷喜由コーチのミーティング。
その内容に、webmasterはウーンなるほどと、うなっていました。

軽量選手の強風対策は、クローズでのあかくみがポイントです。

兵庫jrのブレイクのきっかけになる2日間でした。

恒例の花火見物。新西宮ヨットハーバーのクルーザー桟橋でスイカを食べながら・・・やはり水の上は涼しいです。ところが後半雨+雷で・・・寒すぎ。
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